愛犬ラッキー
昔々、大昔の台風の日の夕方お家に向かうヒーローがいました、もちろん風がビュービュー吹いて、雨がザーザー降って車線も見えません!その道の真ん中に小さな犬っころが座っている、ちょうどアイフルのコマーシャルみたいに目と目があって車を止めた!それから何秒か何分か解らないけど二人?(一人一犬)の間に時が止った!そしてテレパシーのように心に送ってきた「お願い、私を見捨てないで!」って、ヒーローは何気なく車のドアを開けた、すると当たり前かの様に助手席にポンと乗った、びしょ濡れな身体が震えている急いでお家に連れ帰りシャワーを浴びせシャンプーをしてドライヤーで乾かし温かいミルクを飲ませた!のむたびにお腹が膨れるのかわかる!よっぽど空腹だったんだね~、パンもあげるとガツガツ食べたそして笑顔で「有難う!」って言った気がした翌日嵐が過ぎて外は青空だ!子犬の飼主が心配してるといけないから似顔絵を画用紙に書いてコピーした、それを出会った場所の近くの電柱に50枚も貼り付けて連絡を待った!FMのハッピーアイランドにも放送させた本犬とも一緒に実家を探しに行こうと思いバイクに跨ったら子犬はシートの後ろにピョンと飛び乗って腰掛け前足でヒーローの背中を捕まえている、ず~と昔からそうしてた様に違和感が無い!カーブの時も一緒に身体を傾ける、であった所から1キロ四方を廻ってみたけど思い当たる所は無いらしいそれから一週間、一月と一年と過ぎ,一緒にいるのが当たり前な幸せが続くそして子犬は成長して一犬前のお年頃になった歩いて15分くらいの所に一軒家があってそこのメス犬が好きらしい、ヒーローと何時も一緒に過ごしていたのに朝日が昇ると、外に出して~って舐めまくるまだ6時だよ~、寝かしてくれ~って感じ!ドアを開けると同時に恋人の元へ一目散、帰ってくるのは夕方の日が続く一度あとをついて行って恋犬を見た、一緒に戯れて凄い幸せそうだった、この時「もう帰らないで良いかな?」って、ヒーローもいいよ!って言った!帰り道がとっても寂しかった、楽しかった思い出がいっぱい頭に浮かんだだけど、幸せにしてあげたいな~って思うとこれが一番なんだよな~それから帰って来る事は無かった風の噂でいっぱい子供が出来たと聞いた・・・・・よかったよかった!