へいちゃんのロサンゼルス留学日記。

今日は朝から郵便局に行ってきた。

アメリカの郵便局は並ぶ。かなり並ぶ。土曜の朝一なのに並ぶ。

で、お金を払う時に、２０ドル札を出していたら

「小さいお札ない？　５ドル札とか・・・」

って言われたので、無かったんだけど一応財布を見てみるふりして

「今は２０ドル札しかない」というと

「お釣りが足りなくなるからお釣りに使える札がほしいんだけどね」

みたいなことを言われた。

アメリカのお金のことを説明しておくと、＄１００、＄５０、＄２０、＄１０、＄５、＄１　と６種類のお札がある。でも、＄１００と＄５０なんてめったに見ないし（ラスベガスくらいかな）ATMでも＄２０でお金が出てくる。＄１００ドル使ったらレジで黄色い蛍光ペンで本物かどうかチェックされた上に透かしをめちゃチェックされる。＄２０でもチェックされる時もあるし。それに、頭から＄２０札（以上）は受け付けませんって店あるし。

で、郵便局で＄２０出すしかなくてね。

そしたらおばちゃん、あきらめずに「今日は切手とか要らない？」だって。

おつりに渡す１ドル札をセーブしようとしてる。

「今日は要らない」って答えると

「クリスマスだし」って引かない。

こんな駆け引きの間も後ろには長蛇の列が出来てるんだけどね。

「ミッキー好き？　ミッキーあるんだけど、クリスマスだから特別に」

「？」

「他にもクリスマス用のスペシャルな切手があるんだけど・・・ミッキー好き？」

（ミッキー？　あぁ、ディズニーね。やけにミッキー押すなぁ。）

なんだか商店街の服屋のオバちゃんがキャラクターＴシャツ売ってるみたいな感じ。

「いいよ、じゃぁ切手も買うよ」

「どれにする？　ミッキーがいい？」とミッキーをとりだした。

（あれ、ミッキー結構かわいいじゃん。）

ま、若干ミッキーだけじゃないところがやられた感もあるけど、どうせ使うものだしね。よしとしよう。

で、おばちゃん照れくさそうに一切笑顔を見せず「サンキュー」とボソッとつぶやいた。

そこはさぁ、さっきの「ミッキー」ばりに笑顔で元気よく積極的に言ってちょうだいよ。


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