カテゴリ:アメリカの生活
最近日本じゃシンドラー社のエレベーターの話題が多いのかな?
うちのエレベーターもかなり不安な感じなんだけど、どこにも製造元のマークとかないし、 ふあ~~~~~~ん。 私はアメリカに来てから、エレベーターを恐れるようになった。 と言っても毎日使ってるけどね。 なんで、エレベーター怖いかって言うと、 アメリカの建物って、 すごく テキトーに作られてる気がして、 すごく 張りぼてな気がしてしょうがない。 作業員見ても、「本当にこいつらに修理する能力あるのか?」って思うしね。 人生で一番怖いエレベーターに乗ったのも、 ここアメリカに来てから。 あのエレベーターは本当に落ちるんじゃないかと よく思った。 (今でもちゃんと動いてるのかな?) ちなみに、エレベーターのワイヤーが切れたら、 箱の中でジャンプすれば助かるんじゃないかって思ってた。 無理らしい。 そうだよね。普通に考えたら、無理だよね。 で、あの怖かったエレベーターのお話。 アレはまだ大学に編入する前の、短大時代。 私の家は学校から、車で約15分。 学校と私のアパートの、 ちょうど真ん中辺りに、彼氏が住んでいるアパートがあった。 私のアパートは2階建て(LAじゃ結構多い)で、 彼氏のアパートは(LAじゃ珍しく)6階建て。 もちろん、うちには無かったエレベーターが、 彼氏のアパートには付いていた。 ある日遊びに行くと、彼氏が汗をかきながらオートロックのドアを開けてくれた。 エレベーターが止まっているので、 6階から階段で降りてきたらしい。 「2週間前から止まりっぱなし」 このエレベーターは、時々止まるのだと言う。 で、ついに、動かなくなって2週間。 まぁ、誰かが苦情を言うだろうけど、 1ヶ月ほどしてやっと 「点検するので2週間動きません」 との張り紙が張られた。 それから点検されること無く すでに2週間が過ぎた。 彼氏は6階の住人。 まぁ、健康にはいいけど、 買い物に行った後の重い荷物をもって、6階に行くのはかなりしんどいよね。 かわいそうに・・・ で、私が遊びに行ったときも 同じく6階まで階段を使ったんだけど、 ある日、「別のエレベーターがあるからそれが使える」 というので、建物の反対側に行ってみると もう一つエレベーターがあった。 このエレベーターは、昔っぽい、手動でドアを閉めるもの。 ドアも、二重で、鉄格子みたいに隙間だらけで外が見えるやつ。 ぼろぼろで、かなり雰囲気怖かった。 子供だったら、ドアの隙間に手でも入れれば 吹っ飛んじゃいそうな、そんな鉄格子扉もかなり怖かった。 壊れた方も、臨時のエレベーターも ガクガク揺れるし、ギーギー音するし、 とにかく恐怖で、疲れてもいいから階段を使いたかった。 そんなこんなで、壊れたエレベーターもほったらかしにされて2週間ほどたったある日。 事件は起きた。 その日、学校で授業と授業の間に、2時間の空きがあった私は、 いつも図書館で勉強しているのに なんとなく家に帰りたくなった。 彼氏のアパートの前を通過する時、 アパートの前にパトカー1台と、 消防車1台と、 救急車1台を見かけた。 「あ~、誰か老人の住人が、心臓麻痺でもおこしたのかなぁ?」 なんて、通り過ぎた。 一時間後、また学校に行こうとそこを通ると 通行止め。 「は?」 アパートの前が通れない。 迂回して、何とか学校には行ったんだけど、 アパートの周りは 黄色いテープで、周りの道も含みかなりの広範囲で立ち入り禁止。 パトカーの数も増えてるし、SWAT(特殊部隊)までいる。 「え? 何何な~~~~にぃ????????????」 結局分からないまま、その夜彼氏に電話した。 彼氏「多分ガス漏れかなんかじゃない?」 私 「ガス漏れかぁ。だからあんなに広範囲で立ち入り禁止だったんだぁ」 彼氏「警察に(ガス臭くないか?)って聞かれた」 私 「へぇ、ガスの匂いした?」 彼氏「別に・・・・」 彼氏もいまいち分からないままでいた。 それから一週間後、本当の真相が分かった。 同じアパートに住む別の友達に 私 「前、アパート大変なことになってたねぇ」 と言うと 友達「うん、よかったよ、流れ弾に当たらなくて・・・・・」 私 「はっ? 流れ弾? ガス漏れじゃないの?」 友達「え? 誰がそういったの」 私 「警察が、ガス臭くないかとか言ってたらしいよ」 友達「それは、多分、催涙ガスの事だと思うよ。」 私 「催涙ガス?」 友達「6階に車椅子のおじいさんが住んでてね、 彼女が食事とか買い物してくれてたらしいんだけど、 エレベーターが壊れて、6階まで上がるのがしんどいって。 他の理由もあるかも知れないけど、 とにかく、別れちゃったんだって。 それで、おじいさん、エレベーターで下にも降りれないし、 警察に電話して、自殺するって。。。。。」 私 「で、銃持ってたって事?」 友達「うん、3発発砲したらしいよ」 私 「・・・・・・・・・・・」 彼氏はSWAT見たかったなんて、子供じみた事言ってたけど、 見なかったおかげで、撃たれなかったかもよぉ。。。。。 こんな事件のあと、「ヤバイ」と思ったのか、 3ヶ月程たって、やっともとのエレベーターは修理されましたとさ・・・・ と、こんなエレベーターの思い出のある私たち。 やっぱり、毎日使ってるけど、今でも怖いなぁ・・・・ (いろんな意味で・・・・) ぽっちり、↓クリックお願いします。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 10, 2006 07:46:24 AM
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