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高橋信次先生に学ぶ

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2024.08.27
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カテゴリ:正法No.46

男の役割と女の役割(17)-6

脳の発達は三つの時期に分けられる。

第一の時期、生まれてから3才まで、 この3才までの間に基本的な生活習慣、
それは即ちしつけと、人間の基本的な情操である 「ありがたい」という感謝。

目に見えないが存在するものがあり、その目に見えない偉大なるもの(神・仏)を
尊ぶという宗教的情操を教えることである。

この時期は、親並に周囲の人達がすること、いうことを模倣して学ぶ時期であるから、
親や周囲の人達が正しい言葉を使い、正しい生活行動を見せなければいけないのである。

こういう時期に親が悪い言葉を使い、悪い生活行動をしていて、子供がそれを模倣して、
親から教えられた通りに育ったのに、大きくなってからいけないと言われたのでは、
なぜいけないかもわからない。

いわれたからといって急に直しようはないし、親が変っていないのであれば子供は、
「自分達はやっていないくせに、なんで子供にだけそういうのか」と反抗することに
なるのである。

第二の時期、3才から10~11才頃まで 3才までは模倣によって発達するが、
3才を過ぎると、3才頃までに模倣して学んだことを土台にして創造的活動を
始めるよ うになる。

おもちゃをこわしたり、いろいろな物に触ってこわしたりするのは、 創造的意欲の
発動であるから、みだりに「ああしちゃいけない、こうしちゃいけない」 という
ことは、子供の創造活動の芽をつむ ことになるからいけない。

こういう時は、おもちゃも積み木とか組立ブロックとか、何かつくるものを与えて、
その楽器なども与えてその創造活動を正しい方向に誘導することである。

禁止ばかりしていると創造意欲が出口をふさがれて不満が内向するので、そ れが
やがて、なんでもかんでもこわすという 破壊の方向に出口を見つけることになる。

7~8才までに大人の頭脳の重さの90%までに発育するから、小学校一年生を
満6才、数え年で7才と決めたのは、頭脳の発達に即応しているのである。

即ち、人間の頭脳は7~8才までに既に発達を完成してしまうのであるから、
カマラが8才まで狼としての教育をうけ、カマラの頭脳はもうそのようになって
しまった。

それ以外の頭脳の働きはできないようになってしまっていたのであるから、
捕えられてからどんなに人間として教育し、 しつけられても、人間になることは
できなかったのである。

自分の子供を神の子として尊敬して教育すれば神の子になってくれるし、
動物として育てれば動物にもなれるし、どのような子供にするかは親の責任である。

そうして10才頃までに「やる気」「向 上心」「向上の意欲」を持たせると、
そのやる気は終生つづくことになる。



記事は、正法1982年6月号第46号より抜粋 
(一部言い回しを変えています)


~続く~




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Last updated  2024.08.27 09:36:51
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