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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:こどものこと
この土日、サツキが4月からお世話になる里親さんのお宅に家族でご挨拶に伺って来た。
電車を乗り継ぎ、新幹線も利用し4時間ちょっと。 やっぱり遠いなぁ…。 東京ではすっかり見ることのなくなった雪がたくさんで、子ども達は大喜び。 (それでも例年の半分以下だというが) 2日間とも、ヒマを見つけるとすぐに外で雪遊びをしていた。 里親さんちの高校生のお兄ちゃんがとても優しい子で、寒い中ずっと娘たちと遊んでくれた。 5歳のメイまでが「帰りたくない」と言い出す始末だ。 サツキはわかるけど、わがままで甘ったれなメイまで、4年後には山村留学すると言い出すのかな。 サツキは傍目には淡々としていて、緊張している風でもなかった。 まったく、いったい何を考えているんだか。 挨拶やら転校やら引っ越しやら、こっちは『山村留学親の会』みたいなのにも 参加するハメになって、そういうの苦手なのに…ふぅ。 里親さんはまだ若いご夫婦(30代)と旦那さんのお母さんで、実直で優しそうな方達だった。 昔の隣組のような、地元住民の共同意識が強い土地柄で、子どもの数が少ない事もあるが どこのお宅のお父さんも一度はPTA会長の経験があるようだ。 サツキもきっとすぐに地元の方たちに覚えてもらって、声をかけてもらえるようになるだろう。 学校で山村留学協力会の会長さん、校長先生、教頭先生、里親会の代表の方、里親さん、 そして私たち夫婦が揃って契約を交わし、学校見学もさせて頂いた。 まわりの環境は(まだ雪だらけでよくわからないが)田んぼや自然だけ!という感じで、 子どもにとっては申し分ないと思う。 里親さんのお宅ではたくさんの料理でもてなして下さって、調子に乗ってお酒まで飲んで いろいろと話したが、正直私は、サツキが本当にここに一人でやってくるのかと思うと 実感が湧かず、落ち着かない気分だった。 里親さんたちは良い人そうだし、想像力を働かせて遊ぶにはもってこいの場所だし、 きっとサツキにとってここで過ごす一年はいい経験になるだろうけど、 それでも私は不安。 というか、不安だらけだった。 契約内容に「万が一の事があっても、里親と協力会には一切責任を問わない」というのがあった。 もちろん、そんなことのないように充分注意してくれるとは思うが、 それでも万が一のことはいつ起きるかわからない。 それは私のところで生活していても同じだけど…。 もしもそんなことがあったらって、どうしても考えてしまう。 通学路になる道を歩きながら、もしここでサツキが交通事故に合ってしまったら… 人通りも少ないし、急に知らない車に連れ込まれてしまったら… 後悔してもしきれない。そんなことばかり考えてしまう。 不安の中身を突き詰めて考えてみれば、結局はそこなんだと思う。 夫も、そしてどの親でもそれは当たり前に思うことだ。 まぁ考えても仕方のないことで、日頃から言い聞かせるしかないよね。 こればっかりは。 子どもを産んでしまった以上、失うことへの不安は一生付きまとう。 人間関係や思い通りに行かない事では、考えてみればどんどん悩んでくれて結構だし、 一人の部屋で寝る淋しさもいいと思う。 心配は心配だけど、そういうサツキの辛さがそばで見れない事は、 私にとってもサツキにとっても、きっとラッキーだ。 私はすぐに同調してあれこれ干渉してしまうから! そばにいると余計な不安にかられて、ついつい口出ししてしまうダメな母親。 こうなったらベッタリ密着母娘は一旦解消して、 サツキはサツキを、私は私を頑張る一年にしよう。 身を引き裂かれるような思いは幻だ。 私たちは最初から別なんだから。 と、心を無視して書いておくとする(笑) 今日、学校で三学期に習った漢字のまとめテストがあると言って、 サツキは夕食前後に復習していた。 私も付き合って問題を出したりしてたんだけど、 何十個もの漢字をスラスラ書いて行く姿を見ていて、ちょっと感動してしまった。 ちょっと前まで私のおっぱいにしがみついて、私がいなければ何にもできなかったくせに!(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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