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カテゴリ:こどものこと
先ほどの話。
子ども達を布団に入れた直後、 サツキの友だち、ミドリちゃんのママ・ルウコさんが「ピンポーン」とうちにやってきた。 (同じマンションの2軒隣) ルウコさんは私の数少ないママ友で、普段から親子共々仲良くさせてもらっている人だ。 ざっくばらんだが決しておおざっぱではなく、交友関係も驚くほど多くて なんとなくまわりから一目置かれている人だと思う。 ママ付き合いの苦手な私にとっては、唯一の情報源にもなってくれている人だ。 ミドリちゃんとサツキは毎日お互いの家に入り浸っているが、 決してベッタリしているわけでもなく、気の置けない幼なじみ、といった感じだ。 私は女の子特有の媚びたところのないミドリちゃんをすごく気に入っていて、 ミドリちゃんもサツキがいなくても私と遊びに来るくらいだ。 そんで、ルウコさんが夜遅くにうちに来て、 「ちょっとサツキと話させてもらっていい~?それからヒバちゃんに話すね」 と言って、今日サツキとミドリちゃんが他数人と一緒に遊んでいたA君について聞いてきた。 ルウコさん「今日さ、サツキ遊んでる時、A君のお腹蹴った?」 サツキ 「…うん」 ルウコさん「そっか。どういう時に蹴っちゃったかな? A君が家に帰った後、ミドリやサツキに叩かれたり蹴られて、 お腹が痛いって言ってるんだって。」 どうやらそれを聞いたA君のママが、あまりにA君が訴えるので、 知り合いだったルウコさんに直接電話してきたらしい。 サツキに蹴られたみぞおちが一番痛かった!今も痛い!と母親に訴えたA君。 サツキが空手をやっている子だというのも気になるらしい。 (実際は1年前に、あまりに弱っちくてやめてるけど…) ルウコさんには 「わかった。ちょっとサツキと話をして、それからA君のところに連絡させてもらうね」と言い、 後でサツキにじっくり話を聞いてみた。 すると、そうなったのにはもちろん、些細な事ながらサツキなりの理由があり、 どっちに非があるかというと…そんなん知るか!って感じ(笑) なんて言うか…コミュニケーション不足?(^_^;) A君は自分に都合の悪い話は一切母親にしていなかったようだ。 最初に自分がサツキを引っ張って転ばせた事や、 自分も叩いたり蹴り返したことも。 おまけにその後も普通に遊んでいたことも。 A君も笑っていたので、サツキもミドリちゃんも深くは考えていなかったようだ。 もー本当にバカバカしいのだが、サツキが蹴ったのは事実だし、 それが痛いと言われれば、そりゃぁサツキが悪い。 あちらの親に出てこられては「子どものケンカなんて放っておけ!」とも言えず。 子ども同士で直接話をさせたいと思ったが、 わざわざこちらから出向いて行くのも大げさになるし、 向こうの親御さんもそこまで望んでいないとのこと。 (それじゃどうしたかったんだろう?) サツキはどうしたいか聞いてみると、「蹴っちゃった事をあやまりたい」と言っているので、 明日学校に行ったら自分でA君にあやまることを約束した。 そして、とりあえず私はA君ママに電話。 サツキがA君を蹴っちゃった事をあやまり、家でもきちんと話し合います、言った上で、 子どもの言い分には食い違いがあることも伝えた。 向こうもなんとなくわかっていたようで、たぶん理解してもらえたと思う。 今回はあちらが男の子ということで、ジェンダーが有利になったかな(笑) まぁ、そうやって親に訴える子は大抵、自分に都合の悪い事は言わないもんだ。 親に自分の悔しい気持ちを理解して欲しいが為に、大げさになったりウソもついたりする。 それを100%信じちゃうか、それとも子どもの気持ちをちゃんと見抜いてあげられるかって、 すごく難しいと思う。 私もあんまり自信がないけど、子どものことを考えたらやっぱり冷静になるしかない。 子どものケンカ、泣いたもん勝ちにならないようにしないと。 それぞれにそれぞれの理由がある。 どちらかが100%悪いなんて、めったにあり得ない。 それにしても、娘の男の子に対する暴力で頭を悩ます日が来るとは。 夫と思わず笑ってしまった。 聞けば夫もサツキと同じ年頃に、生意気な女の子を口で言い負かして泣かせた事があったとか。 あんまりその子が泣くもんで親が動いて、結局首根っこつかまれて謝りに行かされたそうだ。 血は争えない、ってやつか?!( ̄Д ̄;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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