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彼が出て行きました。
出て行ったというより、家に帰ってこれなくなったと言った方が正しいかもしれません。 もともと色々な障害の多かった私たちです。 帰る事のできない彼も、ここに居る事しかできない私もきっとどちらもすごく苦しいんだと思います。 少しでも早く、ちょっとでも進みたくて、手を引いて来た私は、いつからか、振り返る事をワスレて 前しか見ていなくて、握っていたはずの手は、そこにありませんでした。 私は一人しかいないはずなのに、たくさんの私がここに居て、 苦しくて、苦しくて、息苦しくて。 今は、一人で頑張りたいという彼の言葉も、時によって、日によって、受け止める私の気持ちは 全く違った物に、なり、 頑張ろうと思ったり、何も考えられなかったり、します。 くやしかったり、たくさん泣いてみたり、します。 本当の意味で縋っていたのは、私で。 本当の意味で甘えていたのは、私で。 そんな事にも気がつけないでいた自分が悔しくて。 悔しくてたまりません。 何とかしたいのに、どうにもできなくて どこに行っていいのかわからないで。 本当に、私がどうしたいのか、 自分でわかるようになるまで わかる時が来る迄 さよならします。 自分で思っていることの一つに、 どうにかなる。どうにかしていく。 いつもそう思っているから、 大丈夫です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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