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カテゴリ:books
ご無沙汰してます。
超久々の更新です。 なんだかバタバタバタバタ・・・な毎日です。 忙しい毎日ですが、活字中毒は相変わらず。 この本は私のベスト5に入る名作です。 1年に1回くらい読み返してます。 つい最近、また読み返しました。 辻 仁成『サヨナライツカ』 サヨナライツカ 極上の恋愛小説だと思います。 もう苦しい恋なんていうものには、程遠い生活をしている私ですが(遠い目)、 この本を読むと、恋する気持ちを思い出します。 海外赴任中に、まさに燃えるような恋をする好青年と沓子。 情熱的な沓子。 そして日本には沓子とは正反対の大和撫子の婚約者。 結婚式が近づくにつれて、二人にはひずみが生まれ、 そのひずみがさらに二人を燃え上がらせ、追い詰める。 そして二人は別離を選択する。 それから長い月日が・・・ 後半は涙無しでは読めません。 情熱的な沓子。結局はただのダメ男なんだけど魅力的な好青年。 そして静かに彼を愛する奥様。 色々な愛の形があふれています。 毎回読む度に「参りました。辻仁成!!」です。 奥様の中山美穂さんで映画化が決定したようですね。 サヨナライツカ・・・ この題名がどういう意味かは読んでからのお楽しみです。 沓子は作中で、 「人間は死ぬとき、愛されたことを思いだすヒトと愛したことを 思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」 と言っていますが、私は読む度に自分の答えが違うんだよな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月18日 23時13分07秒
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