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カテゴリ:〔指導される方のために〕
高校や大学の合唱団に所属されている方で専属の指導者がいない場合、
毎年指揮者やパートリーダーを互選することになります。一般の合唱団 でも相互に指導しあうことがあります。 昨日まで教えてもらっていた人が今日から指導者になるわけですから、 任命されると大変。苦悩の日々が始まります。 今回は新たに指導される立場になった方に向けての話題です。 リーダーになった方の多くがまず悩むのは「指揮ができない!」というこ と。 テレビでは有名な指揮者が華麗に棒を振ってますが、あんなことそう簡単 にできるわけがありません。 でも、実はあまり心配する必要はありません。 団員の前に立つだけで頭が真っ白になったり、楽譜にかじりつかないと教 えられない方もいらっしゃると思いますが、まずは適当に?音楽を進めな がら団員の様子を観察してみてください。 で、この質問に答えてください。 「何人の方があなたを見ていますか?」 ・・・意外や意外、新しい曲の練習を始めたばかりの頃はほとんど誰もあ なたを見ていないことに気づかれると思います。 そう、みんな楽譜を追うのに必死でとても指揮者なんか見ている余裕はな いんですね(笑)。 ですから、逆に言うとあなたもきれいに指揮する必要はないわけなんです。 最初の頃は譜面台でも机でもどこでもいいからまずどこかを叩いてテンポ を示すこと、つまり人間メトロノームができたらそれだけでいいのです。 そうしながら徐々に「ここはどう振ったらいいか」を考え、団員があなた を見てくれるようになった頃に指揮もできるようになったらいいと思って ください。 まずはきちんと「叩ける」ことができたらそれでOK。 「どうして自分を見ないんだ!」と腹立たしく思えるようになってきたら あなたはもう立派な指導者です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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