2006年4月22日(土)・23日(日)に代々木公園で行われた
地球のことを考えるイベント「アースデイ東京2006」。
最近ちょっと心が”すさみ気味”(笑)だった私は
「何かをやった」気分になりたくて、偶然見つけたwebサイト上で
ボランティアスタッフに登録し、人生初のボランティアをやって
きたのだった!
しかし実際に何を成し遂げたのかというと、実は大したことは
何もしていない。
それというのも、何年も前から毎年運営をやっている幹部スタッフの
方たちが何人もいて、私を含むその他大勢のボランティアスタッフ達は
ただひたすら、彼らの指示に従って動いていたからであった。
やった仕事の中で実に思い出に残ったのは、カンパ隊。
カンパ隊は、首から箱をぶら下げて
「運営費のカンパをお願いしま~す」
と言って会場内を練り歩くのだが、なかなかカンパをしてくれる人など
いない。
ただ声を出しながら3人程で歩き回るが、だんだんかなしい気分に
なってくる。時間が過ぎるのが、途方もなく遅く感じた2時間だった。
これならむしろ「一箇所に立ち止まって、大道芸や何かの芸をしながら
トークで人を集めてカンパをお願いした方がよほどいいのでは?」と
チームメイトに提案してみた。
(こういうとき、人生やはり手に職だ、と思った)
しかし結局、幹部スタッフの方たちが目指す「アースデイ」の主旨から
外れると悪いのでは、という意見が出て、数々浮かんだ冒険的なアイディアは
ついに実行できずに終わった。
そんな訳で、私がその日した、地球への最も直接的な貢献といえば、
最後のごみ拾いくらいであろう。
私が今回学んだこと、それは
「何か明確な『やりたいこと』がある場合には、大勢のボランティア
として参加するよりも、むしろ個人で出店・活動した方が良い」
ということであったが、それでも何かを感じる『きっかけ』となってくれたこの
ボランティア経験を、この先何らかの形で人生に生かしたいと思う。