あっ、この本、おもしろそ~。
裏を見る。1800円。怖気づく私。
うーん、買っても、一回読んだら終わりかも知れないし…
と思いつつ立ち読みする。
しかし、立ったままパラパラ読んだってあんまり集中
できないし、腰が痛くなってくる。
本屋をぐるぐる回っては、またそこに戻ってきて
何度もめくってみたりする。
(買いなさいよ、って感じだが…)
私は本屋さんが大好きだ。本当に好き。
しかし哀しいかな、さしてお金持ちでもない家に育った習性で、何事にも
「どうせなら、もっとお金をかけない方法がないか?」
と考えてしまうのである…
■自己投資、おいくらですか
そんな訳で、図書館も大好きな私。
無料で本が読める、図書館というシステムを考えた人には
感謝してもしきれない。
しかし、日々感じていることがあるのだ。
本屋さんは、本の「生き生き度」が、全然違うのだ!
本屋さんの新書のコーナーっていうのは、勢いがものすごい。
本のオーラや、それを書いた人のオーラが、ばんばん
出ているのだ。
今その瞬間の、社会の動きや人々の関心事が
溢れ出すようにそこから感じられる。
そういう時に、お金のことなど考えている私は、コモノである。
どうも私には、昔から「失敗したくない」と、リスクを恐れる
傾向があるらしい。
心を揺さぶる何かに出会ったとき、ともかくすぐにやってみると
新鮮な感動と、すぐに実現できたことへの満足感が味わえる。
例えそれが期待通りではなかったとしても、得られるものは
きっとある。それがまた、次の行動につながっていく。
そこで行動に移さないと、その時の期待はやがて薄れ、
しかも完全には消えずに、亡霊のように付きまとうことになる(笑)
何か他のことに取り組んでみても
「やっぱり、私のやりたかったのは、あっちだったのかもー。うじうじ」
と、いつまでも心に残り、それ以降の選択に何となく
「これなんだ!」という覚悟が持てなくなってしまう。
(これは、私だけなのかも?)
本屋さんの話から随分発展してしまったが、何か感動を得たかったら
リスクを恐れない思い切りも、時には必要なのだと思う。