最近、こんなことを思う。
私は、「過剰」に問題意識を持ちすぎてしまう人間らしい。
ことあるごとに
「これでいいのだろうか」
「このままではいけないんじゃ」
と考えてしまう。
確かにそれが成長につながることもあるのだろうが
その問題意識がどんどん膨らんで、物事に本腰を入れる前に
「方向転換」を決断してしまうことが多々あるのである。
結果、何をやっても「これじゃなかった」と感じ
自分の「やりたいこと探し」に彷徨う人生となる…
私に足りないもの、それは、「覚悟」なのではないか、と。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
そんな訳で、今日はある本を読み、ずいぶんと自分を
「叩いて」もらった(^^;)
「『やりたいこと』がわからない人たちへ
~人生にとって『仕事』とは何か?」 (鷲田小彌太 著)
要約が難しいが、おそらくこういうことらしい。
■自分のやりたいことを「あれかも、これかも、やっぱり違った」
とフラフラ追いかけていると、何も見つからない。
本気でエネルギーを注ぎ、長年やり遂げなければ、それが
面白いかなんて、わからないのだ。
■どんなに切望した夢でさえ、実現すれば
「こんなはずでは」と思う場面に遭遇するものだ。
それを超えて10年、20年やり続けたときに、初めて
面白さがわかるのだ。
私は、あれやこれやといろいろなことをやるので
人にはよく「多趣味」とか「行動的」などと言われる。
しかし実際、「これだけは」と言える何かが、ない。
もしかしてそれは、道を「ひとつ」に決めて、そこで壁にぶつかって
「これじゃなかった」と思うのを、ただ恐がっていたからでは
ないんだろうか。
例え壁にぶつかっても、もう自分はここでやっていくんだ、
超えるんだという「覚悟」がなかったばかりに…
やりたいことが、たくさんあるのはいいことだ。
若いうちなら、いつまでも決めずに悩むのも、いい。
しかし、「私」の人生においては、もうそろそろ
決める時期にきたのかも知れない、と、最近思う。
近々、「覚悟」を決めて、決心しようかと思っている。
もしかして、それが「本番の人生」の、始まりなんだろうか…