今は5月末。Aさんはサラリーマンです。
手取りは20万にも満たない、平社員だとします(^^;)
そしてAさんは、どうにもならない事情があり、
8月いっぱいで会社を辞めたいと思っています。
しかし、Aさんには夢があるのです。
その夢を実現させるのは、来年の4月と決めています。
そしてその為には、お金が必要なのです。
もし8月で退職して、給料が入ってこなくなってしまったら
その夢の実現の為に、200万円が不足になってしまうのです。
お金は稼がなきゃならない。でも、あと半年もここにいるのは
精神的にちょっときつい。
さぁ、こんな時、どうするか?
これを実現できれば、いいということになりますが…
「8月末で退職し、且つ9月からの半年間で200万円貯める」
オイオイ、そんなオイシイ話が。お金が入る手段は、会社からの
給料しかないじゃないか。あと半年我慢するしかないんだよっ。
…と思ったAさん、完璧にサラリーマン思考に
ハマってしまっているかも知れません(^^ゞ
じゃあ、目の前に神様が現れて、こう言ったらどうでしょう。
「…できるよ~ん。」
エッ!?
「ワシは未来を知ってるもんね。おまえさん、実現しとったぞい?
まぁどうやってできたかは、教えてあげないけどねっ。」
そういって、煙のように消えてしまった神様。
そ、そんなぁ~…
でも、できてたのか、未来の俺…
う~ん、まぁ、成功するってわかってるんだから、やってみるか…
200万円を半年だから、1ヶ月だいたい33万か。
9月から毎月コンスタントに33万の収入がなきゃいけないんだから、
この6、7、8月の3ヶ月間で、そこまで持っていかなきゃならない。
さて、一体どうやろうか…??
■まず、結果を先に決めてから、その方法を考える
このように、できないと思い込んでいたときには
「できない」理由を探し、そこで思考がストップしていましたが、
始めに「実現する。」と決めてしまい、「さぁ、その為にはどうやろうか」
と考えると、今度は「できる」理由を探すようになります。
だって、できると決まっているんですからね。
あとは、その方法を探して実行するだけなのです。
私は今日、上記のようなシチュエーションを仮定して
これをやってみましたが、これが面白いのです。
出てくる出てくる!半年でゼロから200万円を作り出すアイディアが…
(こうなってくると、200万というのも、やや遠慮がちなのかも。)
切羽詰まった理由であるほど、頭脳がフル回転します。
自分だけの為と言わず、仮に愛する家族の生活がかかっているとしたら?
こんな時、普段常識に捉われている自分の頭脳が
どれだけ柔軟なアイディアを生み出すか!
面白いので、試しにやってみてください。
ちなみに、私が考えたのは、こんな感じでした。
●一念発起してトップクラスのアフィリエイターを目指し、
9月までに広告収入、月30万を実現する
●大金持ちの家へ行って、どんな仕事でもしますので1ヶ月30万円相当の
仕事をくださいとお願いする
●何かを売る。
→毎月30万円の収入を得るためには…
毎月、30万円のものを、1人に売る。(これは無理そうだ)
15万円のものなら、2人
5万円 6人
1万円 30人(この辺から、徐々にいけそうだ)
と、文字通り因数分解していって、
「2000円くらいの商品なら、何とか作れそうかも。」
30万円の為には毎月150人に売らなければならないから…
ヨシ、自分の得意な英語で提供できる商品はないか、
はたまた、絵が少し描けるから、イラスト集を作ってweb上で
公開し、そのうち有料版も作ったり…などと
何だか自分にできる起業のアイディアを考えているようで、
心底わくわくしてきました。
これをやってると、「自営業の人って、すごい」と実感せざるを得ません。
商売を始め、それを誰かにコンスタントに買って頂くということは、
すごいことだと。
商人。「あきんど」だ!!
会社員をやっていたら、絶対に使わない脳の領域を
がんがん刺激しているようで、かなりスリリングでした(笑)
さて、始めの設定は
「会社は辞めたい、でもお金が必要だから我慢しなきゃ…」
と、悶々としていた会社員のAさんだったはずなのに、こんな風に考えていると
何だか、いくらでも方法はある気がしてきます。
何かを実現させる方法は、必ずしも一つではない。
それは、自分の頭脳、そして心にかかっているのだと…
「我々は、世界一優秀なスーパーコンピューターを持っている。
それは、あなたの頭の中にある。」
誰の言葉だったか忘れましたが、よく言ったものです。
この優秀なコンピューターを、自分を引き止める為ではなく
無限の可能性を実現させる方向に使いたいものだと思いました。