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坂月の「日々成長」日記

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安らぎのクレヨン画 安らぎのクレヨン画家さん
あたたかくやさしい… ぽめママ8さん
2006年07月14日
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先日書いた、スターバックスのコーヒーセミナーに
行ってきた!
フェアトレードのワークショップにも、行ってきた!
とても勉強になった!とっても書きたい!


けれど、とりあえず今日は、もっと書きたいことがある。
ちょっと、自分の中でどうにもならないのだ。
よくわからない。だから、文章にしてみる。

「甘ちゃん」と言われるのを覚悟で、いきます。('-';)
もしよかったら、読んだ方の考えなど、お聞かせください。


■企業は大きくなって、一体どこへ行くんだろう


前にもお話したとおり、私は物流業界で働いている。


現在のモノの流れの推移は、大まかにいうと
輸入が伸びず、輸出が増えているようだ。
輸入は、北アメリカの天候不良などで、生鮮貨物が減っているから。
そして輸出は、液晶テレビやデジタルカメラ、自動車が伸びている
からだそうである。

ほら、そういえば今、CMたくさんやっているでしょう。
薄くてきれいな液晶テレビ
あれが、海外にもどんどん進出しているのである。


* * *

今日、会社で手にした、業界誌
ある大手物流業者の売り上げが好調だと、特集されていた。
インタビューを受けたそこの社長が、こう言っていた。


「売り上げが伸びたのは、今さかんな自動車産業
事業を拡大したから。
海外工場では、自動車関連はこれからどんどん伸びる。
急成長中のアジアのマーケットを視野に入れつつ、
これからはロシアや東欧にも進出し、さらに事業を拡大していきたい」


これを読んで、私は考えてしまった。
この会社の目的は、世の中への貢献なのか?
それとも、自分の会社を大きくすることなのか?...と。

...こんなことを考える私は、経営者には最も向いていない
人間なんだろう。


■会社の目的ってなんだろうか

会社っていうところは、何で毎年、売上目標を
大きくしなきゃいけないんだろうか。

世界を流通する物量なんて、必要であれば増えるし、
そうでなければ減る。
飛行機は人を運ぶだけでなく、食料を運んだり、モノを運んだり
インドネシアで地震があれば、救援物資を運んだりする。
こういうとき、空輸は何よりもその「速さ」という利点を生かせる。


「物流」というのは、何かを運ぶ必要があるから、発展する。
しかし、「発展するため」に、運ぶ何かを探し出すというのは、
どうも私には本末転倒に思えてしまうのである。


会社の目的とは、世の中への貢献ではないのか?
毎年売り上げを上げて、事業を拡大すること「そのもの」
目的となってしまっては、おかしいのではないだろうか...と。


会社なんだから、「利益」を出さなくてはいけない。
会社には、たくさんの社員がいる。彼らにお給料
払わなくてはならない。
それはそうだ。
しかしそれで事業に成功する。お金が増える。
すると今度は、新たな事業へ拡大するべく、また大量に人材を採る。


いったい、会社はどこまで大きくなればいいんだろうか。


*  *  *  *  *  *  *  *  * 

かの松下幸之助氏は、

「家電を大量に安く生産し、世の生活に広く普及することが、
この国を豊かにし、人々に貢献することになる」

という信念でやってきて、ついに結果的には、会社は
あれほどの大企業にまで発展することになった。


先日TV特集を見て、素晴らしいな、と思った。
企業の本来の目的とは、「貢献」なんだ、と。
そして、業績もお金も、全部後からついてくるんだ...と。


もちろん現代では、大量生産が必ずしも人々を豊かにするとは
言えなくなったけれど。
当時は、それが確かに「貢献」だったのだから。

松下氏は、「会社を大きくしよう。事業を拡大しよう」といって
やってきたのではないのだ。
「人々の生活を豊かにしよう」と思って、やってきたのだから。


では今の時代では、何が本当の「貢献」と言えるんだろうか。

毎年毎年、自動車や液晶テレビがどんどん生産されて、
世界に次々と輸出されて儲かっていくことなんだろうか。
それは本当に、輸入する国の人々のため?
それとも、自分の会社の利益と事業拡大のため?


*  *  *  *  *  *  *  *  *

こんなことを書いている私は、「ものは、必要なだけ、あればいい」
と考える人間なのだ。


なぁんだ、そっか。

そもそも私が、「物流業界」に、まったく向いていない人間なだけ
なのである。
上のように書いたけれど、実際、自動車機械がもっともっと
必要な人だって、世界にはいるのだ。


せめて次に仕事を探すときには、自分の人間性が求めるものと
企業の目指すものが、一致している、もしくは同じ方向を向いている
場所を探すことにしよう。

仕事は仕事。
だけれど、もしそれが「私」という人間の見る方向と
同じ方向を見つめているものだとしたら、何というしあわせだろうか。

まぁ、世の中の会社員に、そんな人のほうが少ないのかも
知れないけれど...






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最終更新日  2006年07月14日 23時39分10秒
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