電車の端っこの席が、好きだ。
毎朝、通勤の乗り換え駅で、"折り返し始発電車"を
整列乗車の先頭を陣取って並んでいるのである(笑)
自分の好きな空間を、乗り換え駅からの50分もの間、確保するのは、
朝食のメニューより私には大切なことである。
私は、"空間"というものが、かなり好きみたいだ。
お店や、カフェや、本屋や建物...
あ、居心地がいい、とか、ここ、何か落ち着くなぁ...って思ったときに
何でだろう、この配置かな、照明かな...と、意識もしないくらい知らずに考えている。
電車の端っこの席。
右が壁だと、いいんだよね。
電車では、読書したり、手帳やノートに思いついたことや将来のイメージを書くので
右に壁があると、となりの人の視線が入らない空間が作れるのです。
イメージできるかな?
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光の入る、一面ガラス張りの、大好きな大きな図書館がある。
座る位置を選ぶのも、また大好きである。
解放感と、個室感の、絶妙なバランスを生み出すのは、いったい何か...
周りの本棚の配置だったり
机の角度、背面の壁の有無、ガラス越しの光の風景、
そのすべてが、そこの空間に流れる、"空気"を作り出すのだなぁ。
選んだ本を、個室みたいな空間で、ゆっくり読もう!と思うのも
向かい合った本棚で作られた、回廊みたいな空間を歩くのも。
人のこころに、何か響く、作用をもたらす場、というのは
そういう小さな、確かな構造や、配置、建築、光の入り方、
インテリアの要素が構成していたりするのだ。
ん~、そのうちこのテーマで、本を書いてみたいものだなぁ(笑)
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自分の「理想の部屋」をイメージし、そこでの生活とレイアウトを
想像して遊んだりすることは、ありますか?
私は、よくあります(^^
私の頭の中には、すでに実在するかのような
鮮明なイメージのひとつの部屋がすでにある。
休日にそこで目覚めたときの光の差し方や
空気感、招いた人の背中や目線まで想像しては
豊かな仮想休日を過ごしている(笑)
小さなバルコニーから外へ垂れるつた植物や、
シンプルな深い茶色の木のテーブルの上に一輪挿された赤い花まで
確かなイメージがそこにはある。
現在の状況から、どうやってそれを実現させようか、
なんて野暮なことは、考えなくていいのです。
いきなり、そこに未来はある。
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さて、こんな私の想像力ですが
このイメージ化の力は意外と、思いを現実に引き寄せるのに
知らずに役立っていたりするのかも。
そういえば、私は昔から、やりたいことをノートに書きだす習慣もある。
実にいろんなことを書いた。
書くだけだと、そのまんまなのだが
左側に、四角のチェック欄をつけた途端、なぜが全部実現しだした。
面白いから、おためしあれ。
前の会社にいたとき、田舎を走る明るい通勤電車の中で
(今でも車窓の景色や車内の光の感じを覚えている)
あてもないのにこんなことを書いた。
「音楽をやれる仲間と場所を作る」
しかし、その後、さして自分からは、何にも行動しなかった。
なのにそのすぐ後から、実にいろんな出会いと偶然が重なり
それから約2年、今では、素敵なバンド仲間と、定期的に集まって
音楽ができる環境に、いつの間にか自分がいる。
いつの間にやってきたんだろうか...
ただ楽しく思い描いただけで、
どうやって実現しようか、なんて考えなかったのに。
とにかく、今の環境に、感謝し
続けられる限り、大切にしたいと思っている。