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カテゴリ:近況
"何もなかったと思える日でも、人は何かしらの行動をしている" 最近気づいたことなのだが 人生とは、「考えたこと」ではなく「行動」が作っている。 ライフログノートというのを始めてみた。 この本を参考にしている。 その結果「今日、その日」に何が起き、何をやっていたのか どんなことに心動いたのかがわかるようになった。 当たり前のようだが、私にはすごいことだった。 書くのが大好きな私は、ノートや手帳を持ち歩いては 何かを書き続けてきた。 しかし過去のノートには 「考えたこと」 「現状の課題と、それについて思うこと」 ばかり書いてあり 「その日の行動」「その日がどんな日だったのか」はほとんど書いていない。 これが、長年手帳やノートをつけ続けてきても 人生が変わらない理由なのではないかと思った。 自分ではいろいろ考えてきたつもりなのだが 結局、外から見たら、何もやってないのと同じということだ。 他人の目に見えるのも 人生という旅の記録に残るのも、実は「行動」だけ。 それに内省的な文章ばかりが並んだノートは そのときの悩みばかりつらつらと思い返され、息苦しくなって 「過去の自分から学ぶ」どころではない。捨てたくなる。 何のためのノートなんだ!(笑) だから本のこの部分には心から共感した。 "内省的なことはなるべく書かない。その日の行動や出来事など 事実だけを時系列に記録していく" やってみたら 私の「その日」という歴史が、浮かび上がってきた。 今まで、ただ考えているうちにいくつも通り過ぎた「今日」が。 スケジュール欄に予定のない、"何でもない日"でさえも 人は何かしらは、している。 著者の提唱するライフログで楽しいのは 文章だけでなく「貼る」こと。 例えば電車の切符やレシート、食べたものの写真など もし紙類があったら、とりあえず貼っておけば 何も書かなくても、それが記録になる。 切り貼りが大好きな私には、ぴったりだった。 一週間続けてから、振り返りをしてみた。 振り返りは大事だと思う。 未来につなげなければ、これもただの記録に終わってしまうので。 今までは、ただ悩んで考えていただけで 「どうしよう、こうしよう」とノートに書いていたので 読み返しても何もわからなかった。 でもライフログをやってみたら、違った。 一週間の私の「事実」を読み 実際に何をしたのか、しなかったのか。 これをしたらわくわくしたな。これは続けたい。 これをしなかったな。次週はどうする?する、しない… 自分の今いる位置と、次に行きたい道を考えるための 材料が目に見えるようになった。 何よりも、毎日ページとともに 自分の人生を刻んでいる実感がある。 「私の人生には、何もないなぁ」なんて、もう思わなくてもすむ。 実際記録してみて本当に何もしてない だめな日だったな~、と思えば、それも事実としてわかるのがいい。 何をしたか覚えていないのに、漠然と何もしていない気がする、 と今までは思っていたから。 書いてみて、改善したいことなら、次はこうしようとか 明日は何かノートに書けることしたいな、と自然に思えるのもいい。 そして、今まで見過ごしていたけど 実は毎日、何かしらは起こってる小さな"発見"や"事件"に敏感になり、 そこから考えることができるようになった。 人生という名の旅は、愛すべき日常からできている。 自分の人生に何もないなんて 今の私にだって起こっている、小さな物語をつかまえられるようになったら きっと大きなことだって起こせる。 ということで、引き続きやっていきます。 家で書いたり 出先のカフェで書いたり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月29日 23時41分02秒
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