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カテゴリ:読んだ本
モーニングページというのをやっている。
「朝いつもより30分だけ早く起きてみよう。 そして、ノートに3ページ、何でもいいから思いついたことを書く」 この本の勧めで。 誰もが本来、創造的。 それを邪魔してる心の声とか、過去の誰かの批評とか そういうものを取っ払って、目覚めさせ、育ててみよう!という感じの本。 別に芸術家とかを目指す人だけに向けたものじゃない。 今よりもうちょっとだけ創造的になりたい、と思うことのある すべての人に向けた本。 で、私は書くのが好きなので 自分には3ページなんて楽勝だと思っていたけど 一度に連続で3ページとなると、案外そうでもない。 かといって、難しいこともない。何たって思いついたことただ書けばいいので。 あぁ今日もまた朝だ、洗濯しなきゃ、会社行きたくないな、 そういえばあれどうなっていたっけ… なんてことでもいい。とにかく、3ページを埋めさえすれば、何でもいいらしい。 これは「脳の排水」とも呼べる作業なんだって。 自分と「創造性」の間にある障害物 = 頭の中の雑音を 全部外に掃き出す作業らしい。 誰にも見せず、始めてしばらくは自分でさえも読み返さないでOK。 このように毎朝、雑音を外に出し続けると 必ず変化が訪れるときがくるらしい。 何が変わるかは、人によっていろいろで 書き物などほとんどしなかったのに、ふと詩を書いた人、 絵の具やピアノに向かいたくなった人 作家だったのに作曲がしたくなって開花した人など、いろいろ事象はあるらしい。 とりあえず、続けること。何が変化するのか楽しみだから、やってみている。 モーニングページを書いてみて思ったこと。 私は以前からも、通勤の電車や、昼休み、外出先 あちこちでノートとペンを持ち、何かしら書いている人間だった。 一日中、頭の中の雑音と会話しているような感じ。 でも、朝、3ページも一番始めにこれらをまず出してしまうとなると 何だかそこで、朝一番に話を聞いてもらった自分の心がちょっと満足する部分があるのか 日中の雑音が減った。 日中の頭の中の声がゼロになるわけではないが それと格闘したり、むやみに書き留めておかなければという 焦りのような思いが目に見えて減った。 それで日中は日中で、今まで雑音と会話してるうちに見逃していたような 「今その時にやってること」を、もうちょっとよく見られるようになったかも、 という感想がある。 続けてみようっと。 これはとても興味深い本だ。 12週間、取り組んで進めていくような作りになっている。 「こんなことやって何になるの?」って思ったときに それに対する「なるほど…」って答えも書いてくれている。 単なる「癒しや気分転換のために、たまには好きなことをしよう」 って書いているような本ではない。 埋もれているような気分の全ての人に原因とツールを教えてくれる とても実用的な、セルフヘルプの本だ。 私には、ツボだった。 興味のある人は、ぜひ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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