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カテゴリ:読書
皆さん、こんにちは(^_^)
昨日は久しぶりに日記をお休みしました。 さて、五木寛之さんの作品といえば最近よく見かけるのは 「天命」と「不安の力」です。(ほとんどの書店で山積みです) 私は、エッセイ集や随筆は、あまり読まない方なので、 五木さんの作品も書店では横目で確認しても素通りしています。 しかし最近の新聞なんかで若い世代ほど、 「<不安>を持っている」という記事が目立つようになった...。 この新聞記事を目にする以前から思っていたのですが、 私は健康上の都合で大学病院に定期的に通院をしています。 大学病院の待合室の患者の大半が高齢者なのですが、 ほんの一診療科のところだけ20~30代の若い患者がしめています。 そこは「心療内科」です。 私のかかっている診療科の待合室の場所とは隣同士なので様子がよく眺められます。 一目みたところ、普通の健康そうな人達に見えるのですが、 なんとなく患者の雰囲気に「生気というか、力強さ」がみられないのです。 その様子を見ると、今の社会現象を現しているようで、 私はなんとなく暗い気持ちになります。 この「不安の力」にも、心療内科に通院している患者のことにも少し触れています。 読んでいて「なるほど...」と思いました。 作者は最後の方で「不安は希望の土台です。不安を感じることが、 人間が人間としてあるということの出発点なのです。」と書いています。 そして、「不安をひとつのバネにして、 その不安からどんな希望を見つけていくのか。それが大事」であると書いています。 この本を読んで私は、 「今の自分はどうかな?」と少し見直す機会が持てたのかな?と思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 27, 2005 02:01:34 PM
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