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July 16, 2006
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カテゴリ:上海珈琲
上海だけでなく、中国各地で珈琲屋さんをはじめようとしている方が多くなってきているせいでしょうか、、よく聞かれることなのでちょっとここでも。





「中国にいい焙煎機ありませんか?」



ということですが、答えは、、


「私の目から見たものではありませんでした。」






中国だけではなく、どこの国でもそうなのかとも思ったりもするのですが、
今のご時世どこにでも焙煎できるような機械はあるのだと思います。

ただ、「焙煎という工程部分」だけを言ってしまうのであれば、今日本でも流行っているような銀杏煎りなどの手網のものでもできますし、もっと言ってしまえばフライパンでもできるんですよ。
沖縄の珈琲屋さんはフライパンでうまくやってましたねー、、雰囲気よかったなー、、、(笑)

(グーグルなんかで、「コーヒー」「フライパン」「焙煎」とキーワードを打てば何か出てくるかも、、、試してないですけど。。)




ただ、使う機械はなんでもいいですが、たとえば銀杏煎りの手網で、自分が納得いく味を作ろうと思うのは、ちょっと大変なじゃないかと思います。
表現力の違いだとも言えますが、、どんな機械にもその機械の限界はありますよね。


それは、今の中国にあるような焙煎の機械でも同じです。

コーヒーの「焙煎」ということはできても、、本人または、お客さんがそれで納得できるのかという問題。


ご飯だって同じです。

誰だって炊けるでしょうが、うまく炊けなければ、芯残り、またはビチャビチャのご飯になってしまいます。
もっとうまく炊こうと思えば、竹炭入れる方もいますし、釜で炊く方、いろいろいますよね。


そういう意味で、ただ私の場合はこれまで見てきた中国の焙煎機は納得できなかったというだけです。
それがいいのか悪いのかはそれぞれの判断です。




なので、、



銀杏煎りのような手網だからダメ?

熱風の焙煎機だからダメ?

じゃあ、直火の焙煎だからなんでもいいのか?



そんなことじゃないんですよ。

ようは、どこの側の立場になって物事を見るか、そして、その立場からはどのように感じるのか伝えるのか、、、が重要なのかと思います。


提供する側の人間として、これは伝えていきたい。
お客さんのニーズはここにあるから、これだけは妥協したくない。
この生豆を使いたい。
この焙煎機を使いたい。
こんなスタイルでやっていきたい。



なんでも構いませんが、まずは軸を作らないと、これからの道のりは大変ではないかなーと思います。

まぁ妙に実感こもってるのは、自分がそうだったんですけどねー。。。。。(苦笑)







店側の人間が思うことと、お客さんが思うことは、必ずしも一致しません。


店側の人間がどれだけいい焙煎をしていても、良さが伝わらない「こだわり」に、私個人の意見としてはあまり意味はないと思います。
逆にこだわりなんかなくても、売れさえすれば・・・


商売ベースで言えば、後者のほうが正解かもしれません(倫理的なことおいといたとしても。。)
売り上げが上がらなければ、お店を続けていくこともできませんし、いいことを伝えていくこともできません。






ただ、これだけは知っておいてほしいのですが、

絶対的にその次のプロセスには関係してきます。


「生豆の種類・品質→焙煎→抽出」コーヒーを作るときにはこのようなプロセスで進むものなので、
生豆をこれこれにするということであれば、その分表現しようとしている味は限定されますし、焙煎は全自動でできるもの、抽出はコーヒーメーカーで、、ということも表現の幅は消費者側に近ければ近いほどだんだん乏しくなっていきます。

それはどうしようもないことです。







はい、、、毎回話がいろんなところに脱線してしまいますが、、


焙煎にも色々な方法(それこそ手網も含めるなら)があり、それに付属することもあるので、「どれが一番いいですか」ということを聞かれるのが一番答えにくいなーというところです。

逆に、「どのようにやっていきたいのですか?」と毎回聞いてしまいますね。





そんなところで。











追伸


先日起きた友人への災禍について、
本当に心に大きな穴があいてしまったかのような思いです。
思い出しただけでも胸が締め付けられ苦しくなります・・・

ただ、私自身へこんでばかりもいられません。
人生はそれでも続き、苦しくて苦しくて、ほとんどが苦しいことばかりで、今にでも逃げ出したいところですが、
少しずつ一歩一歩でも、進んでいかなければなりません。

幸せという退屈な日々が長く続かないのであれば、不幸もまた同じく長くは続かないものなのかもしれません。
後悔しないよう日々できることに精一杯取り組んでいこうと思います。

ありがとうございました。








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最終更新日  July 16, 2006 05:37:42 PM
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