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August 12, 2006
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カテゴリ:学び・気付き
古北でバイオリン教室をされているO先生と、上海の凄腕修理工Kさんのバイオリン工房に行ってきました。


修理途中、、つまり全裸状態にされているバイオリンや、見たこともない道具や、え?こんなものまで使うの?というものがぎっしり。。


さっきまで作業されていたんだろうなーとわかる木屑や磨き布、閉鎖的空間に薄っすら入ってくる光がたまらなくいい雰囲気でした。


同じ職人的なものを持っている人間(そう言うと、ものすごくものすごくおこがましいですけど)としては、、このような場所はとても心躍ります。


バイオリンというものは、5年、10年、30年、100年など、、もともと材質が木ということもあり、時間による(逆に時間にしかできない)水分の抜け方、細胞の変化などが、目に見えない部分が音にも影響するそうです。


そう言われれば納得もできないことはないんですけど、、、


たまたま先日そのような話をO先生ともしていて、じゃちょっと聴かせてくださいよということで、最近作られたバイオリンと、30年前に作られたバイオリンとを聴き比べさせてもらったのですが、、


案の定、、今の私の耳ではまったくもってわかりませんでした。


そりゃまぁ、、O先生からも「これはこう」という説明をされているので、なんとなくはわかるような気もしますが、それでもまだまだ修行が足りないです。





なにか一つのことを何十年もされている方というのは、非常に尊敬できます。


私にしてもそうですが、中途半端に若い人間だと他の選択肢ばかり目移りしてしまい、それが悪い意味で作用してしまうことがあります。


単純に多くの時間を費やしたというだけでも、その中には楽しいことや苦しいこと、悩んだ末の決断など、経験していない人間には計り知れないものがたくさん含まれ、それは心の大きさや優しさなど、簡単ものならすぐに包み込んでくれるような強さを持っているのかもしれません。




Kさんは言っていました。


「中国での修理工と言えば、身分の低い人達がすることです。
 友人などにこの仕事のことを話しても、まず理解されないし、それではやっていけないとよく言われます。」


「ただそれでも、理解してもらえるときは来るし、必要とされるときは必ず来ます。
 今できることをやっていきます。まずは目の前にいるお客さんに喜んでもらうだけです。
 それが先に繋がっていくことだと思っています。」






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最終更新日  February 24, 2011 10:47:05 AM
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