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カテゴリ:おいしいコーヒー選びのコツ
■質問
貴社で扱っていらっしゃる珈琲豆の賞味期限はどの程度でしょうか? コーヒーの場合、私の考え方を言わせていただければ、、 「賞味期限」という考え方はあまり適したものではなくこの質問にはお答えしづらいのですが。。 少し長くなってしまいますが、お読みいただければと思います。 まず、一般的な賞味期限ということであれば、 通常販売されている大手コーヒーメーカーの珈琲豆と同じく半年でも一年でも「飲める」とお考えいただいても間違いはありません。 ただし、「飲める」ということであれば、どれだけ古いコーヒーでも飲むことはできると思います。 コーヒーは保存料も添加物も一切入っていない食品であり、時間と共に酸化(劣化)し腐っていくということをまずは知っておいてください。 私達の珈琲業界でもコーヒーは生鮮食品に例えられるほど鮮度が重要なものだといわれています。 大手のものは、大量販売をベースに、賞味期限という名で半年や一年の期限を付けています。 だからこそ多くの方のコーヒーのイメージというのは「コーヒーを飲むと気分が悪くなる」「お腹がゆるくなる」などということがさも当たり前かのように語られるのです。 このようなことは、コーヒーが腐っていると考えるとわかりやすいかもしれませんが、 腐っているコーヒーを飲んだとすれば「気分が悪くなる」「お腹を下す」と言われても何の不思議もありませんよね。 つまり、「気分が悪くなる」「お腹を下す」というのは、腐っていたコーヒーを飲んでいた可能性があるということであり、スーパーなどで販売されている珈琲豆(粉)を購入する場合には、運が悪ければ時間が経ってしまったおいしくない珈琲豆(粉)を購入してしまう可能性もありうるかもしれないということなのです。 ただだからと言って、「大手のコーヒーが悪い」という提供する側だけの問題にするのは間違いなのですが、買う側(消費者)としてもどの程度のコーヒーを求め、何を選ぶかということが重要なのだと思います。 自分の求めているものを知らなかったり、相手に任せっきりにしていたりしては、その程度のものになってしまっても仕方がないのかもしれません。 ただそれがコーヒー嫌いを生んでいるひとつの要因だとすれば、悲しいことだとは思いますが。。 インスタントコーヒーで満足される方、コーヒーメーカーで満足される方、こだわりの専門店でないと満足できない方、色々な方がいらっしゃいます。 大量に販売されているものであれば、質の部分はある程度落ちてしまうことは仕方がないことでしょうし、逆に、レベルの高いものを手に入れたいということであれば、手間をかければ満足できるものは手に入ることも可能なのだと思います。 決して高いものが全ていいとは思いませんが、納得できる買い物はしたいですよね。 色々と話が脱線してしまいすいません。 このようなことから、私としては賞味期限ということではどこに線引きをしていいのかが難しいのですが、ある程度おいしく飲むということであれば、うちの珈琲豆なら「豆のまま」の状態で、「冷蔵庫で保存」していただければ2ヶ月ほどはおいしく飲んでいただけると思います。 長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。 アルトノイラントコーヒー 北外灘店 ⇒ http://www.alt-coffee.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
January 28, 2007 02:32:00 PM
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