カフェを開きたいので相談にのってください

「カフェを開きたいので相談にのってください」


そんな連絡を頂いた方と、
先日お話をしました。


ただ、話を聞けば聞くほど、
何をしようかわからない、
どんなお店にするのか決めていない、とのこと。


「初めてなので、どうしたらいいのかわからないんです…」



ふむふむ、確かにそうなのかもしれませんが、
なんでですかね、、もったいないですよね。


せっかく会ってお話をしましょう、、
とお互い大切な時間の中で話しているのに、
どうも的を得ていない様子…

色々と質問をしていく中で、つまりは、


「手伝ってほしいのですが…」


ということでしたが、そうは言っても、
やはり自分のお店で僕のお店じゃありません。

何を手伝ってほしいのかがわからなければ、
何をしてあげたらいいのかもわかりません。

１から１０まで全部アイデアを出し、
僕主導で進んでいくお店ではないですからね。


結局一緒に時間を共有した結果、
いろいろと考え方やヒントはお教えはしたものの、
はたしてこの時間で、彼女の心に響いたものはあったのだろうか、、
そんな心配をしていまいます。


誰のために、お店をするんでしょう？
何を商品にするんでしょう？
どうして、やりたいと思ったのでしょう？
カフェを通して何を伝えたいんでしょう？
何のために、お互い時間を取ったのでしょう？


せっかく自分でやってやろう！という気持ちになって、
やれる環境も整っている、一歩を踏み出してここにも来た、
それなのに、この時間を取った意味はあったのか。。



今回の方にお教えしたのは、
やりたいことを明確化する方法です。
これはカフェをやりたいとか言う前の作業で、
この作業が疎かになっていると、ほとんどが失敗します。


やることが明確でなければ、カフェなんてやるんじゃなかった、
こんな面倒なことだとは思わなかった、、、
そんな後悔にも似た感情になるわけですね。

実際いますからね、やってから後悔する人。


飲食店の大半は目に見えない泥臭い作業です。
お客さん側から見える部分だけが好きでカフェを始めると、
ほとんどの方がその作業が嫌で辞めたくなります。

もったいないな、、と思いますが、
実際自分がやってみないとわからないんですよね。


まあでも、カフェを始める前の時点であれば、
もっとしっかり本当にやりたいことなのか、
カフェを通してでないとできないことなのかを、
しっかり考えるに越したことはありません。

本当にやりたいことなのかどうかを見極めるのは、
とても大切なことです。

初めの一歩目をどこに踏み出すのか、
それが見えてない状況では、進めません。

０から１を生み出す作業なので、
とても面倒で邪魔臭い作業なんですが、
でも、これをしっかり考えて見極めておかないと、
カフェがうまくいっても、人生には失敗することになります。


彼女に大切なことが見つかることを祈って＾＾