おかえり

2009.08.12

(6)

カテゴリ：ひ～的Ｌｉｆｅ

お盆ですねぇ

昨夜、去年１月に他界した私の実祖母が夢

に出てきた。

最期は病気に苦しんでキツい思いをしながら

お迎えが来て逝ってしまった。

その映像が今も焼きついているからか？

何かに苦しんでいるのを私が背中を擦っていると言う所から始まり

次第に穏やかに眠っている

誰かが

「お婆ちゃん、このまま元気になるかもね？」なんて言い

良かった～

と思っていた。

その代わり、考えたくもないが、実母が・・・

一人残された父をどうするか？とか

他界しているはずの祖母をどうするか？なんて真剣に考えている夢だった。

でも、そう遠くも無い将来なのかも

朝、目が覚めて、ふとそんな事を考えた。

今は子供達の将来の事で頭がいっぱいで、親の事なんて

考える余裕も暇も無いんだけど

夢のような未来が近くに来ているよ～　と言うお知らせか

たま～に、予知夢やそれにごく近い関連のある夢

を見たりする。

１ヶ月ほど前も婆ちゃんが夢に出てきて

実家の自分の部屋（婆ちゃん）を

自ら掃除機をかけて掃除している夢を見て

実母に

「お母さん、ちゃんと婆ちゃんの部屋、掃除してる？」なんて

聞いたものだった。

お盆でみんなの元に帰って来てるのかなぁ？

普段は気にもしないワードが雑誌や新聞、ネットから目

に飛び込む。

「子守唄」

「民謡」

「お年寄り」

子守唄と言えば「五木の子守唄」を良く歌っていた

♪お～どみゃ～　ぼんぎり　ぼんぎり　盆から　さ～きゃおらんど～

♪お～どみゃ～島原～の～　お～ど～みゃ～島原～の～

あ、こりゃ「島原の子守唄」だったか。

五木と言えば熊本。

島原と言えば長崎。

私が幼少の頃に良く聞かされた子守唄だったが

婆ちゃんはその頃から

「熊本や島原の友達が出来るよ」と暗示していたのだろうか？

こじつけ

？

いや、しかししょっちゅう歌ってたし

幸いな事に（？）私は完璧に婆ちゃん子だった。

故に昔ながらの歌や婆ちゃんの知恵で育った。

節約（ケチ）な婆ちゃんだったが、昔の人らしく

男の子には惜しみなく大金を出す人で

その掃除機をかけていた夢には続きがあって、

その場所に私の息子が出てきて

「婆ちゃん、７万円ちょうだい

」

「なんで？」

「ヨットで合宿するから

」

「ふぅ～ん」

と言って、あっさり手渡そうとしているのだ

実生活で私には全くそんな事は無く、

むしろ

「金ばっかい使って！！

」と

怒られるのが関の山だったんだけどね。

弟や父（自分の息子）には惜しみなく使ってた人だったから

そんな記憶が蘇って来たんだろう。

まぁでも、昔の人ながらの『無償の愛』だったんだろうなと思う。

溜め込んでばかりの強欲では無く

節約してても出すところはドンと出す。みたいな。

歩いて行ける所だったら、どこまでも歩いて行くような人だった。

若くて元気がある頃は、人を呼んで持て成す

のも好きだった。

昔の人って、

人と人との絆

を大事にしていたよね。

物も大事にしていた。

靴下が破れたら、伏せて履かされたよ

ズボンが破れたらアップリケをされた

なんと小さい頃、大安売りで買ってきたカーテンの生地で

婆ちゃんがワンピースを作り、それをしょっちゅう着せられていた

ちょっとした火傷は庭のアロエを切って貼り付けられた。

蜂に刺されたら、

病院じゃなく、自分が患部を吸って毒を出してくれた。

膿が溜まりやすい体質だったけど、

病院じゃなく、婆ちゃんが針で

お腹が空いたと言えば、

「いりこを干してるからそれを食え！」と言ったのに

「食いすぎるな！」と怒られたよ。

いろんな「教え」を思い出しなさい。

と言うメッセージなのかも・・・。

婆ちゃんも、戦死した爺ちゃんも、きっと仲良く帰って来ていることだろう。

おかえり

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

最終更新日 2009.08.12 15:36:58
コメント(6) | コメントを書く

[ひ～的Ｌｉｆｅ] カテゴリの最新記事