live in tokyo

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• 忘れない日。

  サクちゃん、ゴメン。明日は100日だけど、新しいおちゃわんがまだ届かないﾖ｡｡｡だから明日だけ、おねえちゃんの、あかちゃんのときのおちゃわんでもいい？やっぱり自分のじゃないとイヤかな。明日はちょっとだけのお祝いにします。土曜日か日曜日だと　おとうさんもいるから、みんな揃って一緒に、新しいおちゃわんで　サクのお祝いしよう。明日は、サクのおにいちゃんかおねえちゃんの命日でもあるから、お祝いは少しだけにします・・・。明日は、お空で今年７さいの子を偲んで、お祈りしたいと思います。

  2007年08月07日

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  科博、恐竜の世界へ。（with ｻｸ）

  日曜は、ヒナの、大・大・大スキ！な恐竜・・・です。国立科学博物館へ行ってきました。この暑い中、たっくさんの親子連れが来ていました。国立科学博物館は、日本館と地球館に分かれていて、はじめに日本館で、『フタバスズキリュウ』とやらを見ました。これは、ドラえもんの映画でやってたやつなのかな？ちびっこたちが知ってるってことは。お母さんらしきヒトが、「ほら、これがフタバスズキリュウだよっ。」って、一生懸命ちびっこを呼んでいましたが、ちびっこは、やっぱりホネホネだけではわからないだろうなぁ・・・。心ここにあらず。な感じで走り回っていました。せっかく行ったのに、ケイタイで撮ってきませんでした。おとうさんが全部恐竜のホネホネを撮って（撮らされて？）いました。ヒナは、おとうさんが撮った恐竜のホネホネ写真を夏休みの自由研究の課題にするそうです。こんなものだけ撮った私は・・・オバカさんですね。フタバスズキリュウは、恐竜ではないのですね。ヒナに教えてもらいましたが、私は知りませんでした。お母さんには、全部同じ、トカゲちゃんにしか見えません。一生懸命、自分でも写真を撮っていたヒナ。フタバ・・・が終わると、他の展示物（鉱石やら日本に生息する動、植物など）には全く興味なし。早く恐竜のところに行きたくて仕方ない。でもせっかく来たので、ココにも自由研究の材料になるものを探さないともったいない。家に帰ってから、PCでドコを回ったかわかるカードを　機械に触れさせる作業に懸命でした。ただ、それだけの作業に没頭して、肝心な資料は集めてないココ。お母さんは、自由研究は　できるならココのもヒナのも手伝いたくはありません。（面倒なので・・・）実はヒナにとっては、地球館が大本命だったようです。恐竜のホネホネがいっぱい、いっぱい。その代わり、訪れているヒトも、いっぱいいっぱいでした。ヒナ、大大興奮。大きさと迫力に圧倒されていました。サクも見えてるかな？（実は、サクのお骨も一緒に連れてきてしまいました・・・。）サクもホネホネちゃんだけど、ここにもホネホネちゃんがいるね。「サクちゃんは恐竜がスキだったかな、おねえちゃんがスキだからきっとスキだよね。。。」ヒナとそんなやりとりをしながら、バッグの中のサクをポンポン、と触る。やっぱりサクも来たいもんね。おみやげ。親として、避けては通れない試練。ヒナはやっぱり、恐竜の詰め合わせ・・・。家にもあるのに・・・。サクにも選びましたよ。トカゲちゃんです、やっぱり。おねえちゃんたちに、選んでもらいました。ココは、サクのために一生懸命選んでくれていたのに、ヒナときたら早く自分のおみやげを選びたいので、「もう、これでいいや。」みたいな。￣д￣；結局、おとうさんもサクにマスコットを選んでいました。ステゴサウルスの上に、マスコットのトリケラトプスを乗せています。こうしなければ、サクのおうちの前にはもう置けません。でもかわいいから、「やっぱりヒナも欲しい。」と言い出す始末。「サクちゃんに借りて遊びたい」というから、どうぞ。＾-＾；寝るときも、「サクちゃん、貸してね。」、と言っていた。もう笑うしかない。あれだけ、どうでもいいや、みたいな選び方したくせに。。。でもヒナだったら、サクも許してくれるよね。サクのお世話、いつもよくしてくれるからね。国立科学博物館、普通入館料は、大人（一般・大学生）600円。小・中・高校生は、無料です。見所はいっぱいあります。１日で、とても全部は回りきれません。今回、回れなかったところもまだまだいぱいあります。だから、また行きたいと思いました。

  2007年08月06日

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  本買い。

  また買ってしまった。今月もうオカネがナイというのに・・・サクがこの世界にいないことを理解するようになってから、私は、癒しになるであろう本ばかりをあさっています。今日買ったのは、その名のとおりです。ついでにＣＤなど見ていたら、「どうしても欲しい、お小遣いから引いていいから。」そう訴えられても、うちではお小遣いなどあげてはいないではないか。おかあさんばっかり。ズルイ。。。そうだよな・・・仕方ないので・・・買ってあげた。ココ、これ、おかあさんのより高いやん。。。こんなんばっかりじゃ、家中やかましい歌声が近所迷惑になる（すでに歌っているから）ので、こっちも買っておいてあげました。　　おかげでヒナは、１学期中でタイムが半分になりました。学校で朝一から、カゲヤマプロジェクトさせられ、宿題にも毎日100マスと漢字が出ていました。夏休みもがんばってるから、はじめに買った100マスはもうなくなりつつあります。悲しみ本、ひとつ。↓この本は、もう随分長いこと読んでます。しかし、とうとう最終章に到達しました。・・・長かった、そして眠かった。悲しみが始まったときから、それを乗り切るまでのアドバイスブックでした。死別には、だれでも悲しみのプロセスがあり、それを理解することで　悲しみを乗り越え希望を見出すことができるような本です。カウンセラーが書いたこの本は、自分自身を　実に冷静に、見つめなおすことができると思います。残された家族が経験する、　愛するものの死の受け止め方を書いています。自分は今、悲しみのどの段階にいるのか　を知ることができるので、その時期を乗り切るためのアドバイスなども参考になります。家族の死別は、遅かれ早かれ必ずだれにもやってきます。私のように、子どもに先立たれた親だけではなく、いつかは経験する、両親、夫、妻の死に対し　深く悲しみの底に沈んだとき、残された者は　どういった行動を起こし、どういう心情でいるか、またどんな援助を必要としているかを知ることができます。死別され悲しみに沈んでいる方をどう慰めたらいいかわからない、でも少しでも力になりたい、そう思われる方にも参考になるのではないのかな、と思います。この本を読んでいたら、「オレもその本買った・・・。」とおとうさんに言われてしまいました。だからうちには２冊もあるんですよ・・・。高いのに。

  2007年08月02日

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  ３ヶ月のお誕生日／今日のこと

  サクの、３ヶ月のお誕生日。この３ヶ月、本当に悲しく、切なく、苦しかった。でも私は、前より泣かなくなった。ならせめて、夢の中だけでもサクにあいたいのに、夢の中でもどうしても、サクにあえない。見る夢はいつも、すでに私はサクを死産していて、友達に肩を抱かれ慰められているものばかり。サクの死を、夢の中でも現実として受け止めているのか。じゃあ私はいったいどうすれば、今、サクにあえるんだろう。サクをこの腕に感じたい、小さい手を足をさわってあげたい、という気持ちはいったいどこに行けばいいのだろう。泣かなくなったぶん　切なく想う。泣けなくなったぶん、悲しみを越えようとしているのかな。それでも、サクにあいたい気持ちはずっとずっと変わらない。この世界に生まれていたら、ちょうど今日で３ヶ月。サクは今どんな顔で、どんな大きさで、なにが見えてますか？おかあさんは、サクのこと　なんにも知らないんだね・・・。《今日。》この日曜にせがまれて買ったもの。水に２時間浸したあと、お皿に並べました。↓じゃがいものような３つの物体は、右から　ウサギ（たぶん）、カメ、そして【なにものか不明のモノ】、です。水分を切らさないようにして３日～１週間ほど置くと、なにやら『芝のようなもの』が　生えてくるらしい・・・。それを、自分のすきなようにカットして育てましょう、とある。ヒナは、『芝のようなモノ』を早くカットしたくてうずうずしています。一応、５匹ありました。そのうち、ココには１匹しかあげていません。この上なく、ケチです。しかもやっぱり、あげたのは、【なにものか不明のモノ】（一番左）です。お母さんには、どれもこれも【不明】にしか見えません。かろうじてわかるのは、カメ・・・くらいでしょうか。↑こっちはまだ水に浸してません。

  2007年08月01日

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  お花、お花、お花。

  やっと晴れました。ココは、やっとプールに入れます。夏休みになってからは、やれ箱根だ、富士サファリパークだと家にいないほうが多かったもんだから。また学校のプールは、運悪くお天気が悪い日ばっかりだったので。今日は晴れてよかった。私もノビノビです。私も、近くのスーパーとお花やさんまで運動に行ってきました。サクのお花がもう元気ないし。ひめひまわり、1本150円。この１本で十分な量がありました。それで、ほかの花も混ぜて全部で500円で作ってもらいました。うちでは、これだけあればココにもヒナにも分けられる。３つのビン（うちは花瓶ではないので。）に分けました。大きいひまわりは、前に買ったもの。まだ大丈夫なので挿しておきました。（ヒナはコレが欲しいと言いました。）さて、先週のシュロチクは、日曜に無事にセラミス植えを完了いたしました。100円のぐい呑みもなかなかやりますねぇ。シュロの葉っぱも、きれいに拭いてあげました。光沢が出てきて、前より少し元気になってきた感じです。サクと言えば、お花が咲く・・・　サク！？（別に洒落とかではなく。）だからなのかどうなのかは知る由もありません・・・、おとうさんが、ココのためにドンキで買ってきた、おみやげ。（↑）ヒナは、『サクちゃぁん、いっしょに　ねようねぇ～。』そう言って、一緒に寝ています。。。（はじめはココが一緒に寝ていたハズ・・・。いつのまにやらヒナのものにっ？）しかし、朝には蹴っちらかして、サクちゃんのお花の人形はどこにいるのかわかりません。サクちゃん、迷惑もいいところ。ヒナの強烈な寝相キックで、毎日ゆっくり寝ていられないようです・・・。

  2007年07月31日

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• おそらに、とどきますように。

  サク、おそらで　げんきにしていますか？おかあさんは、サクのことが　とてもしんぱいです。でもおそらでは、かなしいことも　つらいことも　いたいこともないよね。サクのたましいは　そらをとんで、いつでもおかあさんのそばに　きてくれているね。そらにかえってしまっても、めに　みえなくても、おかあさんは　いつもサクのたましいを　すぐそばにかんじています。サク、そこから　おかあさんがみえますか？おとうさんが　サクをおもって　ないているのがみえますか？おねえちゃんたちが　サクのなまえをよぶのが　きこえていますか？おかあさんも、おとうさんも、おねえちゃんたちも、いつまでもいつまでも　サクといっしょにいます。ずっとずっと、かわらずあいしています。サク、おかあさんのおなかのなかに　やどってくれてありがとう。それからサクは、おかあさんのこころのなかで　えいえんのたましいになってうまれたんだね。サク、ごめんね。おかあさん、このせかいをみせてあげられなかった。ほんとうに、ほんとうにごめんなさい。こころのなかで、えいえんにサクをまもるからね。すぐにでも　サクのそばにいきたかったけれど、このせかいにはまだ、たいせつなサクのおねえちゃんたちもいます。おかあさんは、サクをとてもたいせつにおもうように、おねえちゃんたちも、とてもたいせつにおもっています。おそらにいくまでに、おかあさんは　まだやらなければいけないことがあったのを　おもいだしたんだよ。それは、おねえちゃんたちをこのせかいでちゃんといきていけるようにそだて、みまもっていくこと。それがすっかりおわって、ああ、もうおねえちゃんたちは　だいじょうぶだな、っておもえるようになるひがきたら　そのときは、こんどこそ、サクのいるおそらにいける。かならず、サクのもとにとんでいくよ。おかあさんは、おそらでサクにあえるひがくるのを　とてもたのしみにしています。だからそれまで　まっててくれる？サクは、もうすぐ３かげつになるから、かわいい、ちいさな　おわんをかってあげようね。　たのしみにしていてね。サク、おかあさんがみえますか？おかあさんは、いつもサクのそばにいるからね。ずっとだいすきだよ、いつまでもあいしているよ。おそらのサクへ。サクのおかあさんより。

  2007年07月28日

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  スローに生きる

  先週、原宿の100円ショップで買ってきた子。↓シュロチク（棕櫚竹）竹、と付くから竹の種類かと思えば、竹ではなく。観音竹と同じ、ヤシ科の植物です。観音竹より、葉っぱが細い、繊細？そんな感じに思います。大きいものでは３メートルにもなるようですが、観葉として売られているものでは、約1メートルから2メートルくらいのものが多いのではないかな。シュロチクは、欲しい欲しいと思っていたが、どれも大きいものばかりで　こんな狭い宿舎になど置けるはずがない。自分としては、テーブルに置ける程度のものが欲しかった。でもなかなかそんなプチなシュロは売ってなかったんです。小型のものでも、70センチは下らず。しかし、こんなところでプチに遭遇するとは思ってなかったのでおどろきました。高さ約10～15センチ程度です。株分けしたものなのかなんなのか、私はまだそこまで植物に詳しくありません。なんでも売ってるんですね、100円ショップって。100円ではなかったと思うが、まあ200円くらいだったのかな。ついでに陶器のぐい呑みも100円で買ったので、それにセラミスで植え替えしようと思っています。ヒナの木が、ここのところすごい勢いで育っています。ヒナの成長とともに、木も一緒に大きくなっています。誕生日に買ってもらった、「ロイヤルキング城」先週の日曜には、全て完成させていました。学校から帰ると一目散でした。でも一人でやっつけちゃいました。すごいです。さらに１週間も経つとこんな風（↑）に、ところどころ部品も欠けていきます。ハコの外に出されてはせっかくのお城の部品を掃除機で吸ってしまうことになるし、かといって、こういう風にそのまま置かれては、お布団も敷けやしない。移動、また移動するたびに、少しずつ壊れてる気がします。ココや私はこういうのは全然ダメなので、手伝っていても、逆にヒナのいらいら感を増幅させているだけのようでした。でも、興味のあるものが違うのでそれはしかたないのです。性格も、得意なものも違って当然。でもネ・・・、『恐竜』は、まあなんとなくいいにしても、『ショチホコ』（ﾅﾝﾃﾞ?)　も大好き！と言うヒナの、とてつもない興味のほうが、ココや私には　不思議で仕方ないのです。

  2007年07月28日

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• おねえちゃん、おかえり。

  ココが、箱根の合宿から帰ってきました。サクのことがあってから、自分が殊に心配性になってしまいました。それは、子ども達に対して特に顕著に示すようになったのがわかります。学校に行くときも、プールに行くときも、とにかく　心配しすぎるようになった感じがします。子どもたちにしてみれば、もう毎日毎日同じ事をなんども念を押されるので、うっとおしいなァ、と思っているかもしれません。気をつけてほしいこと、言いたいことは山のようにあります。今までより何度も言い聞かせてしまいます。それでも不安で仕方ない時があります。どんなに気をつけていても、どうにもならない運命もあるんです。ココは、合宿が随分楽しかったようで、金時山に登ったのに富士山が望めなかったことや、自由行動で自分達が船に乗ったことなどを意気揚々、誇らしげに　話してくれました。ヒナはおねえちゃんを心待ちにしていたくせにココが帰ってきたときのタイミングが悪くて、（ちょうど『100マス計算』のタイムを取っていたところだったので、）ヒナから冷たくあしらわれていました。おみやげも買ってきてくれていました。こういうとき、ココはいつも家族の分まで買ってきてくれます。それで結局自分はソンしてしまう性格です。やさしいけど、のんびりし過ぎて叱られます。逆にヒナは自分のおみやげだらけで、しかもまだ足りなかった、とさえ言います。図々しくもあり、得な性格です。ちゃきちゃきと物事を片付けてしまうけれど、うっかりの間違いだらけで叱られます。合宿所で、家族にハガキを書いたらしく、近いうちに届くそう。「あて先の名前のところに、サクちゃんの名前も入れたから。」ココらしい、なんともいえないやさしさで、うれしくなりました。ヒナは相変わらず、「ねえ、私の名前、ちゃんといれたの？」えらそうに申しておりました。

  2007年07月27日

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• トラウマ

  赤ちゃんのいる下の階のひと、今日　引っ越しされていました。赤ちゃんを抱っこ紐で抱いたままのそのひとは、表の門の前で一人　引越し作業を見守っているようでした。ひっそり越してきたと思ったら、またひっそりと越されていくんですね。今の私にはそのほうが有難いのかもしれません。もう、門の目の前を通るときに下を向いて歩かなくてもいい。赤ちゃんの泣き声を聞いて耳を塞がなくてもいい。紙おむつを見て惨めな思いをしなくてもすむから、です。今日は3回目の血液検査でした。相変わらず、この病院に来ると少々吐き気がします。拒否反応です。妊婦検診もサクが死んじゃったのもこの病院だからかな。間接ビリルビンだけが少し高かったです。先月もそうでした。ここを見て下さっている友人の中では、職業柄、なるほどと思われた方もいらっしゃるかもしれません。間ビだけが（↑）と言われても、今更かすりもしませんので少々調べてみましたが、もう全く理解不可能、でした。まあ考えられるとすれば、溶血性のもの、位でしょうか。輸血もしていることだし仕方ないですね。黄疸になるほどの数値でもありません。今のところ特にこれといった異常もなく無事にすみました。が、HBV、HIV　の検査結果はまだです。3日後に電話がかかってこないことを祈るばかりです。前回同様、カウンセリングのことを聞かれました。先月も勧めてくださっていて、（それは自分にとってとても有難く、尚且つ必要としていた）受けてみてもいいかもしれない、と思ってはいたのですが・・・どうしても引っかかるものがあって、踏み切ることができませんでした。今も、まだこの病院にひとりで来ることができません。サクと一緒に、毎回この病院に検診に来た幸せな日のこと、そして、検診を午前中に終えたばかりなのに、夕方から一変したあの日の出来事、サクが死んじゃったのかもしれない不安と　何度も溢れ出る出血の中、朦朧としながら暗い夜道を　ひたすらタクシーを捜し、やっとのことで子供たちと駆け込んだあの日の悪夢のような出来事がすべて、トラウマになっているのだと思います。自分の命と引き換えに、サクと子宮を一度に失くしてしまったこの病院に、自らすすんで通う気力も勇気もありません。ここに来るたびにあの日の事が思い出され、閉じようとしている心の傷口が　再び開いてしまうのです。

  2007年07月26日

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• ３回目、までの想い

  サクがいなくなってから1ヶ月たつまで、幾度も涙を流した。悲しくて辛くて、心が押しつぶされるようだった。しかし実際、何が起こったのかわからない状態も続いていた。時間が過ぎるにつれ、自分がどのような状況に置かれているかがはっきりしてくると、どんなに大変なことだったのかわかるようになってきた。その頃、人前で泣くことができなかった。病院や親の前では、至ってゲンキであるかのように振舞うことができたが、一人になると、サクがいなくなったことがどうしても理解できなくて毎夜毎夜、ひとり涙を流した。１ヶ月が経つ少し前、一時期、感情を失くしたかのように一点を見つめ、ぼーっと過ごすことがあった。精神は、かなり疲労困憊の状態にあった。あまりの悲しみの深さにより、無意識に現実から逃避するようになった。再び、何が起こったのかわからない状態に似た感覚を持つ日が続いた。ヌケガラのような毎日だった。どこかに心を置き忘れてきたかのような・・・あの日から、時間はとまったまま、時計は動いていなかった。それは、ショック状態だった。悲しいことや辛いことを、一時的に排除しようとする心の機能。それが緩衝材となったおかげで、体のほうに、回復するエネルギーを費やすことができた。心は　あてもなくフラフラと、まるで地に足が着いてないような感覚の毎日を過ごしていたが、それに反するように　体は徐々に回復していった。体が回復してくるにつれ、心を覆っていたクッションは取り除かれ、あの日のままの傷口がぽっかり口を開けた。サクがいなくなって１ヶ月を過ぎたころから私は毎日、毎時間、押し寄せる絶望感や喪失感に痛めつけられた。サクがここにいないことを受け入れるのが怖く、認めたくなかった。でも、泣いても願っても、決してサクは私の腕の中には戻ってこないことを知り、心は悲しみの奥深くまで沈んで行った。それでも、サクが今ここにいないことを信じたくなかった。サクがいない生活など、想像すらしていなかった。自分はこれから何を希望に生きていくのかわからなかった。サクとの未来を望めないことを、現実として叩きつけられる毎日を、泣いて泣いて過ごした。もう死んでしまいたいとも思った。それほどまでに、自分の子どもを失った絶望感と子宮を失った喪失感で周りが見えなくなってしまっていた。しかし、泣くことは、現実を受け入れることだと知った。家族の前で心を開き、悲しみを分かち合った。サクの命が自分に宿った意味を、どこかに見つけようとした。いっぱい考えた。考えれば考えるほど、わからなくなった。なぜ、サクは死ななければならなかったのか・・・。なぜ、自分も一緒にサクの元へ行けなかったのか。サクはこの世界からいなくなってしまった。その上、サクの生まれ変わりは、今後二度とのぞむことすらできない。子宮がなくなってしまっては、もう生きる意味もわからなくなってきた。あの時、自分も死んでしまっていたらよかった。自分が死んでいたら・・・？　それから、ココやヒナのことを考えた。ココとヒナのために、生きなくてはいけないんじゃないか。そのために、自分は今こうして生かされているのか・・・？どんなに辛くても、私は、ココとヒナのために生きていかなくてはならないんだ。ふと、サクの声が聞こえた気がした。【それでいいんだよ。おかあさん。】それは、自分の心の声。でも、サクが言ってくれたんだと思った。それは、【自分に対して許すこと】だった。それからは、誰にも会いたくなかったし、外に出ることさえ恐ろしく思うようになった。私は自分から、辛く苦しい悲しみにどっぷり浸かる事を決心した。自分自身を守ること、引きこもることを、自らに許した。それからは、閉ざされた心を開放させ、泣きたい時に泣いた。他人を恨めしく思い、関わった人さえ恨むようになった。また、窓から見える妊婦さんや赤ちゃんを抱いているお母さんを見て、羨ましく思い、憎んだ。自分だけがこんな悲惨な思いをしている、どうして自分だけがこんな目にあわねばならないのか。自らの運命を呪った。そんな感情を持つ自分は、普通なら嫌悪するのだけれど、私自身、そう思うことを許した。心の声＝サクの声を、信じよう。汚い心を吐き出すことは、周りに不愉快な思いをさせていることになる。でも、そうせずにはいられないから、こうして書き綴ることで吐き出す。そんな、うす汚れた私の吐き出した　醜い思いを受け止めてくれ、気持ちを理解してくれようと努めてくれる仲間たちによって、少しずつ少しづつ、方向はわからないけれど、歩き始めている自分に気づくようになった。一番大切なことを、言うのが遅くなってごめんなさい。見守ってくれる友人達に、お礼をいいます。いつもありがとう。心から感謝しています。そうして、サクがいなくなってから２回目の検診。その後、再び辛く苦しい思いを引きずって今日まで歩いて来た。あれから１ヶ月。明日はまた、３回目の検診に行かなければならない。

  2007年07月25日

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  エコー写真。

  今日は生協が来る日でした。居留守を使うようになってからずっと、生協のおにいちゃんに会ってないな。さて、一番下の階に住んでる方の玄関の前に、「これでもかっ！」という存在感で、赤ちゃんの紙おむつが届いていました。。。自転車置き場まで行くには、そこの玄関の前を必ず通らなければいけません。耳はふさぐことができても、目を閉じて歩くことはできません。・・・・・ツライです。天国と地獄。サクが残してくれたもの。エコー写真。『自分の中にサクはいつもいる』と信じていても、やっぱりそれだけじゃあ寂しくて。人間というものは不思議なもの。形あるものはいずれなくなる、大切なものは目に見えないものだ、とわかっていてもやはりどこかでサクが生きていた証を、形として残したいと思うもの。そのひとつが、エコー写真だった。【命の誕生の大切な記録】【お子様のエコー写真をお誕生の記念に…】こういう謳い文句にビビッと来てしまう。ここのところずっと　サクのメモリアル作りに躍起になっていた。精神のすべてを注ぎ込んでいた気がする。でもそれでいいんだ。しかしエコー写真を残そうなんて、生まれていたらきっと、惹かれなかったにちがいない。だって、おねえちゃんにはそんなの作ってないし、『エコー写真アルバム』　なんていうものがあるなんて聞いたこともない。もしかしたら、もう消えてしまってるんじゃないか・・・『エコー写真』で検索すれば結構出てくるが、うちは、エコー写真工房　でお願いすることにした。表紙は通常なら、産まれた赤ちゃんの写真などを使うそうだが、うちにはサクの産まれた写真なんてない。（撮っておいてもらえばよかった・・・、今更手遅れ。）勝手にダウンロードしたキレイな空の写真に、サクの名前やデータを入れて作成したものを　写真用紙にプリントアウト。それを、表紙に使ってもらうことにしたよ。じゃばらタイプでお願いし、出来上がり。ナント、CD－R もついてくる。エコー写真の原本を貼り付けてるわけではなく、画像として取り込んで加工してくれる。だからもちろん原本は、送ったときの状態で返却してもらえた。出来上がりを見るのが怖くて、なかなか開封できずにいたけど…。やっぱり見ると涙する。でも、こうしてサクが残してくれたものは消えて欲しくなかったので、作ってもらってよかったと思ってる。確かに命の記録。確かにサクは生きていた。私の、一生の宝物になる。

  2007年07月24日

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  グリーン＝うちの子たち

  ようやくケイタイのカメラが直りました。（故障修理に出していました。）金曜、朝からテーブルヤシを　ハイドロカルチャー植えにしてみました。炭ボールなので、根腐れ防止剤は要りません。要するにネオコールみたいなものです。マイナスイオン効果・消臭効果があるそうです根の先が少し茶色くなっていたので、そういうところだけちょっと切って植えました。我が家のガジュマル、最近新しい葉っぱをいっぱいつけてきました。ちょっとの間に　随分葉っぱだらけになりましたよ。すでにセラミス植えのものを買ってきたので、いまのところ植え替えは必要なし。ガジュマルは、神サマが宿る木、と言われているとか・・・先週買ってきたトネリコですが、ホームセンターでは『トネリコ』としか書いていなかったから本当のところ、わかりません。観葉植物として出回っているなら、『シマトネリコ』かもしれませんね。トネリコと、シマトネリコとは別モノで。トネリコは、バットの木とも言い、落葉高木。中部地方から東北地方の、日本原産種。シマトネリコは、タイワンシオジ（台湾塩地）と呼ばれ、常緑樹。沖縄、中国・台湾・フィリピン・インドに分布する。暖地では常緑で越冬し、寒地では冬は落葉するので半落葉樹とも。北欧神話に伝えられる、宇宙の中心にあって世界を支えている巨大な木のモチーフが世界樹（トネリコ）。しかしシマトネリコも、宇宙の木と販売されているので、どうなんだろうか。

  2007年07月22日

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• 容赦のない環境の中

  朝早い郵便局からの帰り、いつものように、門を入ってスグの　１階カドのベランダを見ないように（ベビー服が干してあるため）うつむいて門を入ると、赤ちゃんを大事そうに抱っこしてぶらぶらしてるその１階の親子に遭遇してしまった。なんかすごくやりきれない。朝早く出たのは、この人と会わないようにするためだったのに。。。わかっていたことだけど、目の前でそういう光景を見せられると　やっぱりいても経ってもいられなくなる。その人にとっては、ごく自然なこと。でも私にとっては、天国と地獄をはっきりと見せ付けられ、これでもかと思い知らされているようだ。心がまた不安定になった。その夫婦が引越ししてきたときも、そこの奥さんを全く見なかった。なぜいないのかわからなかった。引越し作業はすべてご主人と親がしていた。新しく住居となる始めの作業にいない奥さんって、一体どんな人だろうと思った。しかし今にして思えば、妊婦だからと大事にされていたのだろうし、大事にしていたんだろうと思う。東京に越してきたとき、私も大きなおなかだった。妊娠７ヶ月、８ヶ月。自分がこれから住む場所なのだから、自分ができる範囲で作業をした。今更ながら思うが、よくそんな時期に東京に来て、引越し作業を完了したことと思う。それからしばらく経ったある日、ベランダに鉢やプランターが置かれていたので、奥さんがやっとこの１階に入ったことがわかった。時々、妊婦服が干してあるのが見えた。私と同じくらいの時期なのか、もう少し早いのか、、、というくらいだったかな。しかしクリスマス前後、ベランダが殺風景になると、洗濯物は全く干されなくなり、土日にご主人のものだけが見えるようになった。私が入院することになったあの日でも、まだ奥さんがいる気配はなかった。ということは、里帰り出産していたということになるが、クリスマス前だと約４ヶ月半から５ヶ月。前後にしても、４、５ヶ月は実家にいたということか。ご主人、よくガマンしたなぁ。。。やけっぱちで言ってみた。私が、サクを抱いて退院して戻ってくるはずだった日、門を入ってスグの１階のカドのベランダには、黄色の小さなベビー服が干してあった。退院していきなりこれでは・・・。情けなくてハラがたって仕方なかった。涙をこらえながら、ふらつく足で階段を上った。１階のあの奥さんが無事に赤ちゃんを産んで帰ってきていた頃、私は死産で、病院のベッドの上だったのか。。。そういうことで、出かけるときは、私は１階のベランダを見ないようにしてきた。見ないようにしていても、窓を開けると赤ちゃんの泣き声がしょっちゅう聞こえてくるし、外に出ようものなら、暑い日には　部屋の玄関の隙間をあけている。しかもベビーカーも外に出している。悔しくて悔しくて、どれだけ泣いたかしれない。なので、赤ちゃんの泣き声を聞かないよういつも、耳をふさいで通ることにしている。アタマがおかしくなりそうだ。でも、赤ちゃんを抱いて目に付く場所を　こうしょっちゅうぶらぶらと歩き回っているんでは元も子もない。朝早くても、赤ちゃんを抱いて外にでてきているし、さっき、昼間にヒナを見送るときも同じように赤ちゃんを抱いてぶらぶら歩き回っている・・・まさか同じ宿舎内に、自分と同じ時期に　死産した人が住んでるなんて思わないだろう。彼女が抱いているのは、私が望んでも手に入れられなかった赤ちゃんとの環境。実家で長いこといて大事にされ、大事にしてきた彼女はきっと、赤ちゃんが死ぬかもしれない、なんて思ったことないんだろうな。。。こんな近くで見せ付けられる環境と、運命を呪うよ。自分にとって神というものは、どこまでも自分を追い詰めるものでしかない。ヨコ抱きなので、まだ生まれて２、３ヶ月ほどに見える。日光浴、ってヤツか。仕方ない。やっぱりまだ引きこもれっていうことか。ところで母が言うには、１階の一番奥に住んでいる奥さんは、今妊婦だということだ。おなかが大きかったのを見たという。ドコまでも執拗に執拗に　追い詰める。。。

  2007年07月20日

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• 悔いること。恨むこと。

  ここのところ　心も少し上を向いたかと思ったけど。でも最近またいろいろと考えて眠れなくなっています。昨日やっと寝付いたのが確か、朝の６時ごろだったと思います。もう子どもたちも起きなければいけない時間に、やっと眠りに落ちるのです。・・・・・・・あの病院を選んだのがそもそもの間違いだった・・・やっぱりはじめに行こうと思っていた病院にしておけば、こんなことにはなってなかった・・・いくら先生の都合でも、担当医に２週間も診察してもらえなかったなんてことってありえない・・・最後の２週間、２回とも別の先生の診察ですごく不安だった。もし担当の先生に診てもらえていたら、自分の体の変化を言っても、検査のときにおかしいと思った不安を、もっとちゃんと受け止めてくれていたに違いない・・・そう、あの日自分は調子があまりよくなかったから、区の検診票を使って、検査してもらおうと受付に出した。でも受付の人は、これはもっと先で受けるんです、と言って返した。検診票では、私の週数では後期の検診が受けられるはずだった。私が受付でもっと強気で言うべきだったのかもしれない。食事に注意して食欲抑えてたのに、いきなり２キロも増えるのはやっぱりおかしい。「すごく浮腫んでいる、尿もあまり出ない、」って訴えたが、あまり重要そうでもないそぶりだった。だから、やっぱり来週に担当の先生に診てもらおう、でも今週も１週間待ったのに、またそれまで浮腫みはガマンしなければいけないんだ、と思うと、気が遠くなるような感じがした。エコーにしても、赤ちゃんがあまり動いてないのがわかったから、不安で「寝てるんですか？」って聞いたけど、やっぱり自分の不安は、全然先生に伝わってなかった。いつもならエコーのプローべが当たると、元気いっぱい動いていたから。もっと先生に訴えればよかったのか。「赤ちゃんの体重があまり増えてない、あまり増えないようなら入院もあるかもしれない、」で、どうしますか？って聞かれても、私にはわからない。「子どもも家にいるし、面倒を見てくれる人がいないので、入院は・・・今は考えてないです、」そう答えるしかない。すぐに入院したほうがいい、というなら誰だってそうする。しかも『自宅安静』だったなんて、あとから知ったことだ。そんなこと言われてたら、わざわざ地下鉄になど乗って帰らない。担当医は、私だったら血圧のクスリを出してました、入院してたらもしかしたら赤ちゃんは助かってたかもしれない、でもずっと機械をつけてるわけではないけれど、、、って・・・そんなこと今更言われたって、やりきれない思いだけ。とてもじゃないけど遅すぎる。サクちゃんがいなくなって、子宮もとられちゃって、未来の希望までなくなってしまって、これから私はどうやって生きていったらいいかわからないのに。何もかもなくなってしまったあとで聞きたくもない。・・・・・・・そんなことばっかり考えながら、サクちゃんのお骨を抱いて朝まで泣いてる。泣きつかれてやっと眠くなる。

  2007年07月18日

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  ９歳。

  ヒナのお誕生日。ヒナおめでとう。とうとう９歳になってしまったねぇ。ヒナは欲しいものが多すぎて、おとうさんもおかあさんも困ります。これ↑（おかあさんから）　　と、　これ↓（おとうさんから）どうしてもどうしても欲しい！！と言われ、根負け。また甘やかしてしまったよ。。。もう与え過ぎ、と思っていたのに、「ココも何かあげたいから」と、コレ（↓）もらっていた。１年に１度だからね。今日だけはいいか、と。もう９歳だけど、まだまだ自分にとっては赤ちゃんみたいなもんです。すぐに抱っこです。でも言うことは、おねえちゃんよりおねえちゃんらしい。ナマイキなので、ココがムッとすることをすぐ言います。私も叱りますが、右から左で聞いてるんだかどうだか。。。ごはんもボロボロこぼすし、Ｔシャツの襟元で口を拭くし。髪の毛になぜか、ごはんつぶつけてるし。はっきり言って、きったない子どもです。でも、ココと私がからかうと大声で泣きます。泣き顔は、赤ちゃんの頃から変わってない。サクちゃんのお世話もよくしてくれるが、赤ちゃんの頃から一心同体という、もうハゲハゲのパンダは今もずっと一緒です。好きなモノは、ハゲパンダと、恐竜と、妖怪と、サカナと、マトリョーシカと、ラブリーなものと、お笑いと、お絵かきと・・・まぁとにかく名前通り、天真爛漫に育ってます。憎たらしいけど、憎めない。そんなヒナが、家族みんなダイスキです。

  2007年07月16日

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  尽きない興味・・・

  今日の読書。読みやすいな。タイトルに、とてもとても惹かれるものがある。【頭のうちどころが悪かった熊の話】なんというか、ちょっとおもしろい。ココがあっという間に読んでしまったが、大人のための童話という気もする。先の３冊より先に読み終わりそうだよ。ホームセンターで買ってきた【ベビーティアーズ】は、ほそ～い茎をすくすくと上に伸ばしてきた。楽天さんで買ったベビーティアーズの２つはダメになっちゃったけど、１つは勢い良く育っていた。でもちょっと強い風に吹かれたら、あっという間に葉も茎も倒れちゃった。それを部屋にもってきて、ゲンキにおなりなさいよ～、と言って水をやったら２、３日で葉も茎も復活してきたよ。観葉植物の本やグリーンの楽天さんのショップを見てたらあれもこれも欲しくなるな。そうすると、今度はグリーンだけじゃ物足りなくなってきて、【ミニ盆栽】なるものが欲しくなった。　こんなやつ↑うちはベランダなので、植木は不可能だ。なら、ちっっちゃい木でお庭を作ろうじゃない。盆景も売ってるけど、自分で作ってみるのも面白そうだ。　卓上サイズの盆栽がぜひとも欲しい。手のひらサイズの木もあって、めちゃくちゃかわいいではないか。コケ玉も気になるが、今は盆栽だけにとどめておこう。あんまりいろいろ増やしすぎると絶対、管理できなくて、家の中がえらいことになってしまいそうだ。しかし今までは、盆栽なんてものは　お歳を召したおじいさんみたいな人、・・・たとえば『サザエさん』でいうと、間違いなく『波平』さんだ・・・そういうひとが、愛でるもんだと思い込んでいたが。『盆栽を愛でる』、、、なぜか今、その気持ちがよくわかる。盆栽やら、仏教やら、、、私はひょっとしておじいさんなのでは。。。この連休はまたホームセンターだな。

  2007年07月13日

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• 信じること。

  ―　ヒナの中に、時々サクを見る　―この世の中に不思議があるのなら、私はそれを信じたい。ヒナはよくサクの世話をする。私よりも数段、本当に生きているかのように接する。ヒナは時々、サクのお骨を自分の目の前に置いて、サクのおもちゃで遊んであげる。「サクちゃんと遊んであげてもいい？」って聞くのは、ヒナが単に　サクのおもちゃで遊びたいからだな、って思っていたけど。不思議に感じたのは、先週ヒナがサクと遊んであげてる時。ヒナは、サクのお骨をいつものように自分のそばに置いていた。ヒナは、いつもと少し違っていた。サクのお骨を、床に置きたい、とせがんだ。いくらなんでも、床はどうだろう。。。？と思ったので、ヒナが遊んでいるのが見える近くのテーブルでカンベンしてあげて、と答えた。ヒナは、昔のココのミニカーや飛行機のおもちゃをドッサリ持って来て、無言で　いつまでもいつまでも遊んでいた。あんまり遊んであげてる時間が長すぎて、それも黙々と一言も話さずに一生懸命にミニカーをあっちこっちにくぐらせているからおかしくて、「なんで３年生にもなって車とか飛行機遊びに一生懸命になってんの。ヒナはおもしろいね、恐竜も大スキだし。恐竜のどこがいいんだろうね。」と言っても、全く返事なし。聞こえてないんだろうか、いつもならおしゃべりすぎてウルサイくらいなのに。周りの世界と違う空間の中にでもいるように、夢中でおもちゃの車を動かしていた。「もしサクが生きてたらきっと、車も飛行機も恐竜も、すごくスキだったかもしれないね。ヒナと話がよく合ってたかもね。」そういうと、おとうさんが「ヒナの中に降りてきてる」、って言った。ああそうか。サクは、小さいおねえちゃんがいつもお世話してるの知ってるんだ。ヒナはサクがダイスキだし、サクもヒナがダイスキなんだ。だから、ヒナを通してサクは今ここにいて、遊んでるのかもしれない。もうそれ以上、声をかけなかった。心からうれしかった。サクに会えた気がした。あとでヒナに、「ヒナの中にサクちゃんがいるのを見たよ」と言ったら、「ホント？じゃあ今はヒナの中に来てる？」ってすごくうれしそうな顔をした。「今は来てない。でも遊んであげてる時、サクちゃんがヒナの中に来てるみたいだよ。」ヒナは、今来てない、ってことに少しガッカリしていた。でもね、サクちゃんは家族ひとりひとりの中にいるよ。ココがサクちゃんを想って、夜中に泣いているとき。ヒナがサクちゃんを想って、遊んであげてるとき。おとうさんとおかあさんの中には、いつもサクちゃんがいる。ずっと想っている。それから、おとうさんとおかあさんの中には優しい心のココも、お日様のように明るいヒナもいつもいて、サクと同じようにずっと想っている。―　ヒナの中に、サクを見た　―もしもこの世の中に不思議があるのなら、私は、　それを信じる。また会える。。。そう信じるからこそ、おかあさんはこれから生きていけるよ。

  2007年07月12日

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  雨だから、外に出れた。

  今読んでる本。自分は、いつも数冊を同時進行で読むから。　　ナンデ仏教・・・？なんかおじいさんみたいだな。振込みがあったので、今日は足を伸ばして本屋さんまで行ってみようと思った。サクちゃんがいなくなってからこんなところまで外に出たことない。でももちろん、愛（自転）車の○○号で。妊娠中も重たい体を乗せて、あっちこっちと連れて行ってくれた○○号。雨降ってるのに・・・。そう、雨が降ってるからこそ、足を伸ばした。いいお天気だと大きなおなかの妊婦さんも、産まれて間もない赤ちゃん連れの親子も　ザクザク外に出てくるからね。だから、雨が降ってる日の方がまだ　目にする機会はさして多くないはず。・・・って、それは自分だけの思い込みだったようだ。雨であろうと風が強かろうといるわいるわ。アクティブなのですね。。。　見ちゃうとまた辛くなるから、まったく見ないようにした。さて今日は、ガーデニングの本を買ってみた。この日曜にホームセンターに行って、またグリーンを買ってきたよ。かわいいから、もっと欲しくなる。パキラとガジュマルはうちの子になった。子どもたちの机の上には、ちっちゃいサボテン。100円。先日楽天さんで買った、ベビーティアーズ３種。↓ちなみにこちらのお店では買っていない・・・　　そのうち、２つがもう息も絶え絶えなので、２つの種類を今度はホームセンターで買ってきた。なんだかこっちのほうがゲンキがいいし、価格も安かった・・・。ソフォラとシュガーバインはすくすく育ってる。ソフォラは先日写真に撮ったけど、ちっちゃい葉っぱがまた生まれそうでうれしい。ヒナの木も、雨にさらされようが、風に殴られようが強い、強すぎる。緑の葉っぱが、色濃くしっかりしてきた。なんかそれぞれの性格が出ているようで、おかしい。ソフォラとヒナの木は、それぞれサクちゃんとヒナの木（そのまま。）だから、枯れて欲しくないなぁ。ココの木も先日植えた。ココの強い希望で。種からなので、ちょっと難しいかな。昨夜の暴風雨で、土はびしょびしょだった。ココの木、ちょいヤバイかも。。。

  2007年07月11日

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• Memory Ｉｎ My Cradle

  エコー写真をアルバムにしてもらうんだけれど、表紙はどうも赤ちゃんの写真を使うようだ。うちは、産まれたときのサクの写真なんてない。手形もないし、足形もない。そしてこれからも　写真なんて撮れない。だから、空の写真をサクのエコーアルバムの表紙にすることにした。サクは私たちの心の中にいるんだけれど、でも空にかえったんだから（なんだかヘンだけど。。。）空の写真を使うよ。タイトルは普通は、『○○ちゃんのお誕生の記録』となるらしいけれど、うちの場合お誕生の記録が１枚もないのに、『お誕生の記録』というタイトルもないだろうと思い、タイトルも自分で入れることに。『memory in my cradle』と、空の写真に入れた。おなかの中の記憶、という意味にしたかったけど、「おなか」と入れると英訳で「胃」と出てしまう。ちょっと笑えるし。だからといって、「子宮」では生々しい気もする。なら、「ゆりかご」にしようと。「ゆりかごの記憶」ちょっとはよくなったでしょう。その下に名前と誕生日、体重と身長を小さく入れた。一番下にはメッセージを入れた。【Saku with us, everlasting...】永遠に、サクは私たちといっしょだよ・・・ケイタイのカメラがまた壊れたようでここに載せられなくて残念です。。。

  2007年07月09日

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• 久しぶりに動いた。

  昨日の　参観＆保護会は、申し訳なかったけれど　おとうさんに行ってもらいました。やっぱりまだ気持ち的にはムリだと思いました。学校の参観と保護会はお休みしたことはこれまで一度もなかったけど、こんなことがあってからは他の人にはとてもとても会いたくないんです。学校自体　人数が少ないからうちの子たちの学年だけじゃなくて、他の学年の保護者さんたちも　顔見知りがいっぱいいるからね。それに最近産まれた人もいるからね。だから家で、組み立て家具（ラック）なんかを組み立てておりました。退院してからは、片付けや掃除なんてどうでもいいや、と思って何にもしなかったけれど、どうも最近は家の中の片付けなどに手を出している気がする。サクちゃんに見守ってもらいながら久しぶりに汗水たらしてドライバー握りました。そのあとはラックに妊娠中に読んだマンガなどを片っ端から放り込んでいきました。それから部屋の片付け・・・片付け・・・片付け・・・すっごく疲れました。昨日あんまりいきなり動いたためか今日は朝から強烈な頭痛で　真剣に死ぬかと思いました。子ども達が帰ってきて、もしお母さんが死んでたらイヤだろうな、と思って、大事を取ってそのまま寝ましたが、治まらず。。。大量輸血のためなのか、あれから体が変わってしまったのかも。。。血液、ほとんど入れ替えたからちょっとムリをしたりすると、頭痛がする。ひどいときは、吐き気もするときもある。自分の体なのに、自分の体じゃない気もして。こんなんじゃなかったはず。頭痛がしたら、血圧を計るよう言われていたので、計ったら入院していたときと同じくらいに上がってしまっていました。ダメだ・・・。　速攻でバファリン飲んで寝ました。おかげで、夕飯作るまでには治りました。おとうさんが言うには、バファリンの半分は　やさしさでできているとかで。あとの半分は、おとうさんのやさしさなんだそうで。そんなこと言ってるおとうさんは今日ハライタで電車ヤバヤバだったくせに。まあいいや。しかし、ラックや掃除ごときで頭痛がするとは。主婦も落第ですかね。

  2007年07月04日

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• おなかの記憶

  昨日はほとんど眠れなかった。寝る前にいろいろ考えてたら、泣けて泣けて仕方なかった。少し心がよくなったのかと思っても、何日かおきに　どっと悲しみや辛さが押し寄せて自分でも抑えきれず、どうしようもなくなるときがある。ああすればよかった、こうすればサクは死なずにすんだのに、とか考える。病院のせいにしたし、先生のせいにもした。周りのものすべてのせいにした。でも、結局自分がちゃんとしてなかったからかもしれない。悲しみから這い出すためには、悲しみから目を背けることではない。気を紛らわすことはいくらでもできる。逃げることは簡単なこと。でも、ちゃんと向き合わなければ、いつまでたっても心に灯は灯らない。感情のままに、今は悲しもう。泣けるときに泣こう。人のせいにしたっていいと思う。自分を責めてもいいと思う。ただ、どんなに人のせいにしてみても、どんなに自分を責めてみたところで、サクはもう二度と帰って来ない事実を　受け入れていかなければならないのは　やっぱり自分なんだから。金曜日に、思い切っておなかの中にサクがいたときのエコー写真を出した。居なくなってしまってからは見れなかった。現実を受け入れるのがイヤだったし、思い出が次々と蘇ってきて自分がつぶれそうだったから。サクに自分のやることを見ててもらおうと思った。今からサクの写真見るから、サクはおかあさんを見ててね。最初にクリニックに行った日。心臓がちゃんと映った日。サカナのようなカタチになってきた日。しっかりした骨が見えた日。手や足を懸命に動かしている様子が見えた日。ココおねえちゃんがエコーを撮ってくれた日。手をぎゅっとにぎっているのが見えた日。顔のかたちがよく見えた日。サクがお母さんのほうを見つめていた、最後の日。ごめんね、サク。ごめんね、サク。おなかから胎動もいっぱい感じたし、おねえちゃんたちがかわるがわるサクを抱っこしたよ。おねえちゃんたちの声、覚えてるかな。エコー写真はおなかの記憶。サクが存在した命の証拠。これは自分にとって　大切な大切な宝物だから、ちゃんとアルバムにして残しておこう。自分にとって、サクは最後の私のこどもだから。

  2007年07月02日

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• 定期検査

  ２７日、病院へ血液検査に行ってきた。毎月１回は必ず検査に行かないといけないんだけど、すごくすごくイヤで。心が拒否しているんだな。サクがいなくなった病院だと思うと余計に辛くて　行きたくなくて、おとうさんが着いて行ってくれなかったらきっと行ってなかったな。妊婦検診に行っていた時もこの道を何度も通ったから、涙を飲み込むのがやっとだった。途中、ZARDの坂井さんの追悼式に行くファンの人たちをたくさん見た。気分が少しまぎれた。病院の中を歩くとき、血液を採取するとき、階段を下りるとき、心がとても不安定で何度も震えたし、他の妊婦さんや赤ちゃんを見て、悔しくてしょうがなかった。何本もの血液を採取して、結果が出るのはおよそ1時間後。生化学や血液の検査なら　先生と話をしてソレで終わり。でも自分の場合は輸血しているから、HBVとHIVの血清検査をしないといけない。この結果が出るまでは時間がかかる。それでもし万が一、この結果がよくなければ２，３日後に連絡が来る。自分でも不思議だけど、死ぬということは怖くなくなった気がする。ただ、残された子どもたちを思うと、まだ死ねないと思う。死んでしまってはいけない、と思う。でも早くサクに会いたいという気持ち。ココとヒナをこのまま残して逝けないという気持ち。・・・・・なんだか複雑な想いだなぁ。先生は、以前から私にカウンセリングを勧める。それもいいのかもしれない。自分にははけ口が必要だ。でも、この病院に来るのがコワイのだ。死ぬことは怖くないくせに、病院に行くのが怖い、なんておかしいな。久しぶりに毎日泣く。洗濯物、涙でかすんでうまくたためないよ。。。

  2007年06月29日

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  子どもたちの木

  ヒナが２年生のときに　学校からもらってきた木。２本もらってきたんだけど、１本枯れてしまったヨ。。。１年前は小さい小さい株だったけど、一生懸命冬も越して　最近ぐんぐん大きくなってる。もらってきた時、ヒナが言ってました。「ヒナがおヨメさんに行くときは、おっきい木になるんだってサ。」・・・・・って言うから、いけるのかァ・・・？　大きくなるだけじゃ　ダメだこりゃダヨ。でも、枯れたと思ってる１本も、なんだか伸びてる気がするんですが。気のせいか。ヒナと一緒に成長してる、なんだかわからない木。この木なんの木　木になる木・・・（気になる木？）とはこのことか。木のほうが　ヒナより成長してるんちゃうかなぁ。肝心の木の名前、未だわからず。。。サクの木。サクは　天にかえった息子の名。音は自分が、漢字はおとうさんが考えました。娘たちは、サクちゃんと呼ぶ。あまりに寂しいので、ベランダでグリーンを育てようと。（宿舎で動物はムリなので。。。）ソフォラという。葉っぱが　ほんっとにちっちゃいから、リトルベイビーとも言うらしい。ワカリニクイデスカ？自分の指に乗っけました。一番手前ので、７枚の葉っぱがついてマスヨ。ほんとに小さくてかわいい葉っぱだと思います。まさに　リトルベイビー。トコロデ。残念ながら、ココの木はまだありません。。。

  2007年06月27日

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• 退院してから

  退院する前の最後の診察は、産婦人科に誰もいなくなってからの夜８時。先生の外来のお仕事が終わってから、私が極力傷つかないようにという計らいで、この時間に診察を受けた。本当なら産婦人科病棟まで行かなければならなかったが、先生が気を利かせてくれた。大きいおなかを抱えて、この産婦人科外来に通ったことをいっぺんに思い出した。月２回から毎週１回になり、よくここで本を読みながら診察を待った。すごく懐かしい感じがして、胸がいっぱいになった。最後の診察では特に何も異常はなく、傷口はもう放っておけば自然に治るとのことだった。でもこの先　この傷跡を見るたびに、失ったものが　どれほど大切で大きかったかを思い知らされるんだ。先生が言った。「体は大丈夫。でも、心のほうをすごく心配してる、　何かあれば、いつでも連絡してきて。私はいつでもここにいるから。」それまでは、自分もがんばって笑顔で答えていたが、先生の涙ぐんでいる顔を見たら、もうガマンできなかった。「助けていただいて、ありがとうございました。」お礼を言ったが、涙が溢れてきて声が詰まった。それが、自分では精一杯。先生の目を見てお礼を言いたかったけど、ダメだった。翌日の退院、外に出たのは２週間ぶりだった。赤ちゃんを抱いて　幸せそうに微笑んでいるお母さんと家族がいた。すごくすごく羨まくて、同時に憎らしく思った。なんで自分だけが不幸なんだろう、あの人たちだって自分と同じような目にあえば、その幸せはなかったはず、、、そんな不安なんてなかったんだろうな。でも産まれていたら、自分だってあっちの立場にいた。子供を亡くした親の気持ちなんて、みじんも考えなかったんではないだろうか。本当なら、自分も赤ちゃんを抱いてここを出るはずだったのに。そんな自分本位な考え方くらいしかできなかった。悔しくて、情けなくて、涙が止まらなかった。退院後はしばらく義母と母がいてくれた。家事はすべて二人がやってくれた。とてもありがたかったが、自分の心はそこにはなかった。部屋の片隅にまとめて置いてあったはずの、赤ちゃんのものと自分の妊婦の洋服は消えていた。それだけでも落ち込んだ。その上　義母は、「入院代はいくらかかったか」なんて聞いてくる。答えれば、「うわっ、めちゃくちゃ高い。　でも姉ちゃん（義姉）がこの間産んだ時も結構かかったしな。　それにしてもスゴイね。　・・・それで、そんなお金、あの子持ってるの？」なんだか、無事に産めなかったのに、息子にそんなに大金を払わせるみたいに言われたようで、ハラがたった。高いに決まってるじゃないか。２回も手術してるんだから。。。それに、子供を亡くして落ち込んでるヨメに対してそんなことしか聞けないのか、聞いてどうするんだと思った。「若い者ばかりでなにやら相談して、こっちには何も入ってこない」とも愚痴られた。夫婦の問題を、なんでいちいち義母にまで言わなければならないのか。。。義母はよくやってくれたが、もう結構年齢もいってるからか、あまり人の気持ちを気にせず言うところがある。ココにコッソリ言っているのを聞いてしまった。「夏休みに、おばちゃん（先日出産した義姉）がまたおいで、って言ってるから　会いに帰っておいでね。　ああ、でもお母さんが元気になっていたら、、、だけどね。」・・・私はそれを、どう解釈すればいいんだろう。義姉も義姉で、実の弟の子供が死産で　まだ間もないというのに、自分が無事に産んだ赤ちゃんを私たち家族に見せてどうしようというのか。赤ちゃんを囲む幸せな姉夫婦を見て、私たち家族がどう思うかなんて、考えもしないのだろうか。３ヶ月も経てば元気になる、とでも思っているんだろうか。。。赤ちゃんを見ても、赤ちゃんを抱いて母乳を与えている義姉を近くで見ても、ヘイキだと思ってるんだろうか。。。あまりに無神経じゃないか。自分自身、疑心暗鬼になっているのがわかった。でもどうしても、嫌な自分がどうにも抑えきれない。義母が居る間は、悲しい現実からなるべく逃避した。何も考えないようにした。心の中は、その日その日をやり過ごすので精一杯だった。退院しても、思い切り泣ける場所がないなんてね。義母が帰る時、どうしても気にかかるものがあった。小さなトランク。それは、母親としての自分自身のカン。あの中が何故かどうしても気になっていた。その中には、あの子が残してくれたたった一つの形見の小さな小さなお骨が入っていたとも知らず。あの時は、気になる何か、それが何なのかはわからなかった。だから聞けるはずもなかった。私のため、と自分の周りの人たちによって、　お骨が自分から遠ざけられたことを知ったのはそれから数週間も後のことだ。

  2007年06月22日

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• 入院生活

  意識が戻ったとき、家族が見えた。自分の目は、一番にココとヒナを探した。いつもクールで、感情を表に出さないココが、目にいっぱい涙をためて自分のそばまで寄って来ては顔をくしゃくしゃにして　涙を流した。ヒナの顔からはいつもの屈託のない明るい笑顔が消え、表情はなく、いつもはおしゃべりなクセに、私に近づいてはこなかった。なぜ泣くんだろう。なぜ　笑顔を見せてくれないんだろう。まだ、自分の身に起きたことを理解できずにいた。ここは、明らかに壁も床も天井も白く、まるで箱の中にいるような部屋だった。集中治療室、まさか自分がこんなところにいるなんて。よく見れば、自分自身では、身動きひとつできないことに気が付いた。輸血や点滴のチューブが、腕や脚のつけ根にいくつも繋がれており、口や鼻には、胃までのチューブ、酸素マスク。脚には、メドマ（エコノミー症候群予防のため）。尿のチューブ。ドレーン。父と母の悲しそうな顔が見えたとき、私は悟った。母は、「無事でよかった、前向きに生きていこう」と泣いた。そのコトバが、自分が今ここに存在する意味を問われているように思え、激しく胸に突き刺さった。すべてが虚しく思え、なぜかとても悲しかった。前向きに、、、などとというコトバがこんなにも残酷なコトバだったなんて、今まで思わなかったのに。私の体は、DIC を起こしたため、まさに全身管理が必要だった。だから、見たことのない、いろいろな「科」の先生方が　次々と自分の前に現れた。救急外来で診察してもらった先生が来たとき、自分はもう赤ちゃんを産めないのか、と聞いた。先生は、「子宮を温存しようとがんばってみたんだけどね。。。」集中治療室で声を上げて泣いたのは、後にも先にも　この時だけだ。集中治療室では、若い看護士さんばかりだった。ここの看護士さんたちには、本当によくしてもらった。まだ若く慎重なのか、ケアも丁寧でひとつひとつにおいて一生懸命やってくれた。私が退屈しないようにと慣れない手つきではあったが、足湯や足のマッサージ、髪も洗ってくれた。おしゃべりもした。明るく気さくな看護士さんばかりで、自分は泣いているヒマなんかなかった。あの時は、無意識がはたらいて　悲しく辛い出来事を、自分の中から払いのけようとしていたんだと思う。だから、心の奥底は闇でも、表面上は努めて元気に、笑顔を見せた。そうしているうちに、一本、また一本と、腕からはチューブがなくなった。酸素マスクも食道のチューブも外され、病院食も始まった。それによって少しずつ　現実を受け入れなければならないことも知っていった。１週間ほど経った頃、一般病棟に移動することになった。でも、産婦人科病棟だけは、絶対にイヤだった。赤ちゃんを見るのも、泣き声を聞くのも、せっかく追いやった感情を思い起こさせるから。その上自分は病気ではなかったのに思いがけず一晩のうちに二度と妊娠のできない体になったのだから。病気だったのなら。摘出までの時間、覚悟もできる。これから先、赤ちゃんを授からない自分を受け入れる時間もあったかもしれない。でも、病気ではなかったら。。。？あの日を堺に、自分は自分ではなくなった。【一度に大切な２つのものを思いがけず失くした】その喪失感は、味わったことがない限り　経験したものにしかわからないのではないか。それは今も、そしてこれからも、計り知れないほどの心の痛みとなっていくに違いない。産科病棟に行っていたとしたら、実際、生き地獄に値するほど辛い思いを強いられることになったのではないか。内科病棟。看護士さんも、今までほど来なくなった。６人ほどの大部屋だった。みんなカーテンを閉めているので、暗く閉鎖的な空間に思えた。夜になると、今までのことがフラッシュバックして悲しい現実が蘇り、涙が流れた。隣の人に　悟られないよう泣いた。内科病棟にはその２日ほどで、個室の空きがあったため、一階上の複合の病棟に移った。ここでは、看護師さんはほとんど来なくなった。母は、毎日来てくれていたが、ずっとここにいても母もヒマなので、よく出かけるようになった。自分だけの時間が増えるにつれ、なんでこんなことになったのか、赤ちゃんはどうして自分の中にいないのか、そんなことをいろいろ考えた。毎晩毎晩、枕を濡らしたし、虚しくなって、生きている実感も全くなかった。とにかく、思いっきり泣きたかった。母の前では泣けない。母の顔をまともに見れない。涙が流れてきても、先生や看護師さんの気配がすると、慌てて涙を拭って至って元気に振舞った。毎日それだけで、本当に生きているだけで精一杯だった。とにかく誰かに聞いて欲しかった。自分には、はけ口が必要だった。抑えきれなくなった虚しい感情は、書くことでしか見出せなかった。夜中、一人きりの暗いベッドの上で　泣きながら日記を書いた。今思うと、自分が集中治療室にいる間、産科の看護士さんが、赤ちゃんをどうするかをお父さんに聞きに来ていた。お父さんは、そのことについては私には一言も言わず、義母と母にだけ相談した。そのときなぜ看護士さんは、夫ではなく母親の自分に聞いてくれなかったのか、と思う。母親の気持ちは、父親のそれとは違う。この９ヶ月、愛しくて片時も離れず一緒に生きて育んだ命は、誰よりも母親にしかわからない重み。母である自分が、赤ちゃんに一目も会えなかったこと、抱いてあげられなかったこと、ちゃんとこの目で見て、この腕で抱いて、私の赤ちゃんが、確かに産まれてきたんだということを覚えておいてあげたかった。それから、寂しくないように、いろんなものを棺に入れてあげたかった。そういうことすべてが、今となってはもう幻。ただ、後悔しか残っていない。そうして、９ヶ月自分の中で一緒に生きてきた赤ちゃんは、私の手で送ってあげることなく知らぬ間に灰になり、その上、遠くに引き離されてしまっていたんだ。

  2007年06月18日

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• 絶望感、喪失感、、、

  来週の父の日、ちょうどこの日がこの子の出産予定日になるはずだった。それなのにこの子は　この世界のどこにもいない。私のおなかの中にさえもういない。　絶望　　喪失　　罪悪　　責任　　孤独　　虚無普段、自分自身を一生懸命保ってはいるものの不意に　そういった感情が湧き上がり、自分を見失ってしまう。もし、今の生活に子供たちがいなければ、自分がどうなっていたか想像がつく。子供たちがいても、コントロールするのが精一杯だから。私の中ではあのときから時間が止まってしまっている。他人との時間差や温度差を感じることが怖いのだ。他人の赤ちゃんを見たり泣き声が聞こえたり大きなおなかの妊婦さんを見たりするのがあまりにも辛すぎて外に出るのが怖いのだ。どうしてこんなことになってしまったんだろう。なんで　あの子はいないんだろう。産まれていたら、今頃はこの部屋で二人、どんなに幸せな時間を過ごしていただろうか。でもたった一人でいるこの部屋にはどこを探してもそんな幸せな時間は見つけられない。ただ、お骨を腕に抱いて涙を流してあげることしかできない。５月一般病棟の個室に移ってから退院する少し前に、担当医から　これまでの経緯を説明された。常位胎盤早期剥離により、DIC （播種性血管内凝固症候群）を併発。赤ちゃんが　まだおなかにいるのに、お母さんから栄養や酸素を与えるための胎盤が、先に剥がれてしまった。そのため　大量に出血してしまい、出血性ショック。輸血もしたが、DIC を併発、凝固系に異常を来した。体内の血小板などの成分をすべて使い切ってしまったため、出血が止まらなくなった。それでも大量に輸血しながら、なんとか子宮を温存しようと縫合し、試みたが、再び開腹したときは、縫合した部分から　血が噴出していた。おなかの中は　すでに血の海だった。子宮を取ってしまわなければ自分はもうダメだった。どんなことになっても、母体は必ず家族にお返しする、それが私たちの使命だから、と先生は言った。どれだけたくさん輸血したか、も説明された。今、私の体を流れている血液は、ほぼ総入れ替えだった、と。それから原因は、やはり少し血圧が高めになっていたこと、むくみがあったこと、尿蛋白が（±）だったこと、それらもひとつの原因になりうるかもしれないが、極度の中毒症ではない。早剥は、それまで健康な妊婦でもいきなりなることがあるため、はっきりと原因はわかっていないそうだ。入院していたとしても、ずっと監視装置を装着しているわけではないのでどうなったかはわからない。しかし、もしかしたら赤ちゃんは助かっていたかもしれない。こちらからもっと入院を勧めるべきだった、とも言った。それから　今後のことですが、輸血をしているため、１ヶ月に１度、６ヶ月間、この病院で　血液検査をさせてください、と言われた。その後は任意だけれど、１年に１度は血液検査をするよう告げられた。HBV（B型肝炎ウイルス）と、HIV (エイズウイルス）の検査が必要だから。と１ヶ月に１度とはいえ、産婦人科外来に来てもらうには　あまりにも辛いだろうから、救急外来で、時間外に診ます、と配慮してくれた。それから、もし必要ならば、担当医と心療内科でフォローします、精一杯、力になるよ、いつでもなにかあったら連絡してきて、とも言ってくれた。この時、不思議と涙は出なかった。もう、何も考えないようにしていた。一通りの経緯や病気のこと、今後の体のことなどの説明が終わると、なぜか母が、先生の後を追って部屋から出た。いまさら何か説明されたところでもうこの現実は覆せない。先生の言ってる意味、本当の苦しみはこの先やってくるんだ、ということはこの時、まだわからなかった。でも、病室で一人になると不意にいろいろ思い出したりした。いろんな感情が、自分を押しつぶしそうになった。看護師さんや先生たちが部屋にやってくるので、泣いていたのを悟られないように自分の感情を心の奥にかくしてはいつものように振舞った。あの時入院していたら。。。私が赤ちゃんからのメッセージに早く気づいておなかが痛くなったときにすぐに救急で病院に行っていたら。。。そう思うと、やっぱり自分の責任だった。泣いても叫んでも　もう帰ってはこない。自分は、一生かかっても取り返しのつかないことをしてしまった。心の底から、悔やんだ。悔やんでも悔やみきれない。あの子がいない今、自分はこれから　どうして生きていったらいいのかわからなくなった。なんであの時自分は死んでしまわなかったんだろう、どうしてあの子は一緒に連れて行ってくれなかったんだろう、あの子はおなかの中でどれほど苦しい思いをしたかしれないのに。それなのに自分だけがこうして生きているなんて。お母さんの自分に、助けを求めていたのに。一人で逝ってしまってきっと寂しい思いをしているに違いない。お母さんも一緒に逝きたい。ずっとあの子のそばにいたい。あれから、自分の中の時計が止まってしまった。来る日も来る日もあの子のそばにいきたくて泣いた。死んでしまいたい、あの子に会いたい。あの子がおなかに宿ってからの日々、この９ヶ月の思い出はなんだったのか。あの子との未来がなくなった以上、何を糧に　生きていくというのか。心が空っぽになって、抜け殻のようになってしまった。もう限界だった。気が付くと自分の隣でココが泣いていた。入院してからこれまで私の前では　涙をこらえてがんばっていたココが、お母さんの前で初めて声を上げてココが泣いていた。ココは今までずっと　お母さんを心配してくれていた。私が　初めて命を宿し慈しみ産まれてきてくれたこの子は、名前のとおり　いつもお母さんの心に寄り添っていてくれた。ココは、お母さんがどれだけ苦しい思いをしているか心配で、その姿を　隣でいつも黙って見ていた。そうか、ごめんね、ココはずっとガマンしてたんやね。ココは私のひざに抱きついて泣いていた。自分は、この子の心を抱いてあげなければいけないことに気が付いた。それから、二人で泣いた。それは、赤ちゃんからのひとつのメッセージだと思った。自分の中の何かが　少しだけ動いた気がした。

  2007年06月12日

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• 失くしたもの

  今回の妊娠、出産に関して　私は、ココやヒナの時に感じたように、　新しい命を授かった神秘を感じたこと、生まれてきてくれた時の感動や喜びをすっかり忘れてしまっていたのではないか、と思う。自然に妊娠して、無事に出産して、という行程がごく当たり前のことだと、命を軽んじていたのではないか、と思う。果たしておねえちゃんたちに感じていたような、授かったときの　命の尊さや奇跡、重みを、ちゃんとこの子にも感じてあげていただろうか・・・不妊治療をするわけでもなく、妊娠時や出産時に何の異常も無くココとヒナは、自然分娩で、いたって健康でこの世に生を受けた。それは簡単なことだ、などと考えていたのではないだろうか。私は、いろんなことを思い出した。おなかの中の新しい命も、ココやヒナも、３人それぞれたった一つのかけがえない愛しい命だ。大きくなっても、それは永遠に変わることのない尊い命だということ。私は、自分の体や心のしんどさだけにかまけて、新しい命の重みを　感じていただろうか。二人のおねえちゃんたちの心にちゃんと寄り添ってあげていただろうか・・・５月１日大量の出血によるショックで一旦　意識は失ったものの、時折意識が現実に戻ったときは、私は妙に落ち着いていた、と思う。遠くのほうから、私の名前を誰かが呼んでいた。先生たちのうちの誰かが　私の肩を揺らし、名前を呼び、私の意識を現実に引き戻した。うっすら目を開けると、たくさんの先生たちが、ずらっと私の周りを取り囲んで見ていた。どうしてこんなにたくさん先生がいるのか不思議でたまらなかった。その中に、いつもの担当のきれいな先生が　心配そうな、申し訳ないような面持ちで立っていた、と思う。「これから手術をして、赤ちゃんを取り出してあげる」ということを説明されたと思う。それから、ココと一緒に買いに行った思い出の妊婦の洋服は、「洋服、はさみで切りますよ。」と言われた。その後もあまり覚えてないが、緊急オペ室に運ばれるときは意識はあった。廊下に、ココとヒナとお父さんが見えた。ココが　泣きそうな顔で私を見ていたのが、とても切なかった。心配させてごめんね、お母さんは大丈夫だよ、と言う気持ちで、「じゃ、行って来るね。ココとヒナに　ごはん、食べさせてあげて。」とお願いした。自分の中にいる赤ちゃんの命はもうないんだ、ということは考えないようにした。とにかく、ココやヒナを　どんなに不安にさせているか、おなかがすいていないか、とてもかわいそうな思いをさせていることを　ただただ申し訳なく思った。そう伝えてから　また記憶が飛んだ。その間に　私の赤ちゃんは　永遠に、私のおなかの中からいなくなってしまっていたのに。ここはどこだろう。。。？相変わらず、先生たちは　私の周りを取り囲んでいた。私は無性にノドがかわいていた。「どうしても水がのみたい、ノドがかわいてかわいて仕方ない。」ほとんど声が出ていないらしく、看護師さんの耳の近くで訴えたが、「そうか、でもごめんね。手術の前だから、ダメなの。でもちゃんと体に必要な点滴入れてるから大丈夫よ。」ああ、手術はまだ終わっていないんだ、と思っていた。赤ちゃんは、まだ私の中にいるんだ、これから出してあげる手術なのか、と思っていた。でも、この時もうすでに　赤ちゃんは私の中にいなかった。とにかく１滴でいいから水が飲みたい、どうしても、どうしても、と水をせがんだ。手術の前に飲むと、吐いてしまった時に　肺に流れてしまうことがあって、大変なことになるんだ、と言われた。大量の輸血のためなのか、それからの手術のためのものだったのか、何かにサインした、と思う。いつサインしたのか、内容がどうであったかなんて覚えてはいないが、震える手で、仰向けで書いた、と思う。それから先生にこう言われた。「出血がね、どうしても止まらないんだ。どんなに輸血しても、全部流れてしまうからね、だから、どうしても子宮をとらなくちゃいけないんだよ。」このとき、大量出血で　私の命がなくなっていてもおかしくなかったらしい。私自身は、命が危ない、と言うことは知らなかったが、お父さんには知らされていたようで、覚悟していたと思う。「子宮がなくなる」・・・そう言われても、もう何も考えられなかったし、考えたくもなかった。ただ、自分のおなかにはもう　赤ちゃんがいないんだ、とだけ思った。それでも、「のどが渇いた、水が飲みたいの」、としきりに懇願した。「いつ飲めるんですか。」すると、「今からまた手術だから、２時間、３時間・・・その後になるかな・・・」そんなに待てない、飲まないと死んじゃう、と思った。酷いことに、亡くなった赤ちゃんのことより、自分ののどの渇きだけしか頭になかった。意識は混濁しているようだった。でも時折　現実に戻る。私はまた手術台にいた。テレビで見たときと同じようなライトが当たった。もう何もかもわからなかった。そのあとは覚えていない。私は　一晩のうちに、愛しい【赤ちゃん】の命と　これまで、命を授かり育んできた【子宮】の　二つを失ってしまった。大切なものを二つも失ってしまったこと、それは、今現在も計り知れない喪失感が　自分を襲い、気が狂いそうになる。子宮をとられてしまったら、もうこれから二度と妊娠などできない。どんなにどんなに渇望してもこの子の　生まれ変わりを願っても私のおなかの中に新しい命がこの子の命が二度と、宿ることも　生まれることもないのだ。それなのに、子宮と引き換えに、私の命だけが残った。私はこの世界に戻ってきてしまった。しかしそれも奇跡なのだ。失くして　はじめて気がつく、ということはこういうことなのか。命というものが　どれだけ尊いものか、どれだけ神秘的で、奇跡的で重いものかを感じ、思い生きていくこと。それを忘れていたがために、二つのものを失くしてしまったのだ。深い深い悲しみを携えて、それでも生きていかなければならないのは、私自身の罰なのだ、と。

  2007年06月07日

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• 私のため、という許し

  お母さん、私のため、って　なに・・・？全部　私のことを考えて？それは、本当に私の気持ちに沿っていると思っているのですか。子供を亡くした親にとって、それは　身を切られるより痛いこと。お母さん、お義母さん、私の気持ちが　わかりますか？私の子供が　私に残してくれた最期の　たったひとつの　小さい命の証。それを　誰にも母親の私以外のだれもがどうするかを決めてしまってはいけないのです。私の実の母親でも、義理の母親でも、担当の先生でも、決めることではないはずでしょう。たとえ　実体がなくなってしまっても　灰になってしまっても私にとって　かけがえのない私の子ども。子どもを　母親から引き離したり母親から遠ざけたりすることが　私のため、でしょうか。母親の私の目に触れないようにこれ以上悲しまないように　早く元気になるようにと子どもを遠ざけてしまうことが本当に　子どもをなくした母親のためにしたことだと思っているのならそれは違います。まるっきり　逆なんですよ。そうしてしまったことを母親である私が知ってしまったら私の心はもう　取り返しのつかないことになるんです。私のことを考えて、と子どもの顔を見せてはくれなかったのでしょう。私のためを思って、と抱かせてはもらえなかったのでしょう。でも、呼吸をしていなくても　冷たくなっていても子どもをなくした母親というものは顔を見て、抱き上げて、頬ずりをして、手を　足を　にぎってあげたいんです。それなのに　先生には聞いても、誰一人　母親の私に何を聞いてくれることなく子どもは灰になってしまったんですね。私は　この子の母親だというのに私の知らないところで　私のため、と言ってはすべて周りが決めてしまい引き離されてしまった。知らないうちに　母親から自分の子どもを子どもから自分の母親を　取り上げられてしまうことほどつらいことってありますか。お母さん、お義母さん、そういう気持ち、忘れてしまったんですか。そんなこと、先生に聞いたところで　私の心はわからないでしょう。それは、ココやヒナを私の知らないうちに母親の私から引き離してしまうのと同じことなんです。亡くなってしまった子どもなら　尚のこと。生きていれば、何万、何億分の一でも　この世界のどこかで会えるかも知れない。でも、もう二度と　この世界でこの子には会うことができないんです。もう私のおなかに　命が宿ることもないのです。実の母親なら娘の気持ちをわかってくれてると思ってた。それなのに　どうしてすべて　私のため　という言葉で括ってしまうのですか。本当に　私のため　だというならどうして今更　許して欲しい　って言うんですか。お母さんも　お義母さんも　知っていてどうして母親である私から子どもを　命の証であるあの子のお骨さえも　引き離したりしてしまったのですか。一目でいいから　会いたかったし抱き上げてあげたかったのにもうすべて　取り返しのつかないこと。唯一この子の母親である私の知らない間になされてしまったことが本当に私のためになったと思うのですか。その事実を知った今、私が　どんな気持ちでお骨を抱いて悔し涙を流しているかお母さん、お義母さん、わかりますか。お母さんやお義母さんが　もし自分の子どもを亡くしてしまっていたらあなたのため、と言って　私にしてくれたようなことで　取り返しが付かないことがあったとしたら同じ思いをしなかったでしょうか。こんなこと言ってみたって子どもを亡くした母親にしか　わからないことなんでしょうか。だったら、せめて私の知らない間に決めてしまって私のためにしてくれたこと、今更言って　許して欲しいなんて言わないで・・・。

  2007年06月05日

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• 救急外来

  私が知らないうちに義母が私たちの赤ちゃんのお骨を家につれて帰ってからもう２週間経っていた。その間、義姉の家族４人が義母の家に帰ってきて、産まれた赤ちゃんを囲んでいたようだ。義姉は３月末、２人目の子供、女の子を出産した。予定日では４月末だったが、１ヶ月以上も早い出産だった。義姉は入院して、しばらくしてからの帝王切開で早く出産させてもらったんだという。私は　赤ちゃんの顔も見れず、抱くことも出来なかったのに、母である私より先に　お骨を抱いて連れて帰った義母、それよりも、私たちの赤ちゃんのお骨が幸せな義姉の家族の目にさらされ　触れられてしまうことが悔しくて情けなくて仕方なかった。なにより、亡くなった義父の仏壇に一緒に置かれ、義母と義姉家族にお経をあげられ、手を合わせられることを想像したら、いてもたってもいられなかった。私の手の届かない、もっと遠くへ追いやられてしまう、そんな気がした。しかし、義姉家族が自分の実家に来ていたというなら、すでに遅かった、と思う。この世に新しい命を生み出すことができ幸せに満ちた義姉夫婦にだけは、この世に生を受けることができなかった私たちの小さなたからものを　可哀想な子に見られたくなかった。私より先に目に触れさせたくなかった、手を合わせてほしくなかった。それは、妬みと羨ましさでいっぱいだからだ。うちからは　出産のお祝い、義姉夫婦からは　お見舞い。義母は、「お見舞いが届いたら　あなたからちゃんと連絡しときなさい。」って。。。私から　しなくてはいけないのか。。。？こんなときになんて言うの？「お見舞いありがとう」って言うの？今の状態で、そんなこと言えない。私にもっと苦しめ、傷つけというのか。お見舞いなんて欲しくない。義母は、私の気持ちがわからないのか。うちはどれだけ惨めな夫婦かと思うとまた泣けてきた。私は、無事に出産できた義姉や産まれて来た赤ちゃんに対して悔しさと嫉妬を感じずにいられない。だからこそ余計に希望に満ちた幸せの前に　うちの子がさらされること、私より先にあの子を　可哀想な目で見られること、触れられることがとても辛く、かなしかった。５月１日　あれから、３階からの階段を　落ちないように急いで降り、暗い坂道をココとヒナを連れて走った。おなかはとても痛かったが、とにかく早く、一刻も早く　病院に行かなければならなかった。家でも　かなりの量を出血した。あふれるほど　どんどん出血していたが、とにかく急いで　タクシーが走っている２４６まで出なければならなかった。400メートル、500メートル、その間、振り返ってみたが、昼間は危険なほどたくさんのタクシーが通り抜ける坂道は、夜になると人さえ通らない。気を確かに持っていないと意識が薄らぐ。やっとの思いでタクシーを捕まえ、病院までお願いした。15分か、20分か、気が遠くなる。時折　意識が飛んだ。でも、ココとヒナがいることで、飛びそうになる意識を持ち直すことができた。二人を不安にさせていただろうと思うが、気を失ってしまうことだけは避けられた。おなかは痛かったが、持っていたバッグをおしりの下に敷いた。シートを汚さずに済んだ。病院に着くと、私は苦痛で走れなかった。やっとの思いで受付に着くと、先に女性がいて、窓口でどうでもいいようなことを話していた。早く終わってほしかった、気が遠のく。長い。それでもとにかく出血が止まらない。女性の話がやっと終わり、「熱を測ってください。」といわれたが、「そんなどころじゃないんです、出血が止まらないんでっ。」子供を抱いて後ろに並んでいた女の人は、不振そうにじろじろと私たちを見ていた。しばらくしてやっと看護師さんが現れた。息が上がっていた。私は診察室に案内され、子供たちは外でお父さんが来るのを待っていた。かわいそうに、不安だったに違いない。看護師さんが、赤ちゃんの心音をひらおうとするが、どうしてもひらえない様子だった。ああ、やっぱり・・・。そう思ったら絶望的になった。内診台に上がるときには手足がぶるぶると震えていたのを覚えている。これまでの大量の出血のせいで、体温や血圧が随分下がってきているのが自分でもわかった。下着は鮮血で真っ赤に濡れていた。先生は、「前置胎盤か？いや、前置胎盤なら・・・こんなことは滅多にないんだけどね。今朝、診察に来ていたんだね。なんで急にこんなことに・・・」そんなようなことを言ったと思う。いつの間にか病院に着いていたお父さんが、先生に呼ばれたようだった。「こんなことは滅多にないことなんですが。。。帝王切開で赤ちゃんを取り出しても、赤ちゃんが大丈夫な週数に・・・」私は先生が何を言っているのか最後までもう聞き取れなかった。大丈夫なの？まだ望みはあるの？でも、自分でも赤ちゃんの心音は聞こえなかった。生きているなら、早く生きているうちに出してあげてよ。なんでこんなに出血が止まらないんだろう。早く手術してよ。意識は途切れ途切れになっていた。声が出なかった。もしもまだ希望があるなら、その一握りの希望にかけたい。でも叫んでも届かない。「先生っ、出血性ショックを・・・」そう聞こえた気がする。それから　私の記憶はない。

  2007年06月04日

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• お空への手紙　（6月3日）

  私たちの赤ちゃん早く　おうちにかえっておいで昨日　お母さんはお父さんと話をしたよお母さんが　どれだけ悲しくて辛くて泣いていたかお父さんは知っていましたでも、何も言わずお母さんが　心を開いてくれるのをいつまでも待つ覚悟はできていたと言いました心をひらいてくれて　ありがとうと言って泣いてくれましたお父さんは悲しくないのかって思っていたけど辛いこと、全部ひとりでやってくれたんだ辛くないはずないのにねお母さんが嘆き悲しんでるすぐそばで自分の悲しみをこらえ、おねえちゃんたちのお世話をして朝ごはんの用意をして家事をしてお母さんをずっと支えてくれていたんだよあなたのお父さんはすごくやさしいお父さんなんだよお母さんはあなたの小さくなったお骨があるなんて思ってもいなかったそれを知ったときとてもとてもうれしかったからお父さんの前で泣かないって決めていたのにうれしくて立っていられなかったちゃんと命の証、残してくれてたんだお母さんはね一目でもお顔を見てあげたかった最後にこの腕に抱き上げてあげたかったでも、もう今となってはその願いは叶わないだからせめてお父さんにはあなたの小さいお顔をずっと忘れないで覚えておいてあげてほしいそうお願いしたよお骨だけになってしまってもあなたは　うちの大事な大事な家族だから家族５人で暮らしたいと思ったのごめんね、もっと早くお父さんに聞いていればおばあちゃんに連れて行かれずにこのおうちにいられたかもしれないのにね寂しい思いをさせてしまったね、本当にごめんねでもお父さんが迎えに行ってくれたからねもうすぐ会えるよもう二度とどこにも行かせたりしないもう寂しくないよお父さんとおねえちゃんたちとお母さんと５人でずっとずっと一緒に暮らしていこうねだからお父さんと一緒に早くおうちにかえっておいでこれからはお母さんがたくさん抱いてあげるからね

  2007年06月03日

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• 後悔

  この世界に産んであげたかったな。この子は必ず元気に産まれて来る、そう信じて　決して疑わなかった。うちに赤ちゃんがやってくる、家族も友人もみんなそう思ってた。子供がもう一人増え、どこにでもあるにぎやかな家族を思い描いていた。自分は赤ちゃんを腕に抱いておねえちゃんたちと　寝顔を見て微笑む。自分は本当に幸せだ、そう思える日が　もう少しでやってくることをとても楽しみにしていた。あれは全部ゆめだったのですか。５月１日最近からだの調子が少しおかしいと思っていた。でも、自分では大丈夫だと過信してしまっていた。今までの妊娠でも無事にやってきた。ココもヒナも何事も無く生まれてきたから。しかし、むくみは先週よりひどくなっているようだったし、血圧も高くなってきていた。「赤ちゃん、少し小さいようですね。少し血圧も上がってきているし　むくみもあるようだから。。。入院ってこともあるかもしれない。」いつもの担当の先生は先週が病気でお休みされていて、この日は　急なお産のため、上の階に行ってしまっていて診てもらえなかった。　「エコーで診てみましょう、先週は診てないからね。」プローべを置くといつもは元気に跳ね上がるおなかの子はこの日、なぜかあまり動かなかった。「寝てるんですかね？でも生きているだけで、よかった。」冗談交じりに自分でそう言ったのを覚えている。入院はできないと思った。都会の核家族、それにうちはお父さんの仕事がこんなだから、深夜、もしくは明け方の帰りなんて毎日だから。子供を２人残しての入院なんてありえない、そう思った。帰り道、入院を勧められたことなんて　もうすっかり忘れてしまっていた。そういえば、この１週間は　体重やむくみを考えて、あんまり塩分も取らなかったし、食欲も抑えてきた。それなのに、なぜか体重は２キロも増えていた。見過ごしてしまったが、体はやっぱりおかしかった。今考えると、尿が少なかったのも理解できる。血流が悪くなっていて、腎臓もうまく機能していなかった。だから、むくみがひどくなって　体重も一気に増えてしまったんだ。夕方から　シクシクとおなかが痛み出した。陣痛とは明らかに違うと感じた。自分はまだ９ヶ月なんだから、これは子宮からの痛みではない。勝手にそう思い込んでトイレに出たり入ったり、布団にヨコになったりしてどうにか痛みを和らげようとした。でも、子供たちの夕飯を作らないと。痛みは和らぎそうになく、でも夕飯の準備も思うままに出来ず、時間だけが過ぎた。トイレと布団の往復で、途中　何件も電話が鳴り、そのたびに電話に出て応対をするが、自分がもう　何を言っているのかわからなくなってきた。少し意識が飛んだりするようだった。夕飯、準備しなければ。そう思いながら、少し座った。おなか、痛い。「ごめん、遅くなったね。おかあさん、ごはんするね。」そう言って立ち上がろうとしたとき、意識が朦朧とした。そのとたん、生暖かいものを感じて、我に返った。「あ、破水した。あー。」ココが横にいて、心配そうに自分を見た。まさか、破水なんてそんなことない。出産まで早すぎる。予定日までは　まだ１ヶ月以上も先だ。でも、こんなにたくさん流れ出るなんて、と思った。止まったと思った破水だったが、２度も３度も流れ出た。慌ててトイレに駆け込んで見ると、それは透明の羊水ではなく、真っ赤な、鮮血だった。トイレの床はみるみるうちに血だらけになった。救急車、呼んでくれる？ココは、おかあさんが血を流してるのを見て怖かったんだと思う。「できない。。。」　　そう言った。そうだよね。それなら、と替えの下着を持ってきてくれるよう、ココにお願いした。バスタオルもバスマットも鮮血に染まり、玄関先の床に転々とついた血のあとも拭いた。シャワーで足の血を流し、急いで病院に連絡を入れたが、多量の出血で、また朦朧とした。うまく伝わらなかったのか、救急外来の受付は事務的だった。救急で行ってよいか尋ねたが、向こうの対応では決めかねているような気がして一秒でもムダに出来ないと思い、「タクシーですかっ？それで行きます。」そう言ってしまった。あの時、救急で行ってたとしてもあの子はもう助からなかっただろうと思う。あれだけの量を家で出血したらもうどっちみち病院に着いたとしてもすぐには手術できないだろうし。悔やまれることは、自分で判断してしまったこと。自分を過信してしまっていたこと。もし、おなかが痛くなった時点で救急車を呼ぶなり、タクシーで病院に行っていたら、子供は帝王切開で産まれていただろうと思う。それは自分の責任だ。

  2007年05月31日

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• Re:今はまだ

  心がばらばらになるのがこわくて家族の前で自分を保つのが精一杯で今はまだ現実を受け止める勇気も気力もありません昼間自分の母や看護師さんには明るく元気に振舞っても消灯した病室の天井を見上げては声をころして泣きました家では子供たちの前では笑っていないと心配するからシャワーの音で隠して泣くのです９ヶ月間の想い出はこの家と家族とともにあったから場面を思い出さないことなんてないし気がつくとおなかに手をあてていなくなった子供を想い涙を流しています心にぽっかりと空いた穴は埋めることができません本当に本当に辛くて自分を責める今はまだ何も考えたくないただ人形のようにぼんやりと毎日を生きています抜け殻のように生きています

  2007年05月22日

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• Re:陶酔

  夜の痛み止めはよく眠れる方がいい。そのほうがおなかの傷口も動けない腰の痛みも心の痛みも忘れて眠れるから。夢か現実かわからなくて思わず手を伸ばし空を掴んだ。でもそれが夢なのか現実なのかもわからない。心地よくてずっとこのまま漂っていたいけど。必ず夜は明け、朝は来る。いくら手を伸ばしても現実では時間は引き戻すことはできないし、産まれてくるはずだった子供をこの腕に抱いてあげることはできない。だから、眠っている間だけこの現実から逃げていいですか。まだ今はそれが現実だと思いたくないから。そしてまた今夜も辛い現実から逃げるための痛み止めを。少なくとも夢の中ではこの腕に抱いてあげることができるから。

  2007年05月14日

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• Re:生きること死ぬこと

  気がついたときは、集中治療室で病院のベッドの上で点滴やら動脈のチューブやらいろんなものがついていて動けない状態だった。家族や先生が次々に現れては、助かって良かった、本当にどうなることかと思った、お母さんだけでも生きていてくれて良かった、、などと口々に言う。ああ、そうか。やっぱりおなかの子はだめだったんだ。自分は、出血多量で死ぬところだったみたいだ。腕を見れば内出血の痕もあざになっていて痛々しい。約３リットルもの血液とほかの輸血で自分は生き返った。しかし、相応するほどの自分の失血のため、妊娠９ヶ月目の子供はなくなってしまった。苦しかっただろうな。自分が死んでいたら苦しまずに逝けたのにな。目が覚めた時に子供たちが見えた。ああ、生きてて良かったんだ、って思った。

  2007年05月08日

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• やること多くて。。。

  去年引越ししてきてから、実はまだカードとか免許証とか通帳とかの住所変更をしてなかったんです。引越ししてからお仕事を始めてしまい、気がそっちにいってしまっていてかなりメンドーになっていたんデスネ。郵便局さんの転送もあと数ヶ月。。。仕方ないので、このニンプ期間でやっちまうことにしましょ。。。でも、また来年引越しデスヨ。ハナシは変わりますが、そろそろ出産の準備もやらなくてはならなくなってきました。新生児のときの用品や出産に必要な用品なんかはもう捨ててしまったり、実家に送り返したりしてすでにありませぬ。でも、すべて一からまた揃えるにはお金がかかりすぎ。うちには金くいムスメが２匹もいるんデス。なので、一昨年３人目を産んだ妹のお下がりをもらいました。が、やはりミルク染みなんかは漂白しても取れないんですよね。まあそれでも有難く使わせていただきますヨ。今、おそらく32週か33週くらいですか。ああ、まだ１ヶ月以上あります。とうとう足がむくんできました。もうしんどいです。。。また明日はガッコで歓送迎の委員会です。気が重いなぁ～

  2007年04月27日

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• こわれた。

  今日の日記はほんとにほんとに独り言デス。どうやら、携帯のカメラが壊れたようデス。メンドーなことになっとります。ちょいとした画像なんかはやっぱりケータイがとっても便利なので、壊れたとなるとかなりメンドーですね。ああ、ショップに行くにもニンプ、ツライ。。。まあ、お天気の良い日にでも愛車のチャリ号に乗って出かけるとしよう。ただ最近はもう、チャリ号に乗ってもおなかが閊えてこれがまたかなりツライ。しかし、長距離歩くのを考えると、やっぱりチャリ号のほうがラクなのだ。今までの妊娠と比べると、サイコウにデブりんやし、サイコウに巨乳さんになってしまった。。。おかげさまで、子供たちに怖がられるほどの巨乳さんぶりで。とすると、もともと巨乳さんは、さらに巨乳さんになるんじゃないのか。。。？今回は、ココやヒナの時みたいにおなかもべた～っとヨコに広がってなくて前にボーンと突き出ているので、もしや、オス！？と思っていたら、やっぱりオスということらしいデス。ヒナは、赤ちゃんが生まれるのがどうもうれしくないらしく、おなかに向かってオドシをかけたりやっつけにきます。。。今からかなりオソロシイおねえさんですな。生まれたら、おねえちゃんたちのほうをよりちゃんと見てあげないといけないかも、ですね。。。

  2007年04月20日

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• ただのデブじゃないんだけど。

  あぁ、しんどいなぁ～　　　・・・・・しんどい。　　カラダ、、、重たい。やっと、やっと８ヶ月半。もうニンプはコリゴリだヨ。ぱぱさんは、ヨメがニンプだということ、わかってんのかなぁ。花見に行くのも赤坂にラーメン食べに行くのもめっちゃくちゃ歩く。２～３キロなんてヘイキやし。２駅くらいスタスタ歩くし。しかも、早いし。。。ナンボなんでも追いつかれへんやんなあ。アンタ、自分が『ちょいデブおやじぃ』やから早足で歩くのはいいかもしれんけど。うちは、ただのデブやなくて、『ニンプ』なんやで。帰ったら帰ったで家事は手伝ってくれへんし。子供らに手伝えって言うけど、アンタがやってくれたらええやんか。子供らが、いやや～って言うたらなんでアンタが怒るん。　おなか、つっかえつっかえで浴槽洗ってても知らんふりやし。信じられへん。。。ホンマ腹立つから、今月分のお給料も多めに出金してやるわ。ほんでまた今週ココとヒナと３人だけで、ちょい良いお肉買ってきてナイショで焼肉したろ。

  2007年04月16日

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• 

  生活改善からの学力アップ、ということか。

  今日の保護会はいつもとは随分様子が違いました。今までの出席率は、ホカの学年と比較しようのないくらいヒドイ出席率の５年生が、今日は８０％はいってたんではなかろうか、いや、ひょっとすると９０は超えていたかもしれないデスネ。５年生だけではなく、ホカの学年の出席率もほぼ良かったと言っていいんじゃないかいな。校長先生が変わったことや担任の先生が変わったことは、児童だけではなく保護者の関心ごとでもありますし。。。いえいえ、実はそれだけではなかったんデスヨ。陰山先生。知っていますか？そう、読み書き計算、100マス計算などの、反復学習方法などは有名です。よく雑誌にも取り上げられたりしていますし、書籍やドリルでも非常に知られています。　　　　　　　　　今年からウチのガッコでは陰山先生の学力向上プロジェクトが始まります。講演会に参加するため、これだけの保護者が集まってきたんですね。スゴイコトデス。。。日本の子供の学力は年々低下していると言われています。世界の中では、日本ってほんとに低いんですね。ビックリしました。生活習慣を正していくことで、子供たちは劇的に変化する、つまり学力が伸びるんだそうです。学んできたことを少し紹介します。９時に寝る。高学年でも１０時には寝る。テレビやゲームは１時間、多くても２時間まで。週に、１～２冊は本を読む。それから、朝ごはんは必ず食べさせる。勉強は大切なこと。テレビは長く見ない。以上が、この１年の家庭でのプロジェクト。一つ一つやはりちゃんと理由がありマス。陰山先生の出ている雑誌や書籍で見てください。結果が出ている確実なデータに基づいているため短い時間でしたが、ジブンにとってはかなり納得した講演内容でした。うちのバカ娘どもが、１年後、どれだけ変わってくれるか楽しみだなぁ～しかしよくよく考えてみると、生活改善って、、、この自分が変わらなければならないのだワ。。。早寝・早起き・・・ガンバレ、ジブン。。。さて。次回、今度は陰山先生が子供たち向けに来校してくださるそうです。

  2007年04月12日

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• ５年ハハのお集まり。

  ５年生の保護者の役割といえば、うちのガッコの場合歓迎・送迎会の運営、開催らしいデス。しかしこの学年、いまひとつまとまりに欠けます。。。今に始まったことではないけど。学年で一番人数があるのにもかかわらず、保護会の出席率は最下位、といっても過言ではないでショウ。役員決めなんてほんと、逃げてばかりで。だって、こないからねぇ。。。今回の歓送迎会でも、我関せず。　　　　　　　　　なヒトが数人います。働いてても、赤ちゃん連れてきても、ニンプも、みんな大変だけど、話し合いに参加して何か自分に出来ることを見つけてやりましょ、と思っている一方、全くもって話し合いにも参加せず、連絡もしてこない人ってどんな保護者。。。？だから、５年生になってたま～に保護会なんかに来られても、ダレの保護者サマなのか未だわからない方がいます。ほんとです。・・・クラス替えもないのにヨ。忙しくても、年に数回しかない保護会にはなんとかやりくりしてでも出席したほうがいいデス。自分の子供のことを知る上でも、保護者や先生と会話することってとっても大切なことだと思いマスヨ。子供をガッコに預けっぱなしで、行事にも参加セズ、学年全体での責任も負ワズ、他の保護者と関ワラズ、、、そのくせ何かあるとガミガミと怒鳴り込む保護者。。。って、イヤな感じですネ。来年の卒対。今からとても心配デスヨ。また卒対委員なので、ミナサン、ドウカ　タノミマスヨ。

  2007年04月07日

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• あれから随分と経ってしまった。

  お久しぶりの日記になってしまいました。。。コメントくださったみなさま、ほんとにどうもありがとうデス。おかげさまでツワリも終わり、花粉もようやくマシになってまいりました。サクラも満開、、、（今日の嵐で散ってしまいましたが。。。）とはいえ　もう春デス。春休みもオワリデス。そろそろ活動させてイタダキマス。皆様のブログにフラフラ飛んでゆきますので、どうか叩き落とさず、またよろしくお願いします。。。

  2007年04月04日

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• シロか、クロか。。。

  このところ調子がイマイチだったのでおかしいと思い、例のモノが遅れていたこともありまさかね、と思いながら検査薬使ってみました。くっきりと赤色の線が出ましたので、なんだか複雑な思いでクリニックへ行ったのでした。結果、やはり妊娠していました。複雑な思い、、、これは、いろいろあってこの土日はアタマも心も整理できない状態でした。まず、年齢的なもの。マル高になってしまいます。次に、ココとは１０歳も離れているということ。ココが成人式のころに、やっと１０歳、、、。それから、お仕事を始めたばかりですぐには辞められない。後任者がいない、ことです。あとは、パパさんの反応、です。年齢的なものは仕方ないにしても、お仕事については、辞めることに関して、申し出るタイミングがなかなかないような気がします。。。しかし、無理してダメになってもアホらしいし、遅くても１１月末には辞めたいと思ってはいます。（ほんとはもっと早く辞めたい。。。立ち仕事がつらくなってきてます。）今回で４回妊娠しましたが、３回目の妊娠のときは可哀想に産んであげる事はできませんでした。望まれない妊娠、望まれない子、だったからです。ココもヒナも小さくて、あの頃はパパさんも毎日朝帰りで、子育てには全く協力してくれませんでした。パパさん本人の口から、『産まれても子育てに協力できない、自分から産めとも産むなとも言えない。』そうハッキリ言われました。今でも決して忘れません。それは、卑怯な言い方でした。そうすると、この子を産んだら、自分はココとヒナの面倒は見てあげられない、そう思ったからです。でもそれは、ぱぱさんにしても自分にしても身勝手な妊娠、その上、身勝手な選択だったのでした。その結果自分は、何ヶ月も罪の意識で押しつぶされそうになり、泣き暮らし、死ぬほど辛い思いを味わうことになりました。それは、自分がこれからもずっと背負って行かなくてはならない罰です。あれからもう２度と妊娠できないと思っていたので、今回はいろんな思いも絡み合っています。前回辛い選択をしなければならなかったあの時の気持ちがまた甦ってきて、辛くなったり、またうれしくなったり、感情が不安定になりました。これは、パパさんにはなかなか理解してもらえない気持ちです。あの時はココとヒナの世話で精一杯で、しかも自分で堕胎を決心しなくてはならない状況で、心も体もボロボロでした。あれからは、ダレがどう言おうと、自分は産むという選択しかしないと決めています。パパさんにはしばらく言わないでおこうかとも思いましたが、これから産む以上は、今までのように母子家庭のような子育てでは到底ムリです。協力なしではムリなので、ハッキリ告げました。自分も、もう二度とあんな惨めな思いを味わってはいけない。授かった命の大切さ、を身をもって知ったのです。あの子のためにも罪を忘れることなく、この命を大事に大事に、育てていこうとおもいます。

  2006年10月23日

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  やっと慣れてきたのに、もしかして。

  本日もタイトル通りです、ハイ。定食屋では、ようやく１ヶ月。そろそろお仕事にも慣れてきた今日このごろ。。。カフェのお仕事は、今日でようやく２週間目。人一倍勉強しなければ、と思い、カフェの種類も作り方も一通りアタマに突っ込んだ。家でも材料を買ってきて実践した。ぱっと言われても、いちいち思い出してアタマで確認しながら動くので、スムーズな実践に結びつくのはまだまだこれからです。こればっかりは、慣れと経験量でしょうから。。。しかし友人の助けもあって、６日で最短コース、３つのパートを覚えつつあります。残るのはフードだけです。。。っていう時期にですよ。なんか最近おかしいなぁ～と思った。まーさぁーかぁーね。。。って。。。ちょいまて。・・・・・もしかするかも。

  2006年10月20日

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  お休みには。

  先週でしたか、神宮球場へナイターを見に行ってきました。学校斡旋で、チケット代は無料だったからっ！！いいですね、地域に密着しているっていうのは。ホントに有難いことです。しかしながら、、、少し遅れて行ったからか、ヤクルト×広島カープの、カープ側指定席に行ってくれといわれ・・・ヤクルト選手の直筆サイン帽をかぶるのは、いくらなんでも辞めときました。。。　今週は、例のあおやま祭りでした。ブラスバンドも、運動会の時からだと随分うまくなっていました。いろんな地域の方もいらっしゃるし、残念ながらフォトは載せません。帰りの銀杏並木だけ。。。向こうは絵画館。銀杏はまだまだ　ミドリですね。

  2006年10月17日

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• ばっかやろ～！！！

  せっかく書いたのに、一個間違えてクリックしたらもうモトには戻ることはありませんでした。。。実は、昨日大変だった、ということを書いたんです。せっかく書いたものがあっという間に消えてしまうなんて、もうハラも煮えくり返るので、修飾もナシでいきます。うちの真下の奥さんが時々錯乱状態に陥るので、昨日もそんな感じで、救急、消防、警察の３セットが、１日のうちに３回もうちの敷地または門の前で待機していた、ということを書いたんです。朝は朝で、部屋の玄関からは救急隊の必死の呼びかけ。夕方は、ベランダから救急隊がハシゴを使って、早まるな、などと宥めているのが聞こえるし。夜は夜で、暴れたりわめいたり泣き叫んだりしているのが聞こえてくるし。うちの子たちは、最初は怖がっていたものの、３回も来たらもう慣れで、『おかあさん、まだ救急車いるよぉっ！！！』などと、外にまる聞こえのベランダから、アッケラカンと叫ぶ始末。子供たちには修羅的な場面は見せたくないなァ～という自分の心配をヨソに、『ぱんだちゃんごっこ』なるものをして、仲良く、ほのぼの～っと遊んでおりました。１日に、救急も消防もパトも、３回出動させるなんて。。。よっぽどな奥さんです。。。

  2006年10月15日

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• こんなはずでは。。。？

  明日の『あおやままつり』には、もちろんココも参加します。ということで、ブラバンの演奏があります。スイミングはまた振り替えです。。。その代わりトランペットで肺活量なり、が強化されることを願います。。。しばらく働く気はなかったはずなのに、どうしてか今現在、平日はすべて外で働くことになってしまいました。。。自分的には、週３～４日でよかったんです。紹介してくださったお友達には感謝してます。。。がしかし、実は、希望のシフトではないんですね。だったら、、、ということで、面接のときに丁寧にお断りしたんですが、叶わず。。。やっと今週のお仕事が終わったわけですが、来週からも８時半入りが週３日あるので夜更かしなんて、邪道です。あとの２日は、先の定食屋の１０時半入りです。まあ、どちらも今のところは早めに上がれる、、、それだけが救いです。しかしながら今週、火曜にカフェではじめて洗浄覚えて、水曜・木曜は定食屋でホールと洗浄をやって、今日、カフェではじめて提供を覚えるというのは精神的にも体力的にも、かなりキツイもんがありました。せめて、２回くらいは同じことをさせていただきたい。と、思うのはワタシダケかぁ～い？？？こんなにせっせと働く気はなかったが、まあ、自分で決めたのだから今更ブツブツ言ってもそれはしょうがないです。もうこうなったら粉のように働いて、早起きに体を慣れさせ、精神力も、ガッツガツに鍛えてゆこうと思います。

  2006年10月13日

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• 母はお仕事です。

  水・木とお仕事に行ってきました。今週からは単独ですぅ。水曜はホール全般でしたが、店によって案内が少々違うため、この日は戸惑いました。以前のお店はすべてテーブル席だったので、お客さんが来たら、時間を気にすることなくとにかく人数に見合う席に案内すればよかったのです。ランチタイム、という時間の設定がなかったためです。しかもピーク時間の11時～14時半は並ばれるのが普通なため、待っているお客さんの人数やオーダーはすでに次々と把握していくシステムだったためです。なので、例えていうなら、まさにパズル感覚です。このお店はカウンターがあり、もちろんテーブルもありますが、時間によって案内する席が変ってくるようです。ランチタイムが決まっているからでしょう。もちろん、お一人様ならカウンター、と人数に見合った席を用意させては頂くんですが、初めの時間はテーブルがスッカラカンに空いていても、３人でも先にカウンター。ランチ終了近い時間はもっとわかりにくかったです。というのも、ランチ終了前ならとにかくテーブル席に案内して、と教えてくれた友人と違い、今回、店長はカウンターに案内したからです。。。？？？なぜ、？？？なのかというと、どうしてか、店長はカウンターに座られるほうが嫌がる、と聞いていたんです。ま、空いているからどちらでもいいとは思うんですが、店長のやりやすい方法なのか、単なるわがままなのか。。。そんなことは恐ろしくてただでさえ愛想の無い店長には聞けやしませんが、客にとっては、果たしてどっちがいいんだろう。。。？と思ってしまいます。カウンターならすぐ厨房からお料理を提供しやすい、というこちら側の利点があります。しかも、食べ終わったらすぐ帰ってくれる、という店長の心理的な作戦なのか。。。とまあ、従業員の側としては、どうしたもんか統一してほしい、というところです。木曜は、洗浄兼ホールでした。忙しい時間はとにかくホール優先だとわかっていますが、ホールヘルプの声を、本当に耳を凝らして聞いていないと、洗浄の水の音で全く聞こえないのです。聞き逃したらそれで、ホールに行くよう注意されます。昨日は雨だったため少しお客様が多かったようです。そのため洗浄のための時間配分を掴む余裕もなく、ホールに入る回数もかなり多くて、結構オタオタしました。ランチタイム、と時間が決められているため、仕事内容を早く回さないと、きっちり終われないんですね。だから、ホールにしても洗浄にしてもしょっちゅう時計の針を見て行動しなくてはならないようです。やっぱり、客商売って、難しいです。。。さて。今日はもうすでに１件の面接を終えてきました。本当は11時くらいから入りたかったんですが、お店のほうからは、8時半入りということで。。。主婦にとっての8時半入りって、結構キツイですよねぇ。。。仕方ない。来週火曜と金曜は、二度寝できる！というばら色的なぐうたら希望は儚くも消え去りました。。。とうとうダブルワーク、突入です。。。　　　　ああ～ああ～、　不安やなぁぁぁぁぁ～　　

  2006年10月06日

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  秋の訪れとココの転機。

  引越ししてきた当初、ベランダであの活き活きとしていた、ヒナトマト。こんなになってもうたぁ。。。もう１０月ですからね。時の経つのは早いですね。今日から衣替えですよ。残念ながら、夏帽かぶってくる児童が必ずクラスに一人か二人はいます。自分はすっかり忘れていましたが、くろまにょんたちはダイジョブでした。　ところで、スイミングの水泳大会ですが、ココはもう全く、ぼろん、ぼろんちょでした。。。ヒナは、なんとか銅メダルを獲得しておりました。ココの場合、同じようにスイミングを始めて一緒に通ってるお友達が、ほぼ金メダルを獲得したことがものすごく悔しかったみたいです。でもそのお友達は幼稚園のころからすごく負けず嫌いで、なんでもゼッタイ一番になりたいと思って、お友達なりに努力して早く泳げる勉強してるんです。・・・・・ココはどうですか？全く努力してません。。。そこからして、違いが明白になるわけです。ココはなににつけても競争意識が全然ない子でした。しかし今回初めて、敗北の悔しさを味わった。ちょっと変ってくれるかな。学校からいただいてきたヒナの木は、すくすく育っていますよ。

  2006年10月03日

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  運動会、ちょこっと写しました。

  快晴！！とまではいかなかったけれど、晴れてよかった～うちの小学校は人数が少ないので、子供たちは、出ずっぱりでかなり忙しかったな。すもうダンス、シッブイ曲に合わせて踊ってくれるんかと思ったら、オレンジレンジの曲で、かなり軽快でした。うちで見てた、『くろまにょん』とはエライ違いでした。。。１～２年生はカワイイですね。みんなそれぞれ家で作ってもらったまわしをつけていました。３～４年生にもなると、少し激しくカッコよく決めます。南中ソーラン、揃いのネイビーの大きめＴシャツと、アタマに巻いた赤のハチマキを長く後ろに垂らして。カッコよかったですよ。そして、ワタシもラケットリレーで走ってきました。。。綱引きはもうカンベン、ぱぱさんに出てもらいました。大人は嫌がるけれど、子供たちは、親兄弟が運動会に参加することをすごく楽しみにしているんですよね。今年は外でお弁当食べれたのでもうそれで満足。自慢のトランペット、うまく演奏できたかな。・・・・・ちょっと間違えて誤魔化したそうです。さて、今日はスイミングのお祭り、水泳大会です。ワタシ、今日はギブアップ。。。洗濯物、洗い物のため、お留守番していた～い。。。そこで、ぱぱさんの、それこそ『ジマンのビデオカメラ』をフル活用。昨日の運動会で疲れきった体にムチを打ち、子供たちのパワフルな（？）泳ぎを、収めてきてもらえるはずです。

  2006年10月01日

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• 最近のくろまによん。

  最近は、運動会の練習のおかげでうちの『くろまによんじん』（アホ娘２号のことです。）はオツカレモードだ。『くろまによん』のダンスであるが、今年は【すもうダンス】（・・・なんじゃそりゃ。）をするらしく、おかげで【プチまわし】を作らされた。これがまた面倒だった。しかも、毎日帰ってきてはワケのワカラナイ、その【すもうダンス】を見てくれと言われ、『くろまによん』による【くろまによんのすもうダンス】に付き合うハメに。。。それもとうとう明日が本番。ぱぱさんには、ガッツで関取、、、いや席取りに行ってもらわねば。この日のために、ぱぱさんはフンパツして、ビデオカメラを新調したのだし。まあそういうわけで、本日、くろまによんはもうオヤスミです。（ハナが詰まっているので、時々イビキかいてます。。。）昨日、バイト先に行ってきました。昨日はホールじゃなくて洗い場でしたが、これがもう、ハンパなくやることが多い。大体、家でも洗い物がニガテなワタシ。。。シゴトとしてはおそらくムリなんちゃうやろうか。でもガンバリマス。週２日だけやし。来週、再来週アタリ、もう１件、面接に行く予定です。ええ、今日は明日のお弁当作りのためこの辺で。。。

  2006年09月29日

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• アホ娘２号。

  ２号とは、ヒナのことである。っと、その前に。あのぅ、すみません。。。先日のタイトルに、「１０代」と入っていたからなのか、「え？１０歳のがきんちょがブログを書いているのか！？」・・・・・と思われた方も多かったのではなかろうか、、、と。そう、いつもはちらりほらりィ～なアクセス数がこの日だけなんだか、ババッ！？っとな。違いますよ～、１０代になった子の、ハハオヤが書いてます。すんませんね、ええ、おばちゃんです。そうそれでまた思い出しました。とんと昔のことです。うちのお母ちゃん、バイク（当時カブという原付）に乗って帰ってたら後ろから来たクルマの兄ちゃんらに「おねえさんっ、あそぼーよっ♪」声を掛けられたと言う。「え、ワタシのこと？」勘違いも甚だしいのですが、年甲斐もなく図に乗って喜んだのも束の間、通り過ぎるとともに、、、「うわっ！なんやっ、オバハンやんかっ！」それで、すっごい不機嫌なって帰ってきたの思い出しました。話聞いて、お母ちゃんはめっちゃ怒ってたけど、自分らはその兄ちゃんらの残念さを思い、ボロクソ笑い転げました。。。一瞬だけ幸せで、そこから一気に奈落に叩き落とされたお母ちゃんもお気の毒。。。それを聞かされた、お父ちゃんは苦笑い。。。・・・・・まあ、先日のタイトルもそういうようなもんですか。ちょっと違うか。最近、暑い日があったと思ったら、今日はまた寒いですね。。。先日もそう。ココが「おかあさん、サムイ～！」と言ってくるので、「寒かったら一個着て、暑かったら脱いだらええでしょうがっ？」・・・毎日のように言わせてもらってんやからもういい加減自分で調節してもらいたいもんです。言った矢先ヒナが、「おかあさん、アツイ～！」と言ってくる。。。「あんたたち、なんなん？もー、暑いやら寒いやらってさぁっ。一体　なに人っ！？」　　　　　　　「　くろまにょんじん。　」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｵｵっ！！　さすがアホ娘２号。　見事な返し、、、降参ですぅ。。。

  2006年09月26日

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