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ひだまりじょさんいん

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2006.09.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日、産後のエクササイズの本を探しに行ったら、
なんだか目にとまってかってしまいまった本のはなしです。

薬草学とかすきなので、読んでいたら、

魔女は毒物を薬草として結構使っていたということがわかりました。
ホメオパシーで使う原料になってるのものの名前がたくさん登場します。

魔女狩りの初期にでた「魔女の鉄槌」という本の中で

産婆を魔女以外の何者でもないと言い立て、
産婆は生まれたばかりの赤子を空高く放り投げて悪魔に渡すと
強い口調で弾劾し、産婆への憎悪をあらわにしている。

その理由は、アダムとイブが禁断の果実をたべ、
楽園を追われたとき、神はイブに
「私は、貴女の身ごもりの苦しみを大いに増す。
  あなたは子を苦しんで産まなければならない。」
(創世記3章16節)
と告げた。

出産の痛みは神に逆らった罰なのだという。
だから、産婦の苦しみをできるだけ少なくしようとする
腕のいい産婆は、神に逆らうものということになったそうです。

また、産婆は、子どもを産めない女性の見方でもあったようです。
陣痛を促す薬は同時に堕胎にも効く。
様々な効能をもつ薬草に対する知識は産婆の領域だったそうです。

だから、産婆は、「魔女の産婆」として弾圧を受けていたようです。

この世に生を受けて生まれてくることは、
すべての人のルーツであるのに、
少しでも楽に子どもを生ませようと手伝えば手伝うほど
産婆自身の身が危険にさらされたなんて
今の私にしたらはらがたちます。

そのほかにも魔女と産婆の関係について
いろいろ出てくるところも面白かったです。

水の精はお産を普通の産婦人科でするわけには行かないので
産婆を自分たちのところに呼び寄せてお産をしていたとか。

伝説や神話も交えてたのしめます。



魔女の薬草箱;西村佑子:山と渓谷社







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Last updated  2006.10.03 18:50:41
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