ひだまりじょさんいん

生協さんの企画で、カワグチ企画さんのお話を聞きに行ってきました。

カワグチ企画さんとは、日本の伝統工芸を守るため、その生産者さんたちの商品を紹介されているところらしいです。

今回は包丁のお話でいったのですが、衝撃だったのが、お土産に入っていた「樟脳」。

樟脳の思い出といえば、おばあちゃんが衣替えの時にたくさん買ってくるあの嫌な臭いのするものという認識しかなかったのです。

小さい時はいつも、小脳の匂いを嗅ぐと、頭痛とひどい吐き気がやってくるので、少しでも匂いがしたら近づかないようにしていたのです。

ところが、お土産で入っていた樟脳は、今まで嗅いだことのない樟脳の匂いでした。

全然頭も痛くならないし、吐き気もしない。

昔嗅いだあの嫌な臭いは全くないのです。

これは、「天然樟脳」で楠から作られているらしいです。

本来は、そういうものだったらしいのですが、

今は合成の防虫剤を一般に「樟脳」として販売しているようで、

パラジクロルベンゼン系
ナフタリン系
ピレスロイド系

があるそうです。

そういえば、昔ナフタリンって言ってたような、、、。

原材料の勘違い。

誤解していたことにも気づきました。

長年の誤解が溶けて、防虫に天然樟脳を使おうと思いました。

古き良きものを残していこうとされているカワグチ企画さんをなんだか応援したい気持ちになりました。

安い、生産しやすいということに取って代わられている品物が今はたくさん出回っていますが、見えないところで良いものが消えていくのは悲しいです。

包丁のお話だけでなく、
知らないと怖い綿の話と絵の具の話も聞けてよかったです