イエスの喜びと満足のために☆

「本当に苦しい人たちは、神の臨在を経験したことのない人たちだ。神の臨在を得る方法は、苦難と苦しみを通って、十字架の道を歩く事だ。

信仰のために殴打されたり投獄されることは、あなたにはないだろうが、どのクリスチャンもその生涯において背負わなければならない十字架があると、私は信じている。

西洋においてはそれはあざけりと中傷、拒絶なのだろう。このような試練に直面したら底から逃げたり、戦わずに、友達のように抱きしめなさい。そうしたとき、あなたは必ず神の臨在と助けを経験することができよう。

神の子供が苦しむ時、主がそれを許されたことを理解する必要がある。あなたのことを神が忘れたわけではない！悪魔があなたをさらうことはない。イエスは、ご自分の子供たちに素晴らしい約束をしている。

　「私の羊は私の声を聞き分けます。また私は彼らを知っています。そして彼らはわたしについてきます。わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれも私の手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてに勝って偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去る事はできません。」

　　　　　　　　　　　　　　　ヨハネ１０：２７～２９

　初めて刑務所に入った時、私は、どうしてこんなことを神がお許しになるのだろうと苦しんだが、ただ、神のために働くことよりも、もっと深い目的を神が持っているのだと少しずつ分かりかけてきた。神はわたしを知りたいと望まれ、私も神をもっと深く近しく知りたいと思った。神は、ご自分にしばらく目を向けさせるためには、私を鉄格子の後ろで休ませるのが一番良いと知っていたのだ。」

　　　　　　　　天国の人　ブラザー・ユン　より抜粋

　神のために働くことよりも、もっと深い目的を持っておられる・・神はわたしを知りたいと望まれ、わたしも神をもっと深く、近しく知りたい・・

　深い感動を覚えています。

今、置かれている状況など、いっさいを超えて、深い主の目的がある。

主の御思いに触れるようです。

　この深い神の目的こそ、永遠のいのち。

「唯一まことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス･キリストとを知ることです。」

　この深い目的に、今日も召されている。

鉄格子の後ろという場所は、それぞれ、違うかもしれない。

しかし、このお方を知るという、深い目的にあって、一つである事を知ります。

そして、お方を知るだけではない、

その思いの先には、あのお方が、あなたであり、わたしを知りたいと望まれているのです。

アブラハムが、イサクを捧げる時、主はどのようにおっしゃったでしょう。

「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしてはならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。あなたは自分の子、自分のひとり子さえも惜しまないで、わたしに捧げた。」

　　　　　　　　　創世記２２１：２

　アブラハムに試練を許された神は、何よりも、アブラハムを知りたいと望まれていた事を感じます。

私たちが神を知りたいと思う以上に、わたしたちを知りたいと願われる主。

神は、もちろん、わたしたちの内側をご存知です。しかし、ただ、知っているというのではない、神を愛する深い思いを私たちの内にご覧になることを、望まれる神であるということを知って、心が震えます。

なんという深い交わりを求めてくださっているのでしょう。

このような愛の中で、苦しみは色あせ、あの方の甘美さと麗しさに包まれるのです。