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2008年07月24日
カテゴリ：ヘンリーナーウェン
私たちは、一人で寂しい時、寂しさを取り去ってくれる人を探します。
「私を抱いて、私に触れて、私に話しかけて、私に注意を払って、」と寂しい心は叫びます。 けれども、寂しさを取り去ってくれるかもしれないと期待した人が、望んでいる事を与えて はくれないことに気づくのにそう時間はかかりません。その人はしばしば私たちの要求に圧 迫されているように思い、逃げ去ってしまいます。私たちを絶望のうちに残して。 一人ぼっちの寂しさから、他の人々に近づこうとする限り、成熟した人間関係は育ちませ ん。 一人ぼっちの寂しさからべったりとくっついていると息が詰まってしまいます。 そして時には、すべてをぶち壊してしまいます。愛することができるようになるためには、 私たちの間にスペースを作り出す勇気が必要です。 このスペースがあれば、私たちは一緒にダンスをすることができるようになるでしょう。 ヘンリーナーウェン 最後の表現、「一緒にダンスをすることができるようになる」 なんとも素敵な表現だと感じました。何もダンスをすることそのものがよいと言っているのではない。この言葉の表すところの意味に、アーメンを感じるのです。 実は、このスペース、神との交わりに深く関わるものだからです。 人は、私たちを創られた方との深い交わりの回復、そこからくる深い安心感が内にあるとき、 はじめて人と人との間に、心地よいスペースを持つことができるものだからです。 これは、寂しさからほかの誰かに依存していたり、恐れを感じている存在がある時も同様、人と人との正しい距離を持つことができません。 神との交わりの中に真に安息している魂は、互いにダンスを楽しめる心地よいほどの距離で、兄弟姉妹との交わりを楽しむことができるのです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2008年07月25日 06時19分44秒
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