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イエスの喜びと満足のために☆

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2008年08月23日
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  兄は怒って、家に入ろうとはせず、父親が出てきてなだめた。(中に入るようにとしきりにうながした。)

 ・・・父親は言った「子よ、お前はいつも私と一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて喜ぶのは、当たり前ではないか。」

         

 

                  回心の可能性

 

 

 

 父は弟息子が戻ることだけでなく、兄息子も同じように戻ることを望んでいる。兄息子もまた見つけ出され、喜びの家に連れ戻される必要がある。彼は父の懇願に応えるだろうか。それとも、苦い思いに捕らわれたままなのだろうか。レンブラントもまた兄息子の最終的な決定に対する問いに答えていない。・・・

 

 終末が明らかでないこの物語の終わり方とレンブラントの描写は、取り組むべきたくさんの霊的課題を私たちに差し出す。光に照らされた兄息子の顔、そして暗く描かれたその両手を見るにつれ、彼の捕らわれた状態だけでなく、解放への可能性も感じる。この物語は2人の兄弟を、よい息子と悪い息子に分ける話ではない。良いのは父だけだ。

父親は二人の息子を愛している。彼は二人の息子に会うために駆け寄った。自分が用意したテーブルに2人がついて父の喜びに加わるようにと願っている。

 弟息子は、父親の赦しの抱擁に身を投げ出した。兄息子は背後に立ち、父の憐れみ深い姿に見入ったまま、怒りから一歩も踏み出さず、父に癒してもらうことをができないでいる。

 父の愛は、その愛を押し付けることをしない。彼は、わたしたちの心の闇をすべて癒したいと願っているが、闇に留まったままでいるか、神の愛の光の中に踏み入るかは、わたしたちの自由に任されている。神はそこにおられる。神の光は、そこにある。神の赦しは、そこにある。神の限りない愛は、そこにある。何よりも明らかなことは、神はいつでもそこにおられ、いつでも与え、赦してくださる用意があり、わたしたちがどう応じるかにまったく依存しない。ということだ。神の愛は、わたしたちの悔い改めの心の変化、あるいは外面的変化に頼っていない。わたしが弟息子であろうと、神が唯一切望していることは、わたしを家に連れ戻すことだ。アーサー・フリーマンはこう書いている。

   

「 父は息子をそれぞれ愛し、2人にできるだけの自由を与えた。しかし、彼らが受け取ろうとしない自由、また,充分に理解していない自由はあたえることができない。父は、自分との付き合い方の慣習を超えて、息子たちが彼ら自身であるために必要なことを分かっているようだ。しかも、父は息子たちが父の愛と「家」を必要としていることも知っている。

 息子たちの物語がどう完結するかは、息子たち次第だ。このたとえ話が完結していないという事実は、父の愛は、望ましい結末というものに頼っていないことを明らかにしている。父の愛は、ひたすら父自身にかかっているのであって、あくまでも彼の人格の一部だ。シェイクスピアが、あるソネットの中で言っているように、「相手が心変わりすれば変わるような愛は、愛ではない」のだ。  」

 

 私にとって、兄息子に回心する可能性があることは、個人的にも極めて重要だ。イエスがもっとも批判した種類の人々、すなわちパリサイ人と律法学者たちは、私の内にたくさんいる。わたしは書物を研究し、律法について学び、宗教の分野の権威であるかのように振舞うことが多かった。人々は私を大いに尊敬してくれ、「師」とさえ呼んだ。わたしはこれまで他人からの敬意や賛辞、お金や数々の賞、そしてたくさんの喝采に浴してきた。そして、人々のさまざまな態度や行動を批判し、他人を裁くことさえも多かった。

 それゆえ、「罪人を迎え、彼らと共に食事をした」と非難し、イエスに放蕩息子の話を語らせることになった人々にわたしは一番近いと自覚して聴かねばならない。

こんなわたしでも、父のもとに立ち返り、家での歓迎を身にしみて感じるチャンスがあるだろうか?それともわたしは、「自分は正しい」という不服申し立てに拘泥したまま、自分の願いに反しながらも家の外に留まって、怒りと恨みでのたうち回る運命にあまんじるのだろうか・・・?

 イエスは言われる。「貧しい人々は幸いである。・・・飢えている人々は幸いである。・・・泣いている人々は幸いである。」(ルカ6:20~21)と。

 しかしわたしは、貧しくも、飢えても、泣いてもいない。イエスは祈られる

 「天地の主である父よ、あなたを誉めたたえます。これらの(神の国の)ことを知恵ある者や賢い者には隠し、」(ルカ10:21)と。私は明らかに、ここで述べられている知恵ある者や賢い者に属している。イエスは明らかに社会の底辺にいる人々~貧しい者、病人、罪人、~を好まれた。しかし、わたしはだれが見ても底辺に属するものではない。

 福音書はさらに私に鋭い問いを突きつける。すなわち、「わたしはすでに報いを受け取ってしまったのではないか」という問いだ。「人々に見てもらおうと、会堂や大通りの角にたって祈りたがる」・・人々に対し、イエスは非常に辛らつだ。彼らについて、こう言われる。「はっきり言っておく。彼らはすでに報いを受け取っている」マタイ6:5・・と。

そうであれば、わたしは祈りについて書いたり、話したり、メディアに取り上げられるのを楽しんだ事がたくさんあるで、こうした言葉は、わたしのことを言っているのではないかと、おもわずにいられない。

実際その通りだ。しかし、兄息子のこの物語は、この悩ましいすべての問いに新しい光を当て、神は兄息子より、弟息子を愛しているわけではないことを明白にしてくれている。物語の中で、父は弟にしたのとまったく同じように、兄を迎えに出て行き、中に入るようにとしきりにうながし、そして言われる。

 「息子よ。お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部おまえのものだ」

これらの言葉に私は注意を向け、私自身の中心にしみ込ませなければならない。神はわたしを 「息子よ」 と呼ばれる。J・A・フィツマイヤーが言っているように、息子という意味でルカが使用しているギリシャ語は「テクノン(teknon)」で「情愛こもった呼びかけ」だ。父が用いた言葉を文字通り訳すと、「子」 である。

 この情愛こもった接近は、次に続く父の言葉でさらに明らかになる。無情で苦々しい兄息子の非難を裁く言葉はそこになかった。そこには、何の追求もとがめだてもなかった。父は息子のとった行動に、父の立場を主張することも、意見さえも述べなかった。

父は一切の評価を超え、息子との親密な関係を強調する話題にすぐ移り、こう言う。

         「お前はいつもわたしと一緒にいる。」

父からのこの無条件の愛の表明は、兄よりも弟を愛しているという可能性をすべて払拭する。兄息子は一度も家を出たことがなかった。父はすべてを彼と共に分け合った。父は彼を日々の生活の一部とし、何一つ不足のないようにした。「わたしのものは全部お前のものだ」と父は言う。兄息子に対する限りない父の愛は、ことごとく2人の息子に平等に注がれている。

 

   *☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*――*☆*

 

 書き写すうち、神の深い愛が迫ってきて、感動で一杯になった。ナーウェンが自分自身の内面をここまでもあからさまに書くことの姿に、「幼子のように・・」という御言葉を思い出した。幼い子供は自分自身を隠すこともなく、さらけ出す。恐れがあると人は決して自分の内側をここまで話し切ることはできないように思うのです。

 父の兄息子に対して語られた言葉は、同じようにして、私たちにも語られている。

 「お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ」

 この言葉を真に自分のものとして信じて受け取るようにと、信じる者すべてに向けられた、深い神の愛の語りかけなのだ。こうして言葉にしてしまうと、なんだか充分に言い表せなくて、もどかしささえ感じる。

 文字通り、神は、全部をお与えくださったのだ。御子イエスを・・私たちの内に・・。

 

 






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最終更新日  2008年08月23日 19時24分30秒
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