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イエスの喜びと満足のために☆

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2008年12月05日
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神はモーセに、彼の御旨を達成するには一本の杖があれば足りることを、実例を用いて示されました。神がモーセに、彼が持っている杖を地面に投げるよう命じると、その杖は蛇になりました。そして、神がモーセに蛇の尾をつかむよう命じると、蛇は杖に戻りました。

 その時モーセは知りませんでしたが、これはエジプトでの働きのための前準備でした!モーセはエジプトで魔術師たちに会わなければならないでしょう。彼はまず神の力を実証しなければなりません。そうすることによって、彼は静かに恐れることなく魔術師たちに対面し、彼らを打ち破ることができます。

 私たちはふたたび「信仰」の必要性を見ます。信仰は、無にすぎないものを全能の神に結合します。「もしあなた方に信仰があるなら、あなたがたに出来ないことはなにもないであろう」。「神を信じなさい。まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります。」(マルコ11:22-23)。モーセが神に命じられて「語る」時、その語ったことが成就するためには、彼の心の中に一片たりとも疑いがあってはなりません。

 今日も神は同じ苦労をしておられます。神は、ご自分の子供たちを訓練して、彼らが自分たちの手の中にある武器、すなわち霊の剣である神の言葉を絶対的に堅く信じるよう、導いておられます。神の言葉には要塞を打ち破る力があります。

 「モーセは主に申し上げた。『ああ主よ。私は雄弁な人(ことばの人)ではありません。以前からそうでしたし、あなたがしもべに語られてからもそうです。私は口が重く、舌が重いのです。』」(出エジプト記4:10)。

 さて、これですべてです。最初は「私はいったい何者なのでしょう?」でした。私には地位も、影響力も、権威もありません!次は「彼らは私を信じないでしょう」でした。彼らは以前信じませんでしたし、私ももう一度やろうとは思いません。そして三番目が「私は雄弁な人ではありません」でした。おそらくモーセは自分に言ったことでしょう。「荒野での四十年間が、私から雄弁さを奪い去ってしまいました。かつて私は言葉に力がありました。でも今は違います。私は寡黙で、口が重く、舌が重い人になってしまいました。」

 これこそ最高の備えであることを、モーセが知ってさえいれば!雄弁さは長所であるよりも邪魔な場合の方が多いのです。神が語られるとき、彼は少ししか語られません。しかし、神が語られることは実現します。神にとっては、語ることが行うことです。たった一つの御言葉が彼の御旨を成就します。ご自分の代弁者を選ばれる時、神はしばしば、雄弁ではなく、自分の言葉を持たない人を選ばれます。それは、神がその人を通して語るためです。

 「キリストの十字架がむなしくならないために、言葉の知恵によってはならないのです」(1コリント1:17)と書いた時、パウロはこのことをはっきりと理解していました。ああ!キリストの十字架は、美辞麗句によってむなしくされます!残念なことに、十字架が美辞麗句で飾られることがあまりにも多いのです。神は、私たちが十字架を花輪で飾ることを許されます。言葉の花輪や、思想の花輪で飾ることすら許されます。しかし、十字架がその働きを達成するためには、強烈な実際(reality)が必要です。大いなる暗闇がエルサレムを覆ったあの重大な日に、都を揺るがした恐るべき力に匹敵するほどの、強烈な実際(reality)が必要です。

 モーセに対する主の答えは決定的でした。主がモーセに口をつけました。それでもはや十分でした。モーセに口をつけた神は、彼の口を開いて、語るべき事を教えることができます。「さあ行け。私はあなたの口と共にある」。これで一件落着です。地位、人、力、言葉といった問題はすべて解決されました。これ以上何が必要でしょう?

 しかしモーセは弱気です!そうです、すべては真実であり、道は明らかであり、召し、命令、装備、力に関して問題はありません。モーセはただ、自分の手の中にある杖のように、自分を神に明け渡すだけでよいのです。そうすれば、神が残りのすべてのことを行って下さいます。今や不足しているものは何もありません。必要なのはただ一つ、神の器となることを自ら進んで喜んで同意することだけです。神は待っておられます。しかし、モーセは気おくれしています。彼はその働きに向かうことができません。主は恵み深くモーセの恐れに耳を傾けて下さいました。ですから、モーセはあえて拒否することができません。そのため、ほとんど恐怖にかられて彼は言いました。「ああ主よ。どうか他の人を遣わして下さい。」(出エジプト記4:13)。彼はまるでこう言っているかのようでした。「主よ、あなたはご自分の道を行かなければならないのでしょう。もし私が行かなければならないのでしたら、仕方ありません。でも私は本当は行きたくないのです!」。これはもっとも情けない、不承不承の同意でした。

 私たちがためらわずに心から神と共に働くのでない限り、神はご自分の深遠な御旨を成就することができません。なぜなら、いやいや働く僕は、必要な「信仰」を行使することができないからです。神聖な力が働くのは信仰を通してです。たとえしりごみしていても、意志がまったく神の御旨と一致していれば、妨げにはなりません。モーセは行くことを拒否しませんでした。彼は神の御旨に従うことに同意しました。しかし、彼の信仰は不十分でした。神は、彼の口を用いることも、彼に言葉の力を授けることもできませんでした。

 聖書は告げます。「の怒りがモーセに向かって燃え上がった」。主は悲しまれました。あるいは、主は失望された、と言ってもよいでしょうか?主の御旨は、モーセを通してすべてを行うことでした。しかし、モーセがしりごみして、不承不承その奉仕に同意したため、主は別の器をモーセと一緒に用いざるをえませんでした。「神は必要な言葉を与えて下さる」という信仰がモーセにない以上、神はモーセを代弁者として立てることができませんでした。

 全能の神といえども、不信仰の前では何もすることができません。私たちに対する神の恵みは、私たちの信仰の不足により制限され得るのです。

 代弁者としてアロンをモーセに与えるという決定は、突飛なものではありませんでした。神が器たる人の中で働かれる唯一の条件は、服従と信仰です。この原則の下でその決定がなされました。

 アロンが代弁者としてモーセに与えられました。あるいは主ご自身の表現によると、アロンはモーセの「口の代わりに」与えられました。モーセは、神の御業を経験するせっかくのチャンスを失いました。彼は神の最善ではなく、神の次善を選びました!彼は「人間には不可能な事も神にはできる」と信じるかわりに、恐れに屈してしまいました。後日、モーセはこの日の自分の臆病さを後悔する羽目になりました。なぜなら彼は、本来は生じなかったはずの諸々の問題を、アロンを通して抱えることになったからです。

 私たちも毎日同じ事を繰り返しているのではないでしょうか?決して人の側を見ないようにしましょう。なぜなら、私たちが人の側を見る時、私たちは気おくれして、神の次善を選んでしまうかもしれないからです。

 しかし、たとえ私たちが今神の御旨から後退したとしても、神は遅かれ早かれ私たちを彼の御旨に連れ戻して下さいます。数十年後にアロンが死んだ時、モーセはより親密に神を知るようになっていました。そして、彼の舌も解けました。人生の終わりの時に、彼はイスラエル人たちに別れの「歌」を語って聞かせました(申命記32:1-43)。それはおそらく、彼が間もなく歌うことになる「新しい歌」の準備だったのでしょう。「彼らは、神のしもべモーセの歌と小羊の歌とを歌って言った」(黙示録15:3)。

 会見は終わりました。モーセはイテロのもとへ行き、エジプトに戻らなければならないことを告げました。彼は山の麓であったことを一切話しませんでした。モーセのように神と出会った人々は、そのことについて多く話そうとはしません。人が神と共に静かに歩むことを学ぶまで、神はこのようにご自分を啓示されることはありません。






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最終更新日  2008年12月05日 08時02分52秒
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