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2009年01月04日
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私につまずかない者は幸いです。
(マタイによる福音書11章6節)


 バプテスマのヨハネは義のゆえに牢獄の中にいました。孤独な囚人はキリストの御業を聞きました。ヨハネはかつて、彼を神に油塗られた方として証ししました。しかしその彼が、二人の弟子に質問を持たせて主のもとに遣わしたのです。このことは、ヨハネの魂の中に鉄のような疑問が入り込んでいたことを示します。神に見捨てられたかのような状況の中で、彼は過去を熟考しました。そして、「私が神の御子として証しした方は、結局のところメシヤなのだろうか?」という恐ろしい疑問が、言いようのない困難の時に、彼の心の中に入り込みました。

 「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか」。これが主に対する短信でした。

 「私はそれを見たのです。それで、この方が神の子であると証言しているのです。」(ヨハネによる福音書1章34節)と大胆に証しした彼が、本当にこのような質問をしたのでしょうか?

 ヨハネはまた、(神の)霊に教えられて、「彼は必ず増し加わりますが、私は必ず減少します*と言いました。彼はキリストの先駆者であり、彼の働きが成されたあかつきには、必ず視界から消え去らなければなりませんでした。それは、すべての注意が主に集中するためです。しかし、聖霊は彼がどのように「減少する」のかに関する知識を差し控えられました。ヨハネは、自分の奉仕の道が投獄と殉教の死で終わろうとは、夢にも思いませんでした。 *ヨハネによる福音書3章30節(訳者注)

ある日、牢獄の中で、「結局、私は間違っていたのだろうか?」とヨハネは考えたかもしれません。「あの方はメシヤなのだろうか。それとも、偉大な預言者の一人にすぎないのだろうか?イスラエルは、別の方を約束された方として待つべきなのだろうか?」

 ヨハネは弟子たちを遣わしました。主イエスは、ヨハネの短い質問に対する返事として、「あなたがたは行って、自分たちの聞いたり見たりしていることをヨハネに報告しなさい」と彼らにお命じになりました。ヨハネは確かに預言者イザヤの書によく通じていました。そして、彼の弟子たちは今、神の霊が明らかにガリラヤの預言者の上にとどまっていることを彼に告げることができました。彼らは、盲人は見えるようになり、足の不自由な人は歩き、らい病の人は清められ、耳の聞こえない人は聞き、貧しい人々には福音が宣べ伝えられているのを見ました

 イエスはヨハネの弟子たちに、「自分たちの聞いたり見たりしていることをヨハネに報告しなさい」と言われました。主は、孤独な囚人にこれだけ言い送れば十分だと判断されたのです。しかし主は、ヨハネ自身の心の必要のために、短い個人的なメッセージ--優しく意義深い言葉--を付け加えられました。そのメッセージは、さらに深い苦難--主はヨハネの前途にさらに深い苦難が待ち受けていることをご存知でした--の中で、ヨハネの信仰の錨として働くであろうものでした。「ヨハネに言いなさい。・・・私につまずかない者は幸いです。」(マタイによる福音書11章6節)。

 あたかも、厳しい試みを受けている僕に対して、キリストは次のように言っておられるかのようでした。「私は他の人々の必要を満たしています。しかしヨハネよ、あなたの必要を忘れたわけではありません!私はあなたのために、特別な祝福を取ってあります。それは、私の周りにいる人々に与えているものよりも、遙かに高度な祝福です。それは、現在の試みや現在の苦難からの解放よりも遙かに優っている、永遠の祝福です。それは、私がどんなに奇妙な取り扱いをしても、私につまずかない人々のために取ってある、特別な祝福です。私は他の人々を解放する一方で、彼らを牢獄、暗闇、孤独、苦難、死の中に取り残します。それは、私の現れの時に、彼らの信仰が栄誉を受けるためです。」

 主は、試みを受けている先駆者に、非難の言葉を一言も送られませんでした。主は、「すべての懲らしめは、その時は喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われる*ことをご存知でした。それゆえ、主はメッセージを送って、永遠の平和の実を結ぶ「将来」を信じるよう、ヨハネの信仰を引き上げられたのです。 *ヘブル人への手紙12章11節(訳者注)

あのさらに暗い日--神の僕が殉教の死へとせきたてられ、悪魔が明らかに勝利したかのように見えたあの日--、ヨハネは「私はつまずきません、主よ」とささやいたのではないでしょうか?ヨハネが「釈放されなかった」のは、彼が「さらにまさった復活」*、殉教者の冠を得るためでした。 *ヘブル人への手紙11章35節「他の者たちは、さらにまさった復活を受けるために、釈放されようとはせず、打たれて死にました。」(訳者注)

ヨハネの弟子たちがメッセージを携えて帰った時、イエスは群衆に向かって、ヨハネについて証しされました。かつてヨハネがヨルダン川のほとりで主について証ししたように、主もヨハネについて証しされました。

 「『見よ、私は私の使者を遣わす・・・』と書き記されているのは、この人のことです。バプテスマのヨハネよりも大いなる者は、起こったことがありません。」(マタイによる福音書11章10~11節)

 ヨハネは「大いなる者」だったので、主はヨハネを信頼することができました。公の「成功した」奉仕に関してだけでなく、説明無き投獄と苦難に関しても、信頼することができました。キリストはヨハネを信頼していたので、短いメッセージを送るだけで、ヨハネは屈辱的な死に向かうことができる、と考えられたのです。

 主がヨハネに送ったメッセージは、ヨハネが厳しい試みと困難の中にいたことを明らかにしました。しかし、主がヨハネにメッセージを送られたまさにその時、主はヨハネについて、「彼は燃えて輝くともしびです」と証しされたのです。牢獄の中にあっても、ヨハネは彼の神にとって「輝くともしび」でした。そのともしびは、彼を取り巻く暗闇の中で、いっそう明るく燃えていました。

 主はヨハネの忠実な心をご存知でした。そして、「主の奇妙な沈黙と取り扱いにつまずいてはならない」と命じる短信を送るだけで、現在の苦難から解放されることを求めない信仰、試みの時に、

「私は何と言いましょう?父よ、この時から私をお救い下さい」、「父よ、あなたの御名の栄光を現して下さい」(ヨハネによる福音書12章27、28節)

と叫ぶ信仰を引き出せることを、主はご存知でした。

 主はヨハネに祝福を与えることを約束されました。主がヨハネを牢獄から解放せず、その中に残すとき、もし彼がつまずかないなら、彼はその祝福を受けるでしょう。主がヨハネに送られたメッセージの中の「誰でも」という言葉は、彼の足跡に従う神のすべての子供たちにも、この祝福が約束されていることを示します。「私につまずかない者は誰でも(バプテスマのヨハネだけでなく)、幸いです」。

 ヨハネに約束されたこの特別な祝福、そして「誰でも」という言葉によって私たちにも開かれたこの特別な祝福にあずかるために、聖書の他の節に行き、今日「つまずかない」者となるための方法を学ぶことにしましょう。

 まず最初に、メシヤが来られる時、彼が「つまずきの岩」となるであろうことを、イザヤがはっきりと預言していることに注目しましょう。

「この方が聖所となられます。・・・そして、つまずきの岩となられます。・・・彼らの中の多くの者がつまずきます。」(イザヤ書8章14、15節)

 「私につまずいてはいけません」が、ヨハネに対する主のメッセージでした。そして、主の御言葉はイザヤ書の節を解き明かします。

 すべての魂にとって、キリストは「聖所」であるか、「つまずきの岩」であるかのいずれかです。私たちは主を避け所とし、彼の御心を学んで彼に「つまずかない」者となるか、さもなければ、彼の要求、彼の救いの道、彼の十字架、彼の御旨、彼の私たちに対する取り扱いに憤慨する*かのいずれかです。彼は不従順な者に対しては「つまずきの石、妨げの岩」ですが(ペテロ第一の手紙2章8節)、彼を信じ、彼の中に隠れる人々に対しては尊いお方です。

*早い話が、私たちの道で絶えずキリストにつまずくということです。

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 わたしにつまずかない者は幸いです。というお言葉を主はヨハネに語られました。それを単なる言葉ではない、祝福の言葉でした。

 主の言葉には力があって、つまずかない者であれ、と語られるイエスのいのちの息吹がそこにあります。

 あの偉大なヨハネも、苦境の中イエスのゆえにつまずくという弱さを見るときに、つまずきやすいわたしたちと同じ弱さをもつ人であるということです。しかし主にあって、イエスの御言葉が彼に力と慰め、そしてなにより揺るぐことのない信仰へと導いたにちがいありません。

 彼、バプテスマのヨハネの不条理な死は、イエスの最も不条理な死の道備えとなりました。人の思いでは計り知れないことも、主にあって、彼の死の報いは永遠という視点の中で大いなる報いが備えられていると確信します。

 「わたしにつまずかない者は幸いです。」このお言葉を、わたしに語られたお言葉として信仰によってアーメンと受け止めてゆきたいと思わされます。






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最終更新日  2009年01月04日 23時17分42秒
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