カテゴリ:ジェシー・ペン-ルイス
いまだ地に落ちていない麦粒を見よ。・・・その麦粒は自分自身であり、自分自身を保っており、自分自身のまま残るであろう。それは「孤独」であり、「一粒」にすぎない。我々は、それを傷つけたり、砕いたりしないよう、大事に世話してやらなければならない。それは受けることも、与えることもできない。 「地に落ちて死ぬ」。何と多くのクリスチャンが、この御言葉を意義深いものにする経験を見逃していることか!天のいのちを包み込む自己の上で、それに敵対する力がせわしく働いている。この力は恵みの力である。この力は十字架から来る。そしてこの力は、殺し、生かす権能を持つ神の霊によって執行される。しかし、この力はしばしば、貧困、試み、病気、挫折した計画、厳しい摂理などという「土地」の中で我々に届く。我々は霊を徹底的に剥ぎ取られて、身にまとっているものが何もなくなったかのように感じるかもしれない。我々は自己を粉々に砕かれて、人生に何の感興も魅力も感じなくなるかもしれない。 (中略) しかしこの時、人を生かす方は我々を覆われるのである。試みと死の経験の真っ直中で、不思議ないのちがゆっくりと自分のものになりつつあることを我々は意識する。この新しいいのちとは何か?このいのちを経験したことのない者にそれを説明することはとても難しい。「私にとって生きることはキリストである」という使徒の言葉で十分であろう。(中略)おそらく、以前なら決して夢にも思わなかったような意味で、「すべては我々のもの」である。そして語り尽くせない祝福の中で、我々は「神のために実を結ぶ」のである。自分のために実を結ぶのではない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ジェシー・ペン-ルイス] カテゴリの最新記事
|
|