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カテゴリ:マヤ暦
少し 補足させてくださいね。 今日は、マヤ暦(13の月の暦)で言うと、太陽の紋章が 「白い鏡」にあたり、 銀河の音が 「10」に当たります。 毎日の意味合いは、この「太陽の紋章」と呼ばれる20のキャラクターと 「銀河の音」と呼ばれる13の数字の組み合わせによって導かれます。 銀河の音10は「太陽の紋章」の力を、創造的に表現し、引き出していこうとします。 ・・・ですから今日のような表現になったのですが、 本来の「白い鏡」の意味合いは、もう少しクールです。 「いい」「悪い」とか「ポジティブ」「ネガティブ」さえも超越した、 「ただ、ありのまま」を見通す力です。 マヤでは「識別」といいます。 これに対し、個人の価値観や 考え方に基づいた見方、捉え方は「判断」と呼ばれ、 物事の本質を見誤るものとして、普通は遠ざけられます。 「白い鏡」のイメージを伝えるのは容易ではないのですが、たとえていうなら・・・ もののけ姫の主人公、アシタカをご存知ですか? 彼は、祟り神から受けた呪いを消すために、西に旅立ちます。 老婆は アシタカに、「曇りなき眼(まなこ)」を手に入れたとき、 その傷も癒えるかも知れないと、アシタカに告げます。 冒険のなかで、アシタカは様々な価値観に出会います。 生きる為に「悪」と呼ばれる事にさえ手を染める人間たち。 太古の自然を守るため必死の抵抗を繰り返す動物たち・・・ 登場する多くのものが、それぞれに守るべきものがあり、 それぞれの価値観で生き抜こうとしています。 ・・・共感したり、反発したり・・・様々に交錯する それぞれの想い・・・ 「誰がよくて、誰が悪いのか?」 「何が正しくて、何が間違っているのか?」 そんな人間の、こざかしい「判断」では捉えきれない世界。 そんな世界を、判断を超え、ただ、ありのままをみつめようとするアシタカ。 その視線、そのまなざしこそが「曇りなき 眼(まなこ)」・・・ それを手にするとき、人間が「判断」によって創り上げた 「祟り神」という名の幻影・呪縛は消滅します。 まさに、太陽の紋章「白い鏡」の本質とは、この「曇りなき眼」のように、 判断を交えず、一切の現実をただ「ありのまま」に見据えるまなざし ・・・といってもいいかと思います。 膨大な智恵を内蔵するマヤの体系は、なかなかすぐにはピンと来づらいですが、 ぼんやりでも、イメージが伝われば幸いです。 これからも、マヤ日記、毎日更新していきますので、どうぞ見に来て下さいね。 * またまた最後まで読んで下さって ありがとうございます。 クリック、まだの方は お手数ですが、宜しくお願いします。 人気blogランキング 遊庵ひでの他の日記にも遊びに来て下さいね。お待ちしてます。 遊庵ひでの「禅題未聞」 遊庵ひでの「なあ・・・もっといっぱい話しよ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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