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今まで、ホームページなど作成していました。
それと、小さい頃、母親に、聞いていた昔話など、書いてみたいと思い、 なんとか書き上げましたので、ブログに載せたいと思います。6話ほどになります。 宜しくお願いしますね。 昔話 蜘蛛と山姥 第1話 蜘蛛と山姥
昔々ある所に、大きな村がありました。 この村は、その昔から、言い伝えがあります。 それはこの村ではなく周りの村々で、小さな子供が、いつの間にか消えていくという話なのです。 村人たちは、怖い怖い山姥が、子供達をさらって、大きな口を開けて、 パクパクと食ってしまうという話を聞いていたので、もう子供は帰ってこないのではとそんな恐ろしいうわさ話が、言い伝えられていたのです。 そんな言い伝えのあるその村のはずれの、小高い丘の上に、古い一軒だけぽっんと、立っている家がありました。 その家には、年老いたばあさまと爺様とその息子の小助という若者の3人で仲良く住んでおります。 小助は、働き者で親思いの気立ての優しい若者です。 小助は時々丘の下にある村に、 友達が沢山居りましたので、よく遊びに行きみんなでワイワイと、騒ぐのが楽しみにしておりました。 友達は、嫁さんも子供もおり仲良く暮らしている者がほとんどです。 小助だけが爺様ばあさまと生活をせねばならず、嫁さんどころでなくその日暮らしの毎日です。
しかしばあ様は、そんな小助の事を心配しておりある日にばあ様は、(そろそろお前もいい年だから、お嫁さんを貰ってもいいのではないかね)と尋ねます。 すると小助は(お嫁さんは欲しいが家の事も考えると、ご飯の食べない嫁さんがいい)と云うのです。 なぜなら親子3人で暮らして居り近くの田畑で(アワ、ひえ、大根、菜っ葉)なぞを育てておりお粥なぞを食べるそんな貧しいその日暮らしをするだけで精一杯の生活でしたから、 お嫁さんの急な話は受け入れられない事で先行きが心配で(ご飯を食べないならそんな人が居れば嫁さんに貰ってもいいよ)と言ったのです。 困ってしまったばあ様はどうしたらご飯の食べないお嫁さんが見つかるのか考え込んで居りました。 2人で考えた末に小助とばあ様二人で、大きな村中を触れ回って探す事に決めます。 それからと云うものは雨が降っても風が吹いても、何日も何日も掛かって歩き回ります。 (ご飯の食べない嫁さんはいないかね! ご飯の食べない嫁さんはいないかね!) 来る日も来る日も大きな声で村中を触れ回りましたが、見つかりません。 ばあ様と小助はもうご飯の食べない人は居ないのだから、もう諦めようと思っていたがそんなある日に、 綺麗なそれは綺麗な白い顔の優しいそうな娘さんが、小助の家を探して訪ねて来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.16 15:26:50
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