ひげＧの電子本屋、Ｐ．２

ケータイ依存

今では一人に一台と言われるようになってきたケータイ市場。
大人たちは、仕事に、人とのコミュにと、恩恵を受けている。が、
子ども達の中には、特に学生では、今、深刻な状況になりつつあるケータイ依存。
大人が買い与えた事から、夢中になり、昼夜逆転の生活をしている子ども達。
不登校や引きこもりの温床になっているかもしれない。

ケータイがないと、かなり不安になり、イライラする人たち。命と同じぐらいに大切な存在。ケータイを握っていると心が落ち着く人たちもいる。
もう一つの自分との出会い。
ケータイ片手で、器用に食事する生活環境がある。
人と人とのコミュニケーションがとれなくなる危機感がある。
人間関係が希薄になり、感情のコントロールに歯止めが利かなくなり、感情爆発が起き、すぐにキレてしまい問題を起こしてしまう人もいる。
心の闇の深刻さが増すばかりだ。
ケータイを取るか、勉強を取るかと、ハムレット状況の人もいるだろう。
月々のケータイ代を捻出するために、バイトに明け暮れる日々。
ケータイ中心に回っている生活環境。中でも気をつけなければならないのは、出会い系サイト・家出サイト・学校裏サイトなどの闇の世界に通じる闇サイトが口を開けて待っていることだ。
あとは、ケータイの使い方を誤れば、隣り合わせの危機である。
デートＤＶの引き金にもなっているし、事故・事件の温床にもなっているケースが多発している。
子どもの事件・事故がマスメディアによる、報道する度に、不安を感じている親もいる。我が子には、安全にと思わんばかりに、防犯ブザーを子どもに持たせる親。けれど、肝心の防犯ブザーの不備が見つかったり、電池切れで、いざという時に作動しなかったり、親は業者への不安感・不信感が増すばかりだ。
その為に、ケータイへと関心を示す親もいる。
けれど、ケータイを子どもに与えることで、さらなる問題が生じる家庭もある。
子どもがメールにハマリ。ケータイに発展する事もある。
親の葛藤も日増しに、つのるばかりですね。
子どもにケータイを与えることは、実の悩ましい問題かもしれない。