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以前加工先の縫製工場のオヤジが、年末の挨拶に来社、ついこの間会った
時は何とも無かったのに、顔や手にこちらまで痒くなりそうなほど、びっしり と湿疹、「どないしタン?」、「ヘルペスなんやネン」、病名は聞いた事ある が、その病気の人を見るのは始めて、聞いてみると身体中に同じ様な湿疹、 耳の穴にまで湿疹が出来ているとの話、話好きのオヤジ、このヘルペスに付い て延々と説明、年末の御用納めを控えてただでさえ忙しい時期、こら話が長引 きそうなので、話を適当なところで切り上げようとすると。 実はこのオヤジ、国民年金も長い間未払い状態、保険が使えない、ところが このヘルペスの治療に、高価な注射を何回かしなければならず、そのために、 会社の社員という事にして、健康保険に入れて欲しいというお願いだった、 しかも会社負担の法廷福利費は支払うという事だった、この頼みごとはオレ の会社が最初ではなく、何軒かで先に断られた後、オレのところへ来た様子。 「はよ、病院で注射せなアカンのとちがう」、「そう」、どうもこういう頼 み事には弱い、「せくのやロー」、「これからすぐに届に行って欲しい」、 零細企業の社長、社会保険の手続きなんかも自分でしていたので、すぐに社会 保険事務所に資格取得の手続きに、そして小一時間後に、会社で待たせておいた そのオヤジに、新しい健康保険証を手渡し。 このような頼み事は、良くある事で、特にオレの親戚や身内からの、手続き するのは簡単、ただ何かの弾みで社会保険事務所にこのことがばれて、社会保険 適応事業所の資格剥奪という事になれば、勤めている社員に取り返しのつかない、 大きな迷惑をかける、またこういう行為をする事によって、社員に不安な、不信 な気持を抱かせる、それが厭で、親戚の中でも特に親しく、世話になった人で、 この人だけは何とかというときでも、その気持をぐっとこらえて、腹の中では 「力になれずに、ゴメン」と謝りながら拒否、他人さんで、しかも普段からお世話 になっている工場さん、ということで、最初で最後の社会保険の不正資格取得。 結果的には人助けになったかもしれないが、オレの心の中では、やはり不正な 資格取得、といっても別段罪悪感は感じていない事だが、昔の小泉首相の同じ様 なケース、その経営者を太っ腹と持ち上げたり、なんとしても社会保険に対する 不信感の払拭と回復の先頭にたつべき人間が、「・・・・いろいろ」なんて、 不貞腐れた、居直りのようコメント、「なんぼ、なんでも、それはないでェー、 お前の言う事とは、ちゃうでェ~」。 この人ほど、重大な事を、余りにも軽い言葉で表現する政治家は皆無、ただ 余りにもその言葉が軽すぎる所以に、逆に問題にならない、そこは不思議、 今回のサミットでの、多国籍軍に関する発言、これから先どうのような展開に なるのか全く予想もつかない時点での、八ッつあん、熊さん、並みのノリで、 「オット、合点」、もうどうしようもないほど、軽いよなァー。 ■「今日の言葉」■ 「先祖は単なる過去の人ではない 自分の中に今も生きている」 「モン・サン・ミッシェル」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 10, 2004 02:08:19 PM
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