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Jun 22, 2004
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仕事に行く道のバスの中から、ぼんやりと外を見ていると、四条大宮の
少し手前の小さなシテイ・ホテル、その前を制服を着て箒とチリトリを持 って清掃している人、年恰好はオレと同じくらい、定年退職した後、多分 ここで仕事を、なんて思いながら、ようくその人を見てみると、幼稚園から 高校まで学校が一緒だった同級生、心なしか背中が丸く、腰も、曲がり気味、 動作もスローモー、勝手に定年退職するまでの仕事の事をまだ引きずりなが ら、この今の仕事をしてるんだろうかなんて、想像。 オレはマンションの管理人の仕事をはじめて３ケ月、管理会社の担当者は ほんのたまに覗きに来る程度、同僚といっても、相方と一緒に仕事をすると いう事は無く、完全にすれ違いの勤務、業務連絡は殆んどが、管理日誌で済 ます、補足のいる事は電話で連絡、再スタートにあたって同僚との折り合い、 これは気になっていた部分だが、この苦労は全然なし。 もう今更、管理人の色々な資格の検定試験を受ける気などさらさらなく、 優秀な管理人になれるわけはなく、しかし良い管理人にはなれる、押し付け の制服は脱ぎ捨て、私服でとおし、兎に角、住人の目から見て、楽しそうに 管理人の仕事をしよう、これをまず第一に考えている、最寄のバス停を下り てから、仕事中、巡回の時、表の掃除、水撒き、トイレ掃除、ゴミの回収、 等々、そして仕事を終わって帰る時のバス停まで、その歩く姿、足取り、 背筋を伸ばしテンポよく、ウオ―キングの時の歩き方と同じ様に、どちらか といえば、髭をはやし、短髪、時折、表ででかい顔をしてスモーキング・ タイム、管理事務室で椅子に座って本や新聞を読んでいるのが普通だが、 事務室にいる時は、ノートＰＣでこの原稿を書いている、どちらかといえば 態度の悪い管理人、しかし誰が見ても楽しそうに仕事をする、ただまだ残念 な事に、楽しんで仕事をする、そこまでは行きついていない。 昨日は天気の悪い日に午前の部と午後の部のフル勤務、濡れてもいい服装 で出かけたが往復するのにびしょぬれ状態、夕方５時からの勤務に出かける ときは、風は強いが雨は殆んど止んでいる状態、管理事務所に入って、警備 を解除、モニターテレビをつけて、換気扇、エアコンのスイッチオン、それ でも狭い管理人室、ムッとしていて、空気の入れ替えに後のドア―を開ける と、思わず、「エーッツ！、なんじゃこれは！」、だだっ広いエントランス から、玄関横のメールボックスのスペース、エントランスからエレベーター に通じるプロムナード、あたり一面、水深１ｃｍほどの水溜り。 モップ、雑巾、先にスポンジのついたＴ字のバー、二つのオートドア―の スイッチをオフにして、入り口の排水溝に水を押し戻して流し込む、そして 雑巾で水を吸いとらせては絞り、それの繰り返し、水と格闘すること、役２ 時間余り、次はあるだけのエアコンのフル回転で乾燥。 どうやら風が強かった為に、壁にあたった雨が、排水溝を飛び越して、 玄関に振り込んだ様子、高級マンション、高級マンションと口では言うワリ に、あの程度の雨風でこんな事になるなんて、本格的な台風や大雨の時に、 果たしてどうなる事やら心配させられる、余りにもお粗末な話。 ■「今日の言葉」■ 「互いに相手の働きに感謝しあって 暮らすのが真の夫婦である」  「ノートルダム寺院・ステンドグラス」 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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