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2012年になりました。
あけまして、おめでとうございます。
昨年は、大変な年でしたね。地震と津波の被害で、日本の四分の一がなくなってしまったように思えました。 で、重ねて原発の事故です。 辛いですね。悔しい。自然が起こしても、人が起こしても、ケガしたり、死んでしまうことは、同じように結果するのですが、やはり、原因を考えます。 地震と津波による被害は、何年かかるか分からないけど、生きていれば、少しずつでも片付いていくのだと思います。「必ず」と皆さんが心に決めて生きて行くのだと思います。 原発の事故は、片付きません。政府が終息したとまるで嘘の発表をしても、福島の原発は、単に冷やしている状態なだけです。情けない。
お正月ですから、良いことも書きたいと思います。 【 良いことのその1 】 一冊の本が出版されました。ぼくの昔の仲間が編集しています。中川六平さんです。 「意見陳述」という本です。亜紀書房、税別1500円です。 昨年(2011年)の5月23日に参議院行政監視委員会は、4人の専門家を招いて意見を聞きました。 専門家とは、小出裕章さん(京大原子炉実験所 助教)、後藤政志さん(元東芝・原子炉格納容器設計者)、石橋克彦さん(神戸大名誉教授・専門は歴史地震)、孫正義さん(ソフトパンク代表取締役社長)の四人です。 四人の専門家は、今回の地震・津波の前から、原子力の危険を警告してきた人たちであり、再生可能エネルギーによる発電を現実的に構想していた人たちでした。 国会として、そんな人たちを招いたこと、さらに「参議院行政監視委員会」は、真摯にその方たちの意見を聞き、審議を繰り返しました。 残念ながら、こんなに大事なことが行われていたのに、マスコミはほとんど取り上げなかった。 今回、真摯な議論の内容が「議事録」という形で、本になりました。 2011年5月23日の参議院行政監視委員会は、公共性の精神と合理性とを取り戻そうとしていました。 ささやかな「希望の日」でした。そして、この日を忘れないようにしたいと思うのです。 どうぞ、買ってください。小さい本屋さんには置いてないかもしれません。ネットで注文してください。あなたの町の図書館にリクエストしてください。そのことで、一人でも多くの人に読んでいただけるかもしれません。 もう一度書いておきます。 「意見陳述」 亜紀書房 税別1500円
【 良いこと その2 】 現在、九電の原発は全て停止しています。 我が家の電気は、否応なく原発で発電した電気も流れてきていましたが、昨年の12月25日、つまりクリスマス以降、核を発電のエネルギーとする電気は一切ありません。 これは、すごいことですよ。たしか、ぼくが30才くらいで玄海原発が動き出しました。ということは、30年ぶりのクリスマス・プレゼント。 ↓は、毎日新聞の記事です。クリックしてもダメだったら、ネットで探してください。 http://mainichi.jp/select/biz/news/20111226k0000m040100000c.html あちらこちらで、停止している原発を動かそうとたくらんでいます。「核」は、人間がコントロールできないことが、今回の事故で明らかになりました。一番安いと豪語していたコストさえ、ちっとも安くないことが分かった。その上、最終処分をする場所の候補さえ決まってはいません。結局、先送り、未来のこどもたちへツケを負わせる。 もうやめましょう。 このまま、玄海原発を廃炉にしよう!! 川内原発を廃炉にしよう!!
※ カフェ自然学校は、残念ながら昨年夏で営業を中止いたしました。ご報告もしていなかったことをお詫びいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.01 14:31:07
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