『夜の全裸』菊地成孔
先行予約でいっちばん前の席をゲットしてハッピィ♪と思ったら、なんと補助席が最前列の前に3列も設けられ、しかもその椅子がレギュラーシートよりも座位置が若干高いという仕打ち。なんの刑よ…!?(←水曜どうでしょう)『夜の全裸』菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール@有楽町朝日ホール前の席すぎて大儀見さん(per)が見えない(泣笑)という第2の刑はあったものの、おじいちゃんのヴィンテージスーツを着た菊地さんは、なんか子どものようでかわいかった(あは)。それもそのはず。菊地さんのおじいちゃんはガタイが良い人だったようで、華奢な菊地さんが着るとガフガフなのだ。演奏はいつもとあまり変わらないメニューだったが、ストリングスのアレンジがまたゴージャスになっていて素晴らしかった。やはりホールで菊地さんのサックスを聴いていると、(何度も何度も言ってるけど)小さいライヴハウスで聴いてた頃をどうしても思い出してしまうのだ。それでもいいと決断して毎回毎回ライヴのチケット争奪に参戦しているワタシってなんなんだ?節操ないんだろうか…?それだけならいいけど…。『夜の全裸』というタイトル。ストレートにセックスを連想させてしまうかもしれない。でも菊地さんのことだから、そんな直球でくる筈はない。裸婦像を油絵で描く時は自然光のなかで(つまり日中)描くのかもしれないが、夜中に暗い中で裸婦を前に描く光景をふと思った、のでこのタイトルにした。そうだ。菊地さんがつけるタイトルは昔っから面白い。ピットインなどのライヴで、曲のタイトルの由来を説明したりするのだが、それが毎回違ってたりして「僕がいうことなんて○○%(かなりの高い数値)はウソですからね(笑)」と言ってた頃が懐かしい。いまはこんなに有名人になってしまって(嬉しいことだ)ちょっとなんか言うとすぐ揚げ足取られたりして気の毒。ゲストのカヒミ・カリィさんと歌う『ルック・オブ・ラブ』や『クレイジー・ヒー・コールズ・ミー』は、なんとなく菊地さんが少年みたいに見えた。とてもとてもかわいく(すいません)幼な気な表情に見えた。みんなに言われていることだろうけど、とても今年43には見えない…といっても、標準43歳がどんなのかもワタシは解からないんだけど(苦笑)。今夜の模様は一部、NHK-BS2の『ウェンズデイJ-POP』とかいう番組で放送されるとのこと。録画しよー。