スガダイロー・菊地成孔・外山明@新宿ピットイン
本日2日目のスガダイローさん4Days@新宿ピットイン。菊地成孔(sax)さんと外山明(ds)さんとのトリオで極上インプロナイト。さすがの立ち見で休憩時間も席を立てない状況。初っ端から3人ののスピード感、強度、瞬発力ですっかりヤラれる。外山さんの「ならでは」感はさすがのもの。他の誰でもない「外山明」をどのライブでも感じるけど、やはり即興だとひときわ強い。ピアノの音をもっとマイクが拾ってくれればよいかな?と思えるほど、ダイローさんのピアノの音が引っ込んでた気がしたんだけど、それでも圧巻の全力プレイにタメイキ。外山さん菊地さんが長年共演しているだけに、ダイローさんの比較的(笑)若者感があるスパイスは効果テキメン。極上の艶めきを放つ、ワタシにとっての最上級saxophonePlayer菊地成孔さん。他にもSax巧い人なんてたくさんたくさんいるんだよね。でもワタシには、音質、音色(オンショク)、音の重たさ、歪み(ひずみ)、うねり、ブレス、訛り、タンポのノイズまで、菊地成孔のがイチバンで揺らがないのだ。今夜はアルトとソプラノで、ものすごい深い色めきを感じさせてくれた。やはりワタシのアイドルだ、と再認識。これはいつまでたっても絶対的なのだろうな。3人の音が体の前みごろに当たってくる衝撃と浸透圧は何にも代え難い絶頂感。アンコールは、しっとりスタンダードナンバー「Every Time We Say Goodbye」(だと思う)。すっばらしい。大拍手の一夜。