古谷淳the otherside quartet@新宿ピットイン昼の部
先週休日出勤した分の代休とってみた。いまの職場になってから銀行や郵便局に行く時間もとれないので、そんな諸々の事務用事を済ませちゃったあと、池袋バレルハウスへ行ってポークビンダルーカレーの玄米ランチ。お昼のバレルハウスは雰囲気違ってまた新鮮。腹ごしらえしたあとは新宿へ。本日のメインイベント、新宿ピットイン昼の部。もう仕事を半休して昼の部なんて聴きにこられないと思ってたのに、代休取得は必須なのでせっかくだから古谷淳the otherside quartetの日にぶつけてミタ。久々のこのカルテットは、いつもワタシの脳裏に懐かしさを映し出す。スティーヴィー・ワンダーの「You are the sunshine of my love」のアレンジの秀逸さ。前に聴いたときとまたチョト違って、こうキタか!といった新鮮さがある。美しく清々しく流れ出る演奏、そのいっこいっこの丁寧さに感動する。千北さんのベースの一つ一つが粒立って並び揃うなかに、ソプラノみたいなクリアーさで奏で切る西口さんのテナー。ここはこんなでこれだけかっこよくなるんだよ、というアプローチが見事な服部さんのドラム。場数が実を結ぶのか、バランスの妙が本当にプロフェッショナルさを感じる。氷のような透き通った冷たさ、空気にとけていくような温かさ、どれも古谷さんの指先から放たれるピアノの鳴り。繊細な彩りもダイナミックなげんこつも、もれなく美しさを忘れないのが、彼に備わった技術なのかも。終わってから服部さんにご挨拶できて、少し話せてヨカッタァ。帰り際に古谷さんがおっきい声で「ありがとうございました」と言ってくださったのもとても嬉しかったナァ。気分いいままお客を帰らせるのも、プロフェッショナルの心意気。まごころが感じられる対応って人としても尊敬できるものである。the otherside quartet are古谷淳(pf)西口明宏(Sax)千北祐輔(b)服部正嗣(ds) ↓昼ビィル!このあとは、新橋に移り、ずっとワタシの仕事の都合でできなかった飲み会へ。いま職場で無口に生まれ変わったワタシが、久々に人としゃべった貴重な時間。ありがとう!の夜。