後藤篤SOLO@なってるハウス
今年のライブ初めは、本来であれば440ランチライブで勝井さんU-zhaan坂本美雨さんであったのだが、昨今の新型コロナウィルス感染拡大による2度目の緊急事態宣言か、出演者の都合により、とのことで延期に。てなわけで、今年のライブ初めは後藤篤ソロ、となった。楽しみにしていたので、延期中止にならなくてヨカッタな~。場所は1年以上ご無沙汰の入谷なってるハウス。後藤さんのSOLOは、アケタの店以来。今日はかたわらにエレクトロニクス揃えての布陣。循環奏法っていうのかな、むらのない滑らかなロングトーンでスタート。インプロも曲も、後藤さんのトロンボーンの音はトーンがキレイでフレージングの引き出しも多さに感動する。エレクトロニクスはふんだんに使われるでもなく、効果的で印象的な音像をうっすらと長く残すような、シンプルでスタイリッシュなものだった。次々にページをめくるように展開されるも、練りに練られた順でひとつのアルバムができてゆくよう。SOLOというのは、いまそのミュージシャンの中にあるもの、が、考え抜かれて表出されるので、通して聴くとおもしろい。前回アケタの店で聴いたSOLOも素敵だったけどそれのグレードアップなどではない、別な面白さを出してきた、って感じ。率直にオモシロかった!しばらくしてまたきっと演ってくれるだろうな、音がとても楽しそうに聴こえたから。