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登り始めた時には満天に星が煌めき、間もなくオレンジの大きな月が現れて美しい天体ショーに歓声をあげていたのですが、頂上に近づくにつれて雲は厚みを増し、ついに雨を降らせ始めました。
Rちゃんからは笑顔が消え、進める距離もだんだん短くなって。 周りには、リタイアして引き返す人もちらほら出始め…。 それでも、Rちゃんは、キュッと唇を噛み締めて、前に進むことを選んで。 ふいに、そんな彼女が、とても尊く素晴らしい存在に感じられて、頭を下げたくなるような気持ちになって。 そして、当初の予定をオーバーしながら、 山頂へ続く階段を登りきり、 私たちは3人揃って、辿り着いたのでした。 頂上へ私たちを受け入れる鳥居をくぐった時、皆の目からは涙が溢れて… ただ、Rちゃんに 『ありがとう』 しか言えませんでした。 同じ山に三回登って、三回目で、頂上に感動して泣くなんて、夢にも思いませんでした。 本当に、想像もつかなかったような感動を頂きました。 日の出も見られず、降り続く雨を逃れて山小屋でお汁粉の祝杯をあげ、すぐさま下山しました。 最初の計画とはだいぶ違う結末になったけど、今回も登って本当に良かった。 ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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