テーマ:映画館で観た映画(8571)
カテゴリ:とにかく印象が鮮烈☆
はじめてこのタイトルを目にしたとき、てっきり何かの比喩だと思ったんです。 だから文字通り、日本海溝に向かって日本が沈んでいく話と聞いたときには びっくらこいた思い出があります。 一度聞いたら忘れられない、すごいインパクトのあるタイトルですよね。 *「日本沈没」公式HPは→こちら 観ててだんだん気持ちが辛くなってくる映画でした。 (映画の出来がひどいという意味じゃありませんよ…) 「SFだよー!ありえないよー!」と現実に立ち返ろうとする一方でどうしたって 「もしも、自分がこんな状況に直面しちゃったら…」って考えさせられて しかも明るい未来なんて全然想像できなくて意味もなく叫びだしたくなること多々。 いや、自分だったら真っ先に死んじゃうタイプ… (或いは海外に避難するよりは沈没する方を選ぶ)だろうなーと思うんだけど。 こういうときパニックに陥らずに自分のやるべきことがちゃんと見えてる人、 使命感のある人は強いだろうな、と思えて羨ましくなります。 うん、日本が沈没することは先ずありえなくても? 近い将来地震などの災害に遭遇する可能性は高いわけだし、 その時は子供を守って自分をしっかり保たないといけない!と決意を新たにしたり。 でもなー・・・フィクションとわかっていてもやっぱり観ていて辛かったなあ…。 どうしてだろう。 著者である小松左京さんはインタビューで 「日本人に“日本について”“国土について”考えてほしかった」と答えていらして その言葉が一番印象に残っています。 住む土地(国)があるというのは実はすごい、ありがたいことなのかも…と。 まあ色々思うところはあるにしても、です。 (丁度森絵都さんの「風に舞いあがるビニールシート」を読んでいる最中で、 “難民”をいう言葉に敏感になっていたせいもあるかもしれません。) 大学時代、「来るべき災害に備えて首都を移転するべきだ!」と 授業の度に力説する先生がいたのを思い出しました。 その先生が候補地にあげていたのは阿武隈山地という場所。 宮城県と福島県の境辺りに位置する場所でしょうか。 その先生が語られるにはここの地盤が一番強くて安全なのだそうです。 映画中、福島県の一部地域が“いまだ災害にあっていない場所”と 表示されるのを見て、その先生の説を思い出したんでした。 それをいったら柊の住んでいる場所なんて丁度断層の上なんだよなー。 かなり不安です。 宮城県沖地震なんておきてほしくないよー!! うーん、しばらくは草ナギくんの顔を見るたびに「日本が沈没したら…」なんて うなされそうな気がしてきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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