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前作、『チーム・バチスタの栄光』を読んだ後に感じたような爽快感が薄いのは 歌から得られる効果に、果たして小説で書かれているようなことが 本当に起こりうるのだろうかと半信半疑になってしまう、そういう曖昧さを 残しているからじゃないかなあ…なんて思ってしまいました。 東城大学医学部付属病院・小児科病棟に勤務する浜田小夜は、 子供たちのメンタルサポートを不定愁訴外来・田口に依頼する。 その渦中、患児の父親が殺され、思いもかけない展開を…。 メディカル・エンターテインメント第2弾 (bk1より) 医療現場を舞台としたミステリなれば、起きる事件はフィクションであっても 医学的な側面での記述には確固とした事実、正確さがあって欲しいので 「本当かな~」と曖昧な印象を抱かせてしまうのはマイナス要素のような気が してしまうのです。 例えばコーンウェルの『検屍官』シリーズなんて読みなれてしまった自分には (これは検死の場面を読んでるだけで妙にぞくぞくする怖さがあったりする) 冒頭の検死のシーンからして物足りなく感じられたりとか、 そういうひっかかりがちょこちょこ積み重なってしまった気がするのでした。 むしろ事件そのものより、挿入されていたヒーロー物のとんでもない設定などが 妙に可笑しくて、気になってしまいました。 ライバルの出現により、白鳥さんの暴走がやや押さえられていたし!? 次回作に期待したいと思いますー。きっとシリーズがまだ続きますよね。 うーん、しかし病院を舞台にして次々事件が起こるっていうのは…どうでしょう。 ミステリのシリーズ物で一番難しいのは病院を舞台にしたものかもしれない。 病院って信用一番って気がするし(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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