テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:読んで(観て)みました。
観た感想を一言で言い表すなら…“グロテスク”…かなあ。 この映画を観て嗅ぐことの出来た匂いといえば、死臭、退廃、そして…快楽? 最初から最後まで、妙に寒い緊張感が背中を這い続けてました。 そしてクライマックスには正直、吃驚仰天でした。 *「パフューム~ある人殺しの物語」公式HPは→こちら グロテスク、という言葉を使うと目を逸らしたくなるものという印象を持たせて しまうかもしれないけれど、この映画の場合はむしろ逆で吸い寄せられる感じ。 宗教画のそれも地獄絵図なんかをまじまじと凝視してしまう感じに似てます。 主人公の香りに対する執着も、それ以外のことには無頓着なところも とても理解することは出来ないけど、壊れているということだけはわかる。 なんとうか、強烈な映画ではあります。 香りという目に見えないものをこの映画では音楽で伝えてます。 だから映画中で流れる音楽はとても典雅な印象で、素敵でした。 (その分映像は暗く、主人公が常に薄汚れた格好でいることと強く違和感を感じます) 香水を音楽に例えて教授する台詞があったけれど、 それもわかるような気がするなあ。 原作(つまり言葉で)香りについてのこの物語を読んだらどんな感想を 持つのかな、と興味が湧きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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