カテゴリ:読んで(観て)みました。
南の島が物語の舞台になっているからでしょうか。 いつもの、「自分のすぐ近くにも異界の入り口があるかもしれない。」というような わくわく?ぞわり、とするような高揚感が薄まってしまったような。 そして怖さより、不思議さの方が9割を占めている感触でした。 収録されていた作品中では「紫焔樹の島」「まどろみのテュユルさん」「夜の果樹園」が印象強かったです。 恒川さんの描かれる不思議世界は想像力豊か。 空気が濃密で、その雰囲気にいつの間にかのみ込まれてしまう。 結末が予想外なところに着地する。 うーん、でももう少し“怖さが欲しい”なんて思っちゃうのは贅沢でしょうかー。 柊の読書メーターは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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