テーマ:映画館で観た映画(8571)
カテゴリ:読んで(観て)みました。
山好きの夫に誘われて観に行きました。これは…ドイツ版「剱岳~点の記」ですね。 実話ということが映画を重く、苦いものにしているとしても…言葉を失ってしまいます。 そもそも…柊は登山に対してあまりいい印象を持っていないのです。 そういった先入観も左右しているかもしれません。 登山家が少なからず放つ征服欲のようなものに反発を覚えてしまうのです。 「初登頂」という言葉を聞くと、聖なる場所が汚されたような印象を抱いてしまうのです。 命を危険にさらして、家族やいろんな人に心配や迷惑をかけてまで登る価値が 山にあるとは思えません。 万が一遭難して、救助隊の人の命まで危険にさらしてしまうようなことになったら? そんな行為は馬鹿げているとまで思います。 言い過ぎたかも知れません。 登山をする人すべてがそういう考え方で登っているわけはないかもしれないけど。 それでも、どんな山だろうと登る前から安全が保障されている山なんてものはありません。 山を登っている間…誰かを心配させているとしたら。 柊はそんな行為を容認することはとても出来そうにないです。 そんな心配の前では、地上から眺めるどんな美しい場所も禍々しいものに感じられます。 この映画を観てそんなことばかり感じてしまう自分は了見も、心も狭い人間なんでしょうか。 映画を観て泣いている人もいたけれど、柊は怒りの方が先立ってしまってとてもそんな余裕ありませんでした。 *映画の公式HPは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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