カテゴリ:読んで(観て)みました。
家族、ご近所づきあい、学校や勤め先。 ごく普通の、でもすごく狭い閉じられた世界でのお話…ですよね。 狭く閉じられた人間関係の中で、一人ひとりが鬱鬱とした不満や小さな望みを抱えて 「その日その日を何とかやり過ごせた…」って気持ちで暮らしていると思ったら なんだかすごく落ち込んでしまいました。 登場人物たちの気持ち、わかる気がする。 でも皆嫌いだし、苦手だ。勝手だと思う。 だけど、気持ちがわかるってことは自分にもそういう似た部分があるということで それに気づかされることがホントにホントに嫌だ。 自分の嫌な部分を拡大して見せられる鏡のような。 思わず目をそむけたくなるような。 何が、どんな言葉がきっかけになって事件が引き起こされるのかわからない不安。 それは小説中の出来事ばかりじゃなく、自分の身近にもあることかもしれないんだ… そう思ったら。 湊さんを読むと、人間ってこんなにこんなに寂しい生き物なのかな…って思います。 湊さんの『往復書簡』も図書館から一緒に届いているけど、 続けて読む元気ないかも… 柊の読書メーターは→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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