カテゴリ:読んで(観て)みました。
小説の核となるのはアイデアか、展開か、文章そのものか、はたまた行間か。 この小説集は作家の乙一さんが、読者から応募したアイデアを基にリメイクした作品なので どれも「完全なオリジナル」ではない…でも、乙一さんらしさが加味されてるという不思議な短編集です。 だからかな…黒乙一が好きな柊としては、物足りなさを感じたりもします。 とくにあとがきなどを読むと、リメイクするにあたって、元になった作品に対する遠慮といいますか、 「この部分だけは壊しちゃいけない」というような制約を無意識にもかけていたように感じられ そう云う手加減、匙加減をまったく意識させない「乙一さんオリジナル」が今度は読みたいよー。 …という気持ちにもなりました。 収録されている作品中好きなのは「青春絶縁体」と「ホワイトステップ」です。 「コンビニ日和!」も楽しかったけど。 柊は毒舌の応酬が好きなのかもしれません…。 絶対こんなこと言えない、言える相手もいない、でも小気味良いという会話が好きです。 柊の読書メーターは→こちら 柊のつぶやき(Twitter)…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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